劇場公開日 2021年9月10日

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「大久保佳代子さま」浜の朝日の嘘つきどもと khanibalさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5大久保佳代子さま

2021年9月26日
iPhoneアプリから投稿

まずは、大久保佳代子さんの事が好きな事が再確認できました。個人的感情。
愛してます。
で、劇中に「それはセンチメンタルです」と云うセリフがあるが、まさに映画へのセンチメンタリズムが強すぎる映画だ。
そのためか実在する映画館と架空のリアリズムの対象が、なんだか間延びした展開を感じさせ、ラストも緩くしまる。
しかし、大久保さん演じる教師が、劇中で映画を観て泣くシーンの様に、笑うか泣くかは個人の感情や背景の問題だ。必要なのは、収納機能である映画館だ。と、この映画は伝える。

日本人は、資本家にでもなった様に、お腹が満たない事を切り落とす癖が、ここ10年あたりで身体に染み付いた。
監督は強く否定する事もなく、潰れそうな映画館を象徴に一抹の不安を伝えているのだろう。

khanibal
NOBUさんのコメント
2021年9月26日

今晩は
 共感有難うございます。
 只、一点、”潰れそうな映画館を象徴に一抹の不安を伝えているのだろう。”の後に、【それでも、映画を劇場で観る事に拘る】人は、現況下苦戦を強いられるミニシアターで映画を観るために車で一時間半以上かけて(私が敬愛する方はタクシーで大枚払って観るべきである、というメッセージを感じた映画でもありました。
 じゃあ、お前は全部映画館で観ているのかよ!と言われれば、Uでも観てます・・、といきなり小声になるNOBUでした。(だって劇場でやってないんだもの)

NOBU