ドライブ・マイ・カーのレビュー・感想・評価
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ここ1年観た映画でベスト。 春樹の小説の様に、淡々と時間が過ぎる。...
ここ1年観た映画でベスト。
春樹の小説の様に、淡々と時間が過ぎる。
人が知るのは、物事の一つの側面でしかなく、全体を知ることは無い。
皆 何かを抱えながら生きる。
乗り越えられることもあるし、何時までも引きずることも有る。
しかし時間は流れる。
なるほど海外ウケ
良い作品だと思う
私達は映画を通して自分を見つめ直す
原作は読んでいないのですが、村上春樹さんが好きなので映画を観ました。
現実世界で十分起こり得る出来事だからか
長い映画でしたが、自分もその場にいて、彼らに寄り添うような形で鑑賞できました。
自分とリンクすることがある人も多かったのではないかなと…
しかし、なせ男の人は、伴侶の浮気を見て見ぬ振りをする人が多いのでしょうか。
今の生活を変えたくない、揉めたくない、
現実を受け止めたくないというのは分かりますが
自分の気持ちにフタをしてはいけないですね…
演劇を沢山観たわけではないのですが
手話でのラストは心に響きました。
彼らは演劇を通して自分のことを見つめ直し、
私達は映画を通して、自分を見つめ直しているんだなと感じました。
また数年後に観たら違う感想になるんじゃないかと思わせるなんだか深い映画でした。
めんどくさい不思議
アカデミー賞ノミネートで話題のドライブマイカーを観た。本日封切りのミッドランドスクエアシネマは超満員。事前レビューでは酷評もあって覚悟して観たが、前2列目だった事もあり長くて最後は腰が痛くなるほどだった。
全体を通して難解なのかな? 色々と疑問が生じる展開だったね。それぞれの言語の多国籍俳優でめんどくさい演劇が成り立つのかどうかはともかくとして、いくら子供を亡くしたからと言って妻の不貞現場を目の当たりにしても知らぬふりをしたり、夫が知らない妻の脚本の続きを他人から聞かせられたりしても妻を愛してると言える不思議さ。ラストシーンは何故韓国なのか、意味があるのかと考えなきゃならんめんどくさい内容だったな。まあ深いところで生きる意味を悟ると言う事なのかもしれないが、残念ながらお薦め映画とはちょっと言えないね。満足感や爽快感が得られる映画ではなかったよ。
さすがアカデミー賞関連(候補?)作品
若い人の映画かな?
わかるかわからないかで言ったら
所々に凍りつくようなベストショットが…
脚本や構成はおいておき、この映画には武者震いするほど美しいショットが所々入っています。
映画史上に残るだろうという映像です。
それが濱口監督らしからぬミドルショットであったりクローズアップであっありするから濱口監督の進化がすごい!と手叩きしたくなります(もちろん伝家の宝刀ロングショットも素晴らしいものがあります)。
しかし、内容が万人ウケするものではないので、ニワカの観客が観てもポカンとなるのが目に見えます。
チェーホフをからめた多言語の高尚な芸術に一般大衆がついていけるのか…。疑問でしかありません…。
前作もそうでしたが、一部のマニアにしか受け入れられない作品は映画としてどうなのか…という事です。
あ、あと追記しますが、現在海外でワールドプレミア中の某監督作品にも言えることなのですが、ある一定の団体(というかグループというか…いわゆる派閥)から支持を受けた作品はカンヌ、ベルリン、ヴェネチア 、ロカルノで知名度を上げています。
数年前に騒がれてた監督も一時その団体の方々がかついでいました。
ようするにある強い力が作用してのし上がっていく映画があるのです。
世間が賞レースに賑わっていると、なんとなく良い映画なのだろう…と思いがちですが、賞に惑わされず色眼鏡を外して観た方がいい。傑作というのは、作品とは無関係な所で勝手に作られていくことがあります…
「アカデミー賞作品賞受賞は•••」
とりあえず 3時間コース、セックスが大いに物語に絡むというのを心してみたほうがいい。
かなり良い評価
ゴールデングローブ賞外国語映画賞
キネマ旬報ベスト・テン第1位
全米映画批評家協会賞作品賞
ついには本家本元 アカデミー賞作品賞ノミネートというところまでいってしまった為 期待値は高かった。
初めて満員(立見もいた)の映画館を見た笑
普通な平凡人生を送っている人は1人もいないということ。
笑える場面は1つもないところ、笑顔シーンすらもひとつもない映画
ほぼほぼ「ワーニャ伯父さん」という演劇作品を創っていく過程でおける人間の複雑な描写
私は演劇には興味はないので難しい部分は多かった
ハルキストこと村上春樹が好きな方は好まれる作品だと思う。
小説を1冊見終わったような重厚な達成感はある
見所は
西島秀俊の肉体美
自分がドライブをしているかのような映像
ドライバー三浦透子の演技
おもしろくなくても、合わなくても高評価しないといけないわけではない
多分家で配信作品になってみたら キツイと思う。
映画館で 絶対逃げれない状況下で観るのがオススメ
アカデミー賞は難しい •••と思う。
車の中で向かい合わずに対話する二人の魂のゆくえ
とにかく脚本がすごい。
さすがにアカデミー作品賞は難しいとしても、国際映画賞と脚本賞ではガチの本命じゃないかと予想する。
妻を亡くした男の喪失と再生を綴った村上春樹の同名短編を下敷きにしているが、そこにチェーホフの戯曲「ワーニャ伯父さん」の多言語劇と、そのオーディションやリハーサルの過程を丁寧に巧みに織り込むだけでなく、彼の愛車SAABの専属ドライバーとなる寡黙な若い女との対話と告白に厚みを持たせることで、ストーリーが重層的に呼応してクライマックスの感動へと静かに緩やかに疾走していく。
多くの場面に登場する"台詞を読む"という行為と、妻の発想を紡ぐ行為がとても印象的で、オープニングからリアルなのにどこか演劇的な空気感を纏っている。主人公たちの対話もところどころ台詞を読んでいるのか、心からの言葉なのかがあいまいになる。
多言語による劇中劇というエッセンスがまた巧妙だ。
演技とリアルの境界線、閉じ込めている心の扉、言葉からは伝わらない秘密、知らず知らず仕舞いこんでいる想い。それらが移り変わる風景の中を滑るように走る赤い車に乗って徐々に紐解かれながら何処かへと向かっていく。
人は自分の奥底にある想いを秘めながら、あらかじめ用意された予定調和の言葉で日常の多くの時間を生きている。
生前も死後もたくさんの言葉と声で対話する妻、言語に"音"を持たない女優、向かい合わない運転席と後部座席という車中で言葉を交わし続ける女。
それぞれとの対話の中で孤独な男の魂はどう変化していくのか。
3時間という長尺だが時間を忘れ、観終わってから感じたことや解釈を整理するのも楽しい。叫んだり泣きじゃくったりする展開が一つも無くたって、感情は揺さぶられるし感動する。
ハリウッドが評価したのは少し意外だが、韓国映画とはまた異なる日本映画の知性的で奥深い魅力が伝わったという点で嬉しくもあり納得でもある。
三浦透子の存在感に100点
むずかしーことはわからんです!
何が言いたいのか
評価が分かれている理由
受賞でアンコール上映をしていたので観に行ってきました。
私はかなり面白いと思ったのだけど、レビューが分かれているのは「舞台好きか否か」なのかも。
主人公は舞台俳優兼演出家で、他民族多言語劇という、かなり特殊な演劇手法を取っていて、それが物語に深く関わってくるのだけど、演劇に興味がない人にしてみれば、延々と舞台稽古の様子を見せられて退屈に感じるのかも。
映画紹介で「妻に先立たれた男」と書かれているのに、その妻がいつまで経っても死なない。開始後1時間くらいして、やっと妻が死んでタイトルコール。ここからが本編ってことか!?これは3時間かかるはずだわ!と妙に納得しました。
妻の生存パートを描かない方法もあったかもしれないけれど、そうすると本編で主人公がやたらと妻の事を語る必要性が出てくるので、これでよかったのかも。でもやはり妻パート長い。
多言語劇も、出演者に手話者がいることも、運転手があの年齢の女性であることも、全て必要な要素だとわかっていくのが、パズルのピースが次々はまっていくような感覚でした。
でもやっぱり妻は好きになれない。自分の罪をばらしてすっきりしたかったんだろうけど、夫の事はあまり考えてない気がする。
それに、ばらしたあとどうする気だったんだろう?永遠の謎ですね。
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