「レイ・ザ・バレルが切ない」機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション完結編 自由の代償 HDリマスター Don-chanさんの映画レビュー(感想・評価)
レイ・ザ・バレルが切ない
完結編だけでも何度も観れる重厚な内容。
モビルスーツ戦のみならず会話が熱い。
ほとんど何も知らされずに戦士として駆り出されているシンとルナマリア、偽物のラクスで世間を騙していることを考えると、デュランダル議長は強引な独裁者である。
しかし、誰しも自分が悪に加担してることになっているとは認めたくないものだ。
デュランダル議長の提案する未来が悪いものなのかどうかは、その卑怯な進め方を見て判断すれば、現時点ではオーブ軍の主張が正当である。
デュランダル議長の提案する世界がどのようなものなのか映像で見てみたい気もする。
メインの主力モビルスーツのパイロットが若いメンツというのはありふれているが、戦艦ミネルバとアークエンジェル、エターナルの各艦長が美しい女性達で印象的な作品であった。
無傷のタリア・グラディスが、動けぬデュランダル議長を膝枕しながら、泣きじゃくるレイを抱き、ねぎらいの言葉をかけた時に始まるBGM『Fields of hope』(歌ラクス・クライン)が、その後のラストまでの場面に合っていて、大変素晴らしい。
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