「いまいちスカッとしない、昭和の発想の邦画。」総理の夫 バソラプンテさんの映画レビュー(感想・評価)
いまいちスカッとしない、昭和の発想の邦画。
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結局、総理の凛子が妊娠した途端、辞任してしまい、一体これまでの主張はなんなんだと唖然としました。
女性の社会的活躍、少子高齢化対策、誰1人取り残さず、「未来をあきらめない!」と言っていたのに、なんでそうなるのかと。
一応、出産して子供がある程度大きくなって手が離れてから、政治に復帰するようですが、
女性は妊娠したら、仕事を辞めて家庭に入り、子供を育てて専業主婦にならければいけないという、昭和の発想なんですかね?
途中で凛子が言っていたように、無理な時期には代理を立て、夫をはじめ周囲の人間が「凛子総理を取り残さない、未来を諦めさせない」政治を実現してこそ、主張に筋が通るでしょうに。
なんとなく主人公が駆け出して、会見に割り込んで長台詞を言って、なんかいい雰囲気になって、感動しかけましたが、冷静に考えるとダメでした。
凛子首相の増税論もそうですが、全体的に昭和の香りが鼻につき、「今は平成どころか令和の時代だぞ」と思いながら見ていました。
なんとも言えず、スカッとしない映画でした。
全体の評価としては、思想やテーマに違和感を感じるものの、まあ一応、映画としては成立しているので星2にしておきます。
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