「仁義なき闘い」映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ 映画読みさんの映画レビュー(感想・評価)
仁義なき闘い
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そのファンシーな外見からは想像もつかないエグい出自を持つ
脛に傷を持ちながらも、夢を追う者たち
と
なんでも叶える魔法…
が、上手く使えない魔法科っコの劣等生
が出会うとき
その夢叶わぬ苦しみを目にした魔法っコは…
「頑張っても夢が叶わないなら
死んでしまえば楽になるよね」(ナレーション:井ノ原快彦)
(言ってない)(直接は言ってないだけ)
そうだ寝込みに
アバダゲブラ
ゾルトラークで“救済”だ
夢とは?
願いとは?
生とは?
欠点とは?
個性とは?
本物の自分とは?
果たして、僕とは……何?
本邦を代表するダークファンタジーといえばまずベルセルク、次にちいかわが来る現代だが、本作はそれらとややずれてロシア文学みたいな「哲学」による猛襲を得意とする。
子供も観る作品でそんなものを作るのはどうなんだという反応は当然だが、同時に子供向けにやさしくまるくパッケージングしないと受け止められない題材でもあると思う。この緩さでやってくれるから哲学をエンタメとして摂取できるのであって、ここまで緩くしてくれないと鬱になってしまう。カレー作りの最中に納豆が合うと発見したのか、納豆を食べさせたいがためにカレーを極めたのか怪しいレベルの調和。自分としてはめちゃくちゃお気に入りの作品になってしまった。60分でこの満足感はありたがい。
ナレーションの井ノ原快彦さんも、1作目に比べて大変上手になられている。この2作目の「……~だよね。」は癖になる。
大人も全然楽しめる劇場シリーズなので、3作目が楽しみだ。
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