ストーカー 3日目の逆襲のレビュー・感想・評価
全3件を表示
パパはストーカー
というよりシリアルキラー。家族には出張と偽り、旅先で女性を山小屋に監禁して慰み者にしては殺害を繰り返していた男。
「ブレーキダウン」や「ミスターブルックス」など、普通の善き家庭人が裏では冷酷な犯罪を繰り返していたという、人間の持つ業というものを見事に描いていてなかなかぞっとさせられる作品も多い。
監督は知るひとぞ知るピーター・ハイアムズの息子ジョン・ハイアムズ。あのユニバーサルソルジャーの続編を二作続けて監督した凄い人。
本作は始まりは「激突」よろしくストーカードライバーに付きまとわれる気味の悪さ、そこからの拉致監禁、そして脱出、大自然の中を決死のサバイバルと内容は盛りだくさん。自然も美しく、ディカプリオの「レヴェナント」を彷彿させるも、作品的には薄味に仕上がってます。
ただ、作品のネックとなる悪役のキャラは申し分なし。生理的嫌悪感たっぷりの最低最悪のクズ野郎をこの見知らぬ俳優さんが見事に演じてます。タイトルでネタバレしてるので物語の展開は特に意外性ないです。邦題でのネタバレはほんと勘弁してほしい。
女性一人での長距離にわたるドライブ、ただでさえ心細いのにジェシカは夫を亡くしたばかりで傷心の身、そんな彼女がいかにも見た目からしてKKKのメンバーのような白人至上主義者的な面構えでどう見ても怪しい男に付きまとわれるわ、拉致監禁されるわ、いまだ癒えていない心の傷をほじくり返されるわ、逃げても逃げても追ってきて、足に木の枝は刺さるわ、銃で撃たれるわで、散々な目に会います。
それだけに終盤はリベンジで相手を痛い目に会わせて観客の溜飲を下げてくれるんだろうと期待。奥さんにチクるのは良かったけど、結局は殴り合いの力業で決着。もう一味ほしかった。
最初から最後まで特に意外性もないけど鑑賞中は楽しめる。主人公の女優さんもめちゃくちゃ魅力あるわけでもなく、かといって全然魅力ないわけでもない。配信で見るにはちょうどいい塩梅の作品。
ドロレス…
片側車線を追い越したけど、こんなに追い詰められるのか。妻も娘もいる普通の家庭人が何で?何目的なんだ。初めてじゃない感じだし。助けてくれる人は必ず殺られる。結局旦那の自殺原因は不明のままだけど、足負傷、腕も撃たれてるけど、ドロレス勝利。
最後までワクワクして見られる
旦那さんを亡くした精神状態で車での長旅という、危なかっしさ満載の設定で始まるアメリカ映画らしくない雰囲気のアメリカ映画。
登場人物の少なさで最初の頃は誰がストーカーなのか分からぬままのワクワク感も少しあり、途中でやっぱこいつかw的な、捻りのない展開ですが何故か中々にハラハラさせられる。
本当の彼の目的がよく分からないままだが、監禁中のシーンで「前の子もそう言ってた」とのセリフで常習犯だったんだろうな〜と。今までの子どうなったのかな?
途中出てきた見た事のあるおじさんの役者さんが可哀想過ぎ。
でも全般的に緊迫感も続き最後まで飽きずに観られる、こういうの好きな感じの良質な映画かと思います。
御飯食べながら観るの気持ち悪そうな奴出てきそうだからダメかな?と勝手に思って昼間に観たけど全然晩御飯中でも観られますww
全3件を表示