オール・マイ・ライフのレビュー・感想・評価
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【人間の平均余命は27375日。だが、その日々をキチンと悔いなく生きているかを問い掛ける作品。実話ベースである。】
■婚約したばかりのジェン(ジェシカ・ロース)とソル(ハリー・シャム・Jr)。
だが、ソルが末期肝臓がんで余命半年と宣告され、結婚式は諦めざるを得なくなる。
残された時間のなか、友人や家族は結婚式を2週間で実現するため、クラウドファンディングを開始。すると、世界中から温かい支援が集まる。
◆感想
・実話がベースの物語だそうである。
・だが、如何せん見る側に伝わって来るものが希薄である。
<余命半年の男性とその恋人の純愛を描くチャーミングなラブストーリーという設定で物語は展開していくが、もう少し掘り下げて欲しかった作品である。>
2時間ドラマ
クラウドファンディングの使い方。
now never 〜今しかない〜
さっくり見れた
一言「愛の質量って、長さじゃないのね」。
予備知識なくみたら。
「余命半年の花婿」。へ⁈。
出会って恋に落ちプロポーズ。結婚式を挙げようと準備したら。
花婿に肝臓癌が見つかって・・・。
病気のせいで、シェフなのに料理の味がしない。
「一人で決めた方が楽だ、薬も最後も」。
自暴自棄にもなる夫を、妻が支えます。
闘病物になっていないところがちょい一風変わってる。
夫婦の友達達が、すごく心強い。
「what can we do?」(私達に何ができる⁈)。
そんな友達達が二人を支えていくところがいいなあ。
病気治療にお金がかかるから、と諦めた結婚式も。
友人達が始めた「クラウド・ファンディング」で集まり。
いろんな人の協力で実現させる。
で、結果どうなったんだろう?のラスト、で気づきます。
「愛の質量は、その重さ。例え短くてもずっしり受け止められる日があれば、ずっといられる」。
エンドロール前に、実際の二人の結婚式シーンの映像が流れ。
この作品が夫に捧げられた1作とありました。
ここに一組の夫婦の姿があったことを、ひしと感じました。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「いや、幸せ以上だ」
映画化する内容かな?
泣くやつ
HappyDeathDayでJessica Rotheをはじめて見た。にほんご表記だとロースかローテになっているのだが、あっちの動画をみているとスよりもテよりもサにちかく、舌をつかうやつのような聞こえをする。こういうくそなまいきなことを言う人はえーごに詳しいはずだが、わたしはえーごが解りません。
ところでHappyDeathDayもその続編も、日本でものすごくウケた。楽しい映画だった──のはまちがいないが日本では異常な高評価だった。その理由をGroundhog Dayを知らない世代にウケた。と分析したが、元来それもくそなまいきな話である。わたしが若者だったら「むかしの映画を知っているからってマウントをとるつもりかよ、おっさん」とののしるだろう。
もうひとつJessica Rotheが日本人ウケしたから──とも分析した。どうだろうか。こじん的には自暴自棄になったツリー(HappyDeathDayでの役名)がすっぱだかで闊歩するとこはよかった。(胸上ショットだったが。)
Jessica Rotheの来歴を見ると2010年から知らない映画がずらりと並んでいて、そうとうな苦労人だと感じられる。
ダコタファニング主演のPlease Stand By(2017)という映画がある。HappyDeathDayの同年だが、Jessica Rotheがほとんど端役あつかいで出ていた。このちょっとだけ出ているJessica Rotheがものすごく巧くて、役者としての実力はむしろ一瞬だけ出ているPlease Stand Byで察知した。のだった。
34歳(2021現在)は世間的には若いが、子役からスタートするエンタメ業界では、ファニング姉妹やKathryn NewtonやZoey Deutchなど25歳あたりですでにベテラン俳優に枠取りされるのが常態化している。
根無しの無名俳優からスタートし、それらのセレブスターに比肩するまで費やされた結果が30代だった。と言えるのではなかろうか。そのエイジングというか下積みのような老成感が、ふと顕現することがある。とかなんとか。まあふつうにきれいなひとではある。
わたしは異常ヒットしたコメディ映画「湯を沸かすほどの熱い愛」のレビューに日本人はしぬしぬで釣れると書いた。さきに断っておくが、この映画のモデルとなった肝臓がんにかかった男性とそれを知って結婚式を挙げた女性のふたりに悪意はない。ただし日本人は露命の設定にべらぼうに弱いためフランダースの犬の最終回で天下をとれてしまう。それはぜったいにまちがいがない。この映画の高評価もそれを証明している。
よってこの映画にたいする定点はウィキペディアにもあるRotten Tomatoesの見解がすべてを語っている。
『観客の心の琴線に触れようとしているのが見え見えで興ざめである。とは言え、『オール・マイ・ライフ』の主演2人が織りなすケミストリーは心のこもったものではある』
(オール・マイ・ライフのウィキペディアより)
他に言いようがない。誰がどう見ようと勝手だが、しぬで釣られんなよ日本人──と、個人的には思った。
ただし、である。Rotten Tomatoesさえ気づかなかったこの映画の最重要因子は男がアジア人であること、に他ならない。
アジア人女性とちがい日本人男性をふくむアジア人男性はこの惑星でモテないにんげんの上位をあらそう。そんな男性がゲルマンの女とカップリングされる。この映画の日本評価は、それによって高かったのだ──と信じたい。
前向きに生きる
結婚式を前に余命宣告をされた花婿と、それを支えた花嫁と、さらにその2人を支えた友達と周囲の人々の話。
普段ならこういう映画には足を運ばないのだけど、主演の2人が大好きなので、映画館で観る価値はあるだろうと思った。
病気の事がわかっても、2人も周りも歩みを止めず、明るく元気に、物事を進めていく姿勢が素晴らしく、実話を元にしているのが驚かされた。
ラストに流れる本人達の映像でもみんな明るくて、本当に素敵な結婚式だったんだなと思わせた。
ただ、宣告から結婚式までの期間が2週間というのがわかりにくく、折角の頑張りが少し伝わりにくかった。
しかし、限定公開という事で、短期間の公開は勿体ない。
映像は美しく、大画面で観る価値はある。
#all mylife
now or neverという熱いメッセージ
結婚することを決めたカップルに襲いかかる悲劇。余命半年と診断された彼氏とどのように過ごし、結婚式をあげるのかという実話ベースの物語。
出会いと最初のデートのシーンは結構好きで、それだけで2人を応援したくなる。使われる曲もOASISだったり、PAT BENATARだったり、好きな曲なので気持ちも上がる。結婚式やラストでのセリフも感動を誘う。ありきたりの日々がとても大切で、悔いのない人生を生きようというメッセージは心に響いたし、涙を流しそうになった。なかなかいい映画だと思う。
ただし、ボロボロ泣くような展開ではない。プロポーズはあの曲でいいのか?と思ったり、余命宣告の流れが今一つはっきりしなかったり、最後に残したプレゼント?が釈然としなかったり。今一つ乗り切れなかったのは残念だった。でも、もう少し上映館が多くてもいいとは思う。
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