「苦しい、けど、現実なんだ」めぐみへの誓い MBTさんの映画レビュー(感想・評価)
苦しい、けど、現実なんだ
天皇誕生日という、日本の一年間で、一番喜ばしいNationalDayに観ました。
私たちはまだ、横田めぐみさんはじめ、拉致被害者の奪還というストーリーの途中を歩いています。スクリーンの中を共に生きているのです。
ご両親の腕の中に帰ることが叶わなくなってしまった中、せめてめぐみさんとお母様の対面を願ってやまない。拉致問題は所詮、国家がどうにかするもので、ただの一国民である私はあくまでもスクリーンを1枚隔てた傍観者だ。だが、一人一人が立ち上がることは非力であっても無価値ではない。私もこれからは、この映画ではまだ描かれていない真の結末へ導くストーリーの、エキストラでありたい。
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