劇場公開日 2021年8月20日

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ドライブ・マイ・カーのレビュー・感想・評価

全789件中、561~580件目を表示

3.5トイレに席をたつ人、最多の映画でした。

2021年10月10日
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鑑賞方法:映画館

初めの音の語りのシーン。
少し入り込めなかったけれど、
「そうか、村上春樹さんの作品か。」
と自分の中で一つ前提を作ると、
入っていくことができました。(原作未読ですが…)

2人の舞台制作陣も、
変なオーラが出ているし、話し方も独特で、現実にいるようないないような。

高槻が捕まった後の駐車場で、
今それをいうこと?と突っ込む家福さん
と2人の宇宙人みたいに感じ、
笑いそうになりました。

でも、村上春樹さんの世界観か!
と思えばよく思えてくる魔法です笑

韓国の俳優さんはやっぱりうまいな
そんな印象を受けました。

最終的にはとても良い運転手だということは分かりましたが、
第一印象が悪い…
こんな人に頼むのかと思いました。

自分と向き合って自分を知り、
その自分に素直になれたらいいのになぁ…

心がゆっくり包まれてゆく感じがしました。

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くるっぽ

5.0愛する人ほど心を傷つけあうことってあるよね

2021年10月9日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

難しい

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hatakeyamad

4.5際立つ言葉

2021年10月6日
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鑑賞方法:映画館

全編を包み込む無機質と静寂、それにより際立つそれぞれが発する丁寧な言葉。
その言葉一つ一つが身体に染み込む様な感覚、何故かうっすらと涙が滲み出た。

きっと呑み込んでいるかもしれない感情を察知したのかもしれない。
そして厳選された言葉がこれ程の力を持つのかと驚いた。
手話を含めた多言語の舞台のシーンもこの効果を感じるものだった気もする。

観る前、キャストの中に霧島れいかの名前を見つけ、ノルウェイの森を歌うシーンが鮮明に思い出された。
世間的評価は別として、トラン・アン・ユン独特のトロンとした空気を堪能出来るのが心地よい「ノルウェイの森」ギターを弾きながら歌うシーンはとても印象に残っていた。

偶然だろうけど、村上春樹と霧島れいかの化学反応は好きな雰囲気だ。

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パプリカ

3.5こういう作品の観方が未だに分からない

2021年10月6日
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Scott

4.0運転の女

2021年10月2日
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少し説明が多すぎるんじゃないかと思いながらずっと見ていてのだか、他者とのコミュニケーションをテーマにした本作は、聴覚や視覚障害者向けのバリアフリー版が別途あるらしい。環境意識への高まりとともに、ダイバーシティ等への配慮のあるなしがマーケットにも直接影響を及ぼすようになってきた社会の風潮を、ちゃんと察知した上での演出だろう。読解力不足が指摘される若者にも優しい本作を監督した期待の若手ホープ濱口竜介の、バランス感覚の良さにも注目したい1本である。

映画中盤、韓国人主宰の演劇祭におよばれした舞台俳優兼演出家の家福(西島秀俊)が開催地の“広島”へとむかうシーンをバックに、初めて映画タイトルが表示される濱口お得意の演出。おそらくここまでが村上春樹の原作に忠実なパートで、以降は濱口監督オリジナルの創作ではないのだろうか。何せその原作短編を読んだことがないのではっきりしたことは言えないのだか、どうもハルキムラカミにリスペクトを捧げたのはここまでだよ、と言っているような気がするのである。

が、説明が多い割には何を言いたいのかがわかりにくい。なぜなら、言葉による他者とのコミュニケーションの難しさを、その言葉=テキストによって説明しようとしているからである。いわば観客ー役者ー演出家(映画監督)の間に横たわる見えない壁(バリア)をフリーにしようと試みた作品なのだろうが、「いまAとBの間に変化が起きた。それが観客に開かれているかどうかはわからない」家福の台詞中の、その“変化”がどんなものかが、映像からはうまく伝わってこないのである。

直近の作品中で、我々観客の映画理解力をゾンビやチンパンジー並みと評価を下しているジャームッシュやカラックスならば、嘆く以前にここですっぱり諦めていたのかもしれない。しかし、濱口竜介はけっして諦めない。尺が3時間近くになろうが、予算をかなりオーバーしようが、役者から濃厚なベッドシーンにNGを出されようがへこたれない。何とかして観客に自分の言いたいことを伝えようと奮闘努力するのである。芸術家としての真摯な姿勢を貫き通す監督なのである。

そのために家福(濱口)がとった(小津やカウリスマキを想わせる)演出方法が、本当の自分を引き出す力があるというチェーホフの戯曲『ワーニャ伯父さん』の棒本読み、外国人、唖者の女優など日本語が話せない&通じない役者のキャスティング、なのである。自分の代わりにワーニャ役に抜てきした音の浮気相手でもある高槻(岡田将生)たちに対し、家福いわく“(チェーホフの)テキストを役者の身体に潜り込ませる作業“を行うのである。役と役者本人の内面との“切り離し作業”と言い換えてもいいだろう。

しかし、車の中で亡き妻音(霧島れいか)との棒読み合わせ=“音”と感情の切り離し作業を無意識のうちに行っていた家福に、ここで思わぬ副反応が生じるのである。幼い娘の死を自分の責任であると思い込み、複数の男を自宅マンションに連れ込んで自傷的な浮気行為を繰り返していた音。そんな妻の傷んだ姿を見て見ぬふりをしていた罪の意識が、家福の思惑とは裏腹に心の中でドンドンと肥大化していくのである。チェーホフのテキストによって本当の自分=魂が表出してしまうのである。

家福に自分を空っぽな人間だと語った高槻は、(ワーニャ役の稽古をすることによって)SEXと暴力という肉体的コミュニケーションしかはかれない自らの内面をさらけだす。他人と話す時は全くのポーカーフェイスで、言葉を話すことができない🐕️の前でしか内面の感情を表現できなかったドライバーのみさき(三浦秀子)もまた、『ワーニャ伯父さん』の稽古を見学したことによって、家福に亡き母親との確執を語り出すのである。

ある事情によって再びワーニャを演じなければならなくなった家福は、稽古を一時中断、生きていれば死んだ娘と同い年のみさき、そして妻の思い出が刻まれた“(クモ)真っ赤”なSAABとともに、自らの心の奥深くに眠っている“原罪”を見つけに、みさきの自家跡へ、魂の源流へと遡る再生の旅に出かけるのである。「どこかへ連れてってくれ」新藤兼人が脚本担当なら間違いなく原爆ドームに連れて行ったと思われるそのトリップはまた、“ヒロシマ”という過去のトラウマから目をそむけ続けてきた日本人の“原罪”を再認識させる旅だったのかもしれない。

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かなり悪いオヤジ

4.0正しく傷ついてこなかった

2021年9月29日
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辛い言葉だ。避けてしまった本当のことは、生きていく限り一緒に心に抱いていく。
それでも生きていかねばならない。手話の女優さんのチェーホフの台詞が身に滲みる。

単調な本読みの違和感は戯曲を体に染み込ませると言うよりも、感情の噴出のための演出とは意地の悪い見方だろうか?

それにしても、風景も音もつつましく美しくて飽きないのは、心地良い運転に身を委ねているからだろう。

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すぅ

4.0原作をしりませんが…。

2021年9月29日
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映像、小説、哲学、演劇、さまざまな要素が混在となり一つの劇場映画となってます。

劇中舞台のセリフが、それぞれの配役の葛藤や感情を表現して複雑な伏線や心理を表現しているとともに、演技に国境は無いと思うところがしばしば見られます。

個人的に感慨深い映画で点数つけましたが、エンタメ性は…!?

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ソッケ

4.0赦される喪失痕

2021年9月28日
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悲しい

知的

幸せ

舞台演出家の家福悠介と妻で元女優・脚本家の音は、贅沢ながらも慎ましく穏やかで満ち足りた生活を送っていた。悠介はある日、音から「今夜、話がある」と伝えられていたが、帰宅すると音はくも膜下出血で他界していた。喪失感を抱えながら2年が過ぎたある日、悠介は芸術祭で演出を担当する広島で長期滞在をすることになり、そこで専属ドライバーのみさきにと出会う。原作は村上春樹の短編「ドライブ・マイ・カー」。

本作は、幾重にも編み込まれた入れ子構造がベースで、かつ、ロードムービー的要素、チェーホフの劇中劇、音の紡ぐ物語などなど、異化効果がふんだんに散りばめられた作品なので、鑑賞者の数だけ感じ入るポイントが存在するであろう、映画らしい映画といえる。たくさんの文脈が折り重なるなかで、わたし自身は「喪失痕」に関心を寄せた。

生きていくうえで何かを失うことはたくさんあるが、わたしたちが人生で遭遇しうる最大の喪失は誰かの「死」である。遺された者は「あの時、ああしていれば」という後悔に苛まれる。逝ってしまった人が大事であればあるほど、自責は募る。芸術の多くはそうした喪失の先の、「克服」や「再生」の美しさに光を当て、賛美を送ったが、本作は、傷痕が癒えることも何を創造することもなく、ただそれを抱えたまま生きていく群像を淡々と描く。だがしかし、淡々とした中にも、彼らが傷痕の存在を認めた後の得も言われぬ“抜けた”感じは、ある種のカタルシスを覚えさせ、鑑賞者であるわたしたちひとりひとりが誰しも隠し持っている「喪失痕」が赦された感覚に捉われる。

準主役に「赤のSaaB900」と「紙たばこと100円ライター」をチョイスしているのが渋い。長くこだわりぬいて乗るのにふさわしい北欧車で、一筋縄ではいかない家福悠介を投影するモチーフとしても最適だが、そのこだわりを捨てて、高槻のように分別をなくしたくなる刹那、「車内でたばこを吸わない」というルールをかなぐり捨てる、わけでもなく、やはりどこまでも分別が捨てられず、サンルーフから煙だけは吐き出すシーンが印象に残る。また清掃工場を一通り見学した後、川辺で一服するふたりがハイアングルで映し出される場面で、クライアントである悠介と一ドライバーのみさきが、実は同種の「喪失痕」であったという邂逅も素敵な場面だ。そして二人とも、携帯灰皿で吸殻を持ち帰るシーンをきちんと本編に入れ込むあたり、監督の徹底した演出が光る。トリリンガルのコーディネーターを演じたジン・デヨンや、迫真の演技を見せたパク・ユリムも好感が持てた。

一度の鑑賞では掴みきれない奥深さがあった。例えば、北海道に着いたあたりの、割と長尺の無音の場面などは、もう一度、ゆっくり観たい場面。更には、観賞後、村上春樹の原作や、劇中劇で脚本となっているチェーホフの戯曲「ワーニャ伯父さん」へ興味をそそられるあたりも良作と呼ぶにふさわしい出来だ。

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えすけん

3.0喪失感の共有からの共感

2021年9月27日
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フワッとした独特の雰囲気の話だが、キャストが良いため良作に❗
何かエロい霧島れいか、岡田君かなり良い役者になった。主人公二人も好感持てる。

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ムロン

5.0スペシャルな時間を堪能致しました。

2021年9月27日
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鑑賞方法:映画館

脚本、カメラワーク、撮影、役者どれもかもスペシャルなものでした。
3時間という長編作品であるが、没入して時間を忘れました。
久々にもう一度映画館で鑑賞したい作品と出会えました。
濱口監督サンキュー&コングラチュレーション

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ハゲタカ

3.5巧みな脚本と演出の作品だが、気になる点あり

2021年9月24日
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巧みに作られた物語の構造、そして確かな演出力には関心したし、音楽の使い方のセンスも素晴らしい。3時間の長丁場だが、中だるみするような所もなく、映画を鑑賞できた。最初の40分ほどで何が主人公に起こったか、その状況を見せてからのオープニング、車で妻の声のテープを聴き台詞を言う役者の主人公の行為が、事件前と事件後で意味合いが変わる事や、舞台の台詞と実人生が繰り返し微妙に重なり合うという設定も面白いと思った。韓国通訳の方の家での食事のシーンは心温まる場面だったし、エンディング近くで主人公の人生と演劇が重なり合う場面も美しく見事だったと思う。濱口監督の作品は初めてだったが、確かな力量を持つ素晴らしい作家だと思った。

しかしながら、多分私の好みの問題かと思うが、二点ほど気になる点があった。

一つは主役の西島さんが、運転手の女性と本当に心を一つにする一番大事な場面で泣きの演技をするのだが、彼はそういう感情を吐露するような場面が得意でないと見え、あまり深く心に響くものが無かった。(ここはあくまで私の印象なので、そうは思わない人もいることだろう)

そして、もう一つ、一番気になった所が、あの高槻という若い役者のキャラクターだ。彼はこの物語の中で非常に重要な役割なのだが、劇中である過ちを犯している(というか何度も猿のように同じ過ちを繰り返す。)そして、それにも関わらず、主人公に好意的に近づき、挙句の果てには目を潤ませながら、主人公が他者と分かり合い、自分を見つめるきっかけになる言葉を与えようとする。恐らく彼が主人公に対して心を開き教訓めいた事を言うというのは、物語上感動的な場面なんだと思うが、ここが私は乗れなかった。

主人公が彼自身解決しなければならない問題を心の中に抱えているのは間違いない。それを見つめなければならない事も理解できる。だが、なんでそれを高槻から聞かされなければならないのだろうか?いや、だって主人公苦しんでるのこいつのせいじゃね?まず言うべき事言って、誤るとこ誤ってから腹割って話しろよ。しかも高槻はこの後にわざとなのか、意図せずなのか、主人公にまた迷惑をかける。そしてそれを誤ることもない。

小説を未読なので、確かではないが、この気持ち悪さは恐らく元々の小説の設定を上手く消化できていないところから来るのではないだろうか?なぜなら元の小説ではどうやら二人は長年の親友になった後、この話をしている。映画での関係はそこまでお互いが分かり合えているような状況ではなかった。そのため彼の台詞を聞いている主人公の顔が映るとき、分かり合えたというよりも、「こいつ何様のつもりで俺にこの話してるの?」というリアクションにしか見えない。その点が非常に気になり、残念ながら私は物語の深いところまで感情移入して入り込むことができなかった。

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moviebuff

3.5ちと長い

2021年9月23日
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面白い。よく出来た作品だ。自然に物語にすっと入っていけた。上質のブランケットにくるまれるように、気がつくと僕はこの物語にそっとつつまれていた。こんなことは滅多にないことかもしれない。――そんなことを思いながら観ていた。中盤までは。

本作中、主人公がドライバーの運転技術を称賛する場面に「クルマに乗っていることを忘れている」というような台詞があるが、僕はいつの間にか自分が映画を観ていることを忘れてストーリーの中に、春樹&濱口ワールドの中に入り込んでいた。

物語がかなり進行してから(1時間くらい経ってからか)、クレジットが映し出されるという仕掛けも斬新であった。なるほど、こういうのもありだな。そうか、今まではイントロでここからがいよいよ本題か、とワクワクした。

その後も気持ちがダレることなく、物語の世界にひたることが出来た。
まるで自分も主人公たちとドライブしているような、スタッフとして演劇祭の制作に参加しているような、そんな擬似体験を味わうことができた。
とくに、韓国人夫妻の家での食卓のシーンは心温まる印象的なシーンで、観ているこちらもほっこりとなった。
(毒があり、スパイスも効いているが、)なかなか素敵な作品だな。こんな魅力的な作品をつくれるのは、春樹さんも、濱口監督も、きっと素敵な人だからなんだろうなぁ、と食卓のシーンのあとは、そんなことも思って観ていた。

が、でも、しかし、けれど、僕の集中が持続したのも、そのあたりまでだった。
それからあとが長かった。ちょっと長いな、と感じてしまった。
後半になって、僕の座席後方のおっさんがしきりにブッ、ブー!!と音立てて洟をかむので、少なからず身の危険を感じ早くこの場から脱出したいと考えたりして集中力を削がれたことも原因したのかもしれない。そんな鼻水ズルズルの体調で映画なんか観に来たらあかんで、おっちゃん。

話が脱線した。
そう、後半は集中力を欠いた。やっぱり3時間は、ちと長い。
よほどの作品でない限り、集中をキープするのはむずかしいのではないか。

そうなのだ、映画の途中から僕の感動は萎縮してしまった。
中盤以降のストーリーに(食卓シーンのあとの展開に)、どうも真実味を感じることができなくなってしまった。胸に響いてこなかった。
何よりも、いちばんのキー・パーソンであるはずのドライバー、みさきの存在が、僕にはいまひとつ魅力的には見えなかったのだ(小池栄子に似ていることも気になった)。
彼女が放つ言葉、経歴や母との関係などを語るシーンにもリアリティーをあまり感じることができなかった。みさきの「言葉」ではなく、三浦透子の「台詞」のように聞こえてしまった。

ただ、ラストはよかった。本作に重層的な構造を与えているチェーホフの舞台のシーンだ。
魅力的なラスト・シーンだった〈私たちは苦しみました、泣きました……〉。

そんなわけで、全体を通して見ると、質の高い作品であることはわかったが、僕好みの映画ではなかった。
けっきょく、監督がなにを伝えたかったのか、またしても僕のボケた頭では、それをじゅうぶんに捉えることができなかった。なんだか消化不良であった。
でも、これだけクオリティーの高い、緊張感を湛えた長編作品を、(しかもこのコロナ禍で)撮りきった濱口監督の才能と熱情には大きな拍手を贈りたいと思います。

追記
僕は春樹さんのファンだけど、この原作は未読です。
原作を読んだあと、それをもとにした映画を観ると、原作の「ダイジェスト版」のようだなと思うことがよくあって、その度に「映画化」の意味を考えてしまいます。
だって、小説を読むのって、読み手がそれぞれの頭の中で「映像化」しているわけですからね。それをあえて映画にするというのであれば、ただ原作をなぞるだけでなく、原作にはない「映画作品としての何か」や「映画作品としての面白さ」がないとダメですよね。この作品はどうなのだろう? 是非、原作も読んでくらべてみたいです。

それから、予告編ではベートーヴェンのピアノ・ソナタ『テンペスト』が使われていて、その曲と映像が醸し出す雰囲気に誘われて僕は映画館に足を運んだのだけれど、本編ではいつまで経ってもテンペストは流れなかった。なんか騙されたような気がちょっとしました。不満です。まあ、たまにこういうことはありますけどね。

そうそう『ワーニャ伯父さん』も死ぬまでには読みたいなぁ。

僕のレビューも、ちと長い、ですね。すみません。

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peke

4.5ラ王を食い損ねた男

2021年9月23日
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北枕寝二

3.5エロかった、長かった、わからなかった

2021年9月21日
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WELOVEMOVIES

4.5東京、韓国、広島、北海道

2021年9月21日
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知的

難しい

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akkie246

3.5村上春樹ファンでも評価が分かれそう

2021年9月20日
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a0064

5.0原作をモチーフに再構成した作品

2021年9月20日
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xxminaxx

4.0死者の分人

2021年9月20日
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身近な人が亡くなったとき、その空白とどう向き合っていくのか、そんなことを考えさせられる作品だった。その人とどんなに親密な関係を築いていようと、自分が知っているのはあくまでその人の一面だけであり、それが全てではない。他の人に見せていた素顔、いわば他の分人を知り、それを受け入れられるか、非常に難しい問題だと感じた。
終盤では演劇を通して、身近な人の死があってもなお、1人の人間として生きていく使命を優しく説かれているようにも感じた。暴力で物事を解決しようとした高槻とは、対極の位置付けだ。

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いたやん

4.5わからないけど分かる韓国手話

2021年9月19日
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もちを

4.0村上春樹原作と知ってたら観てなかったはず

2021年9月19日
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熱帯雨林