「この修羅場を経験し、登ってきた政治家に対抗しうる日本の政治家はいるのか?」ヒルビリー・エレジー 郷愁の哀歌 C.B.さんの映画レビュー(感想・評価)
この修羅場を経験し、登ってきた政治家に対抗しうる日本の政治家はいるのか?
ただのお涙頂戴の物語ではない。この映画の主人公は、今やUSAの現実の副大統領なのだ。
トランプ大統領は、Make America Great Again をスローガンに貧困階級となった労働者の支持を受け、大統領となり、公約通り行動している。その脇役とも言える副大統領も同じ考えのもと、原因となった「グローバリゼーション」をひっくり返すため、関税障壁を築こうとしている。グローバリゼーションを土台とした経済思想では、今のUSAの政策を理解することは出来ない。今のUSAの政策を理解するためにも必見の映画と言えよう。という意味も込めて星5つとした。
ラストシーンは、サラッと描かれてるが、オハイオ州からコネチカット州までは、1,200キロほど離れていて、時速100キロでドライブしても12時間かかる。そんな馬力に、日本の世襲政治家が対抗しうるだろうか?と思い、このレビューのタイトルとした。
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