劇場公開日 2020年12月4日

「It's Time To Dance」ザ・プロム よしさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0It's Time To Dance

2020年12月12日
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誰が誰を愛してもよくて、誰もカレもカノジョもみんな大歓迎!!!!!!! さぁ、ダンスの時間♫きらびやかに豪華絢爛キラキラ。
INCLUSIVE
PROM
FOR ALL
最高のヒットメーカーと歌える豪華キャストが仕掛ける最高のフィナーレが気持ちよすぎた!これは鳥肌……けど主役は彼らじゃない。ボクたちキミたち!! だからパーティーの準備はできてる?何も控えたりしないし、もう自分に嘘つかない!ホモセクシャルのプロム?いや、みんなのためのプロム!
タイトル、あらすじ、キャストを知ってずっと楽しみにしていた本作。思っていたより生徒にスポットが当たる割合が途中後半まで少なめな気もしたけど、作品を彩るノれる強力な楽曲たち。次から次へと話題作を生み出す、お得意のライアン・マーフィー・ワールドとも言えそうな彼らしい世界観ビジュアルといっかんしたメッセージ。つまり大胆に高カロリーケバケバしくも、やっぱり上手くて、LGBTを中心に据えながら誰も拒まない。生きにくい世の中、1年に1回くらいこんな作品が作られてもいい。いや、作られてほしい。生きにくいと思っている人もショー好きも大勢いるはずだから。
うまく行くってこんな感じ?メリル・ストリープ(『マンマ・ミーア』『イントゥ・ザ・ウッズ』) × ジェームズ・コーデン(『イントゥ・ザ・ウッズ』) × ニコール・キッドマン(『ムーラン・ルージュ』) × キーガン=マイケル・キー(『ジングル・ジャングル』)はじめ歌える豪華キャスト。ディーディー役メリル・ストリープがいいキャラしている、『シッツ・クリーク』のキャサリン・オハラも少し彷彿とさせたり案外ケチだったり。ナルシストなのがたまに傷(キャラクターとしては魅力的!)なブロードウェイ・スターたちが観客も住民の人生も変える?酷評されて信頼を回復するために行動開始。一人の女の子を救うという"立派"なことをして立派な人間=活動家になる売名行為。それと人々の意識改革を。普遍の真理が一つ、人生はリハーサルじゃない。良い人になるのは難しい。閉鎖的田舎に象徴される無知と不寛容。飾りじゃない気持ち、自分らしくいたい!そしてあなたと踊りたい

I just wanna dance with you~(It's time to dance!)
I just wanna dance with you~(It's time to dance!)
Dance~! Dance~! Dance~!

Tonight Belongs To You/It's Time to Dance@アップルとビーズ

とぽとぽ