「強い悲しみの中から明日への勇気を」愛してるって言っておくね いけいさんの映画レビュー(感想・評価)
強い悲しみの中から明日への勇気を
第93回アカデミー賞短編アニメ賞受賞ということと、30年前に好きだったテレビドラマの題名に似ているところに目が留まり鑑賞。
これは切ない。たった12分の上映時間の間に本当に2度泣いてしまった。両親の心底悲嘆に暮れる姿と、元気な女の子の天真爛漫な姿がかわるがわる映し出され、これでもかというほど胸が締めつけられる。
セリフがなくモノクロに近いアニメーションと音楽だけというのが、かえって切なさに拍車をかけるのだろう。
とても悲しい作品なのだが、観終えたあとはなぜか勇気をもらえた気持ちになるのが不思議だ。人間はやはり前を向くしかないのだ。
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