劇場公開日 2021年2月19日

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「四旬節だからこそ」めぐみへの誓い 犬黒星羅@equalTUGfellowさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0四旬節だからこそ

2021年3月24日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

縦軸には家族愛。横軸には、イエズスの救い回心への恵み。それをすごく感じられる映画です。この世の地獄とも言える場所で、はっきりと見えるかみさまのいつくしみと、どうして日本は、日本人は、動かなかったんだろう、動けなかったんだろう、黙っていたんだろう、そんなことまで見えて、なんか、単に『かわいそう』とか『過去にこんな事がありました』とかそういうので終わらない映画になっていて、四旬節だからこそ、浜松までおでかけして、三周してよかった!小さくされたものの中にこそイエズスがおられるのなら、拉致被害者、特定失踪者、そしてその家族にこそ、イエズスがおられる。日本が『平和』の名のもとに、見ないことにした、小さくされたものの全てが描かれた映画です。
演じている人たちの演技もカットのカメラワークも表情とか細かいところに至るまですごいです。
三回見てきて三回とも鼻すする音とか聞こえてきたし私自身も泣いたので『泣ける』を。あと、色々考えさせられるという意味で、『知的』を印象として選択させて頂きます。

犬黒星羅@equalTUGfellow