「重くさせず、明るく笑い飛ばした描き方」ザ・プロム ちかさんの映画レビュー(感想・評価)
重くさせず、明るく笑い飛ばした描き方
あらすじから想像していたよりは、ミュージカルスター達のドタバタコメディ感が強かった。
テーマであるレズビアンの女の子は、悲しい歌詞でも笑顔で明るく、逞しい。
歌も明るいものばかりで、寒々しさはない。
大人の偽善が原動力であるものの、熱量に偽りはないのもよい。
ただ、少女はなぜあそこまで明るくいられるのかの原動力がわからず、また、最後の丸く収まる具合も急展開で違和感。
ベテラン俳優達の歌唱と演技によって満足な鑑賞ではあったが、脚本に深みが感じられずNetflixオリジナル枠は出られない印象。
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