劇場公開日 2021年9月10日

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浜の朝日の嘘つきどもとのレビュー・感想・評価

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4.5残像効果で半分は暗闇を見てる根暗映画好きどもにお勧めしたい!

2021年9月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

笑える

幸せ

uni試写会にて鑑賞。

「あなたは何故、映画好きになりました?」
と問いかけられるような作品です。

自分自身が映画好きになったキッカケを思い出しノスタルジックな気持ちになりました。

映画好きさん達なら何かしら自分に重ね合わせて観れる作品なのではないでしょうか?

「映画は残像効果で半分は暗闇を観てる。だから映画好きは根暗が多いのね」という台詞が最高に好きです。
私もそんな根暗の1人です!

フィクションは"嘘"という意味だけどその嘘を皆んなで泣いて笑って楽しめる。

「浜の朝日の嘘つきどもと」と言う、ちょっと難しいこのタイトルにも観賞後にはフフフと笑顔になれますよ。

"嘘つきども"とは嘘をついた人間?
それともフィクションの映画??

いろんな解釈ができて十人十色。
知らない人たちが集まって1つの物語を観て泣いて笑って、違う感想を持つ映画館。

「映画館がいつでもあると思ってるから皆んな大切にしないんだ」というセリフも印象的です。
ネット配信などでも映画が観れる便利な世の中ですが、映画館の良さを改めて感じました。

映写機を可愛くわかりやすいイラストで説明してくれたり、沢山の懐かしい映画達も登場したり…!
映画好きな根暗どもにお勧めしたい作品です!!

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おもちまろ。

4.0すべての人におくる映画体験

2021年8月28日
iPhoneアプリから投稿

泣ける

笑える

楽しい

映画を好きにさせてくれた恩師との契り。それは、偏愛全開な二本立ての名画座を立て直すこと。
映画の深みを倍増させる暗闇の異空間。観客と一体となって、感情を共有し、無限の可能性を観せてくれる映画館の尊さよ。
まさか大久保佳代子に泣かされる日が来るとは!
この映画自体、映画館で観れて良かった!!
今作は、映画に共感を見出す人、映画に人生を救われた人、そして映画に少しでも勇気をもらえた人に加えて、そんなに普段映画を観ない人にみてほしい。もちろん映画館という特別な空間で。映画好きとなるきっかけの場所で。

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ムービードープ

4.0観たってお腹が膨れるわけじゃない…だったら「映画の持つ力」とは何か?!

2021年8月22日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

『岬のマヨイガ』『護られなかった者たちへ』などに続き、こちらも東日本大震災後の人々の姿が描かれていた。

これは偶然ということもあるが、実は時期的なものもあって、災害や事件を題材として描く、特に『遺体 明日への十日間』のように、その題材に直接的に描いたものではなく、それによって人生が変動し、そこから再生していった過程を描き、尚且つ「今」を語るとなると、製作年数も入れて、どうしても約8~10年というスパンが必要になってくることも要因として大きい。

だからこそ10年経った今、東日本大震災を扱った作品が連続しているのだろう。特に今作に関しては、そんな震災を経験した人々が、次は新型コロナに直面してとしまうところ、つまり現在進行形の物語が描かれているのだ。

同じ「映画」というものを題材を扱った作品としては、『キネマの神様』も現在公開中だ。『キネマの神様』の場合は、映画制作に関わっている人々という点では、等身大の人々の姿が映し出されたていて、その中で山田組ならではの安定感があった作品といえるだろうが、残念だったのは、新型コロナの影響という点で物語に反映させている割には、そこから「映画の持つ力」という点で、あまり機能しておらず、取って付けたような感じがしてならなかったことだ。

しかし、今作は逆に、そこがピンポイントで描かれていたのだ。

今作の舞台となっている映画館「朝日座」は、 福島県南相馬市に実在している名画座だ。ドキュメンタリー『朝日座 ひはまたのぼる~南相馬・朝日座と観客達のものがたり~ 』『ASAHIZA 人間は、どこへ行く 』などのドキュメンタリーが制作されたり、「朝日座を楽しむ会」として、不定期に映画の上映イベトなども行われているなど、福島復興の象徴のひとつとしてや、文化遺産としての側面からも注目が集まっている。

そんな震災を乗り越えた「朝日座」が次に直面する、復興を妨げるような、新型コロナに耐え抜けるのか、という入り口から、「映画の持つ力」というものを挫けそうになりながらも、登場人物たちが探求していく物語となっている。

劇中の中で、「映画を観てもお腹は膨れないけど」というセリフがあるが、それによって救われる人もいるし、希望を見出せる人もいる。誰しもがそうとは限らず、映画を観たからといって救えないものもあるけど、そんな映画が暗い世の中だから必要。

映画というものは、戦争や不況などの辛い現実から逃れる現実逃避として扱われてきた側面も実際にあるが、時には現実逃避も必要であって、そこから新しい道を見出していくのも、また映画の役割が大きかったりする。

もちろん、人によってそれが映画とは限らず、音楽だったりアートだったり…と違うわけだが、それを絶えさせない人々の姿にも希望が見出せたりするわけだ。

小さい劇場や名画座は、時代の流れやシネコンなどによって、経営を圧迫されてきた上に、災害や今回の新型コロナのような事態では、生き残れない現状がある。これは映画館だけに限らず、小売りや飲食店も同様のことであって、そこに関しては、共通したテーマがある。

映画は娯楽だから、なくたって死にはしないという考えもあるかもしれない。『サマーフィルムにのって』でも、そういった問題が扱われていたし、劇中でも「今の人は映画なんて観ないでYouTubeを観てますよ」というセリフもあった。

果たして本当にそうだろうか…飢えて死ぬということはないにしても、映画によって、救える命が少しでもあるという意味では、ないと死んでしまう人もいるのだ。映画だけならシネコンでもいいかもしれない、だけどその映画館それぞれのもつ個性や雰囲気が人を救ってくれる部分もある。

「大変なときに映画なんか観てるんじゃない!」じゃなくて、大変だからこそ、映画を観てもらいたいと私は思う。

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バフィー吉川(Buffys Movie)

3.5高畑充希と竹原ピストル・・

2021年1月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:TV地上波

泣ける

夜中に地上波で見た。テレビドラマらしい。映画ではないが、良い作品。キャストが豪華。

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亮一君
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