「ルラに、ちょっとだけ恋した。」マーメイド・イン・パリ bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
ルラに、ちょっとだけ恋した。
マーメイド・イン・パリ。フランス語原題は "Une sirène à Paris" で ”sirène” ですから、ギリシャ神話に登場する海の怪物。歌声で船乗り達を魅了して食い殺すってんだからキョワイ。原題には「マーメイド」なんて日本的キュートなニュアンスはなくって、結構なとこ、おどろおどろした雰囲気を漂わせてます。と言うかモンスターw
キュートなマリリン・リマと、ゴツいロッシ・デ・パルマのギャップ・コンビとか、結構良い感じ。マチアス・マルジウは原作・脚本・監督して本人も歌手として登場すると言う、1人舞台ぶり。と言うより、独り相撲感。って言うか、ナルシズム全開w
フランスらしい「オトナのお伽話」にしては、ルラを連れ帰ったガスパールの描写も音楽も中途半端にポップで浮いてしまってたり、水族館で茶を濁して「シェイプ・オブ・ウォーター」がイージー過ぎてシラケてしまったり。あなたのお母様には、歌で男を殺っちゃう能力は無かったのですか?なんてツッコミたくなったり。
と、色々あったけど。
ラストが好きだすw
セーヌ川の遊覧船で海をどこまで進めるのかは疑問だすけど。あのレコードを掛けてたら、ルラが付いて来るんですね。
ちょっとだけ良かった。
bloodtrailさん、コメントありがとうございます。
>男が船で海を進めば、人魚が後を付けてくる
あ、何かいい感じです。
船に友人も尋ねてくるかもしれません。
「彼、来てませんか?」
「最近みてないわよ」
「そうですか。 は~い。」
泳ぎ去る人魚。
…
「ルラさん。 今のは、えっと」
「ピピさんですよ」
「あぁ。 」
何故か、
トリトンとピピが頭に浮かんだのでした。
おはようございます。
人魚ルラを演じた”マリリン・リマ”にヤラレタNOBUです。
”マチアス・マルジウは歌手としても登場する・・”
気が付きませんでした・・。
流石でございます。
イージーな部分もありましたが、素敵な小品であったと、私は思いました。
では、又。