「押し付けかどうか?」日本独立 村上さんの映画レビュー(感想・評価)
押し付けかどうか?
押し付けかどうかといえば押し付けだが、たとえ押し付けでも日本がハッピーになればそれはそれでいい。
押し付けでなくても日本がハッピーにならなければそれはよくない。
問題は内容。
第一条はともかく、第九条はちょっと無理がある。世界に先駆けて理想を語るのはいいが、あまりにも現実を無視していて、無責任な押し付けの感がある。
しかし、ソ連の介入など考えれば当時の状況からして致し方ない面があるのもわからなくもない。
やはり一番問題なのは九十六条(改正)だろうか?
いずれにせよこうした問題を投げかける作品ですね。
専門家とはいえ、旧憲法にコテコテに染まった松本烝治氏に改正案作りは無理でしょう。柄本明さん、名演技でした。
原作もパンフもないのは残念でしたが、須藤孝光氏の本が「これがタネ本では?」というほど本作品の内容に沿っていて興味深いです。
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