私は確信するのレビュー・感想・評価
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何が彼女をそこまで突き動かしたのだろう
実際におこった未解決事件を題材にした法廷サスペンス。失踪した妻の殺害容疑で捕まった夫の無罪を勝ち取るために努力する弁護士と支援者の女性を描く。
膨大な通話記録を文字に起こす作業をしていた支援者の女性はフィクションであることは説明があったが他はどこまで事実なんだろう。ただ、死体も見つかっていなくて、殺害方法や狂気といった物証・証言が全くないまま殺人で逮捕・立件した警察・検察がそもそも狂っている。推定無罪って原則はどこにいった?
この手の法廷ものでありがちな警察・検察のクソみたいな行動や証言は少し抑えめ。支援者のノラが膨大な通話記録から重要な情報を取り出してくるって流れなんだけど、おいおいそこまでやるか?ってのが正直な感想。子どもや仕事を犠牲にしながらとにかくどっぷりとこの事件にハマりまくる。単純な正義感だけでそこまでできるのか?って思ってしまった(フィクションの登場人物なんだけど)。
そして、ラストは想像通りで、なぜそうなったかを想像すると「殺人犯はそこにいる(清水潔著)」というノンフィクションを思い出した(読んだことある人にしかわからないかもしれないが)。妙な怒りと気持ち悪さと怖さを感じるラストだ。実在する未解決事件だけにかなり重い。
よく理解できませんでした
フランス語を理解できないので、畳みかけるような論戦や応酬の字幕を追うだけで必死になって、しかも追いきれず、よく理解できませんでした。
ノラという存在が・・・なんでああいうふうに仕立て上げたのか、それもよく理解できませんでした。
最後、よく理解できないままに、ぐっときてしまって、雰囲気で見せるような作品でもないのに・・・と最後の最後のエンドロール前まで、よく理解できませんでした
(_ _)
裁判は事件を解決する場ではないということ
実際にフランスで起きた「ヴィギエ事件 」をモデルとして、一部キャラクターや演出としてフィクション要素を散りばめた作品ではあるのだが、そもそもの事件というが、未だに解決されておらず、真犯人どころか遺体も発見されていないため、極端なことを言えば生きているかもしれないし、拉致などの他の事件に巻き込まれた可能性などもある。そんな失踪や行方不明事件というのがフランスでは、年間に数千単位で発生しており、これは日本や他の国でも同じである。
どこかで誰かが急にいなくなるという事件は、今もどこかで起き続けている状況で、不十分な証拠の中で犯人として疑われてしまった夫のジャック。当時、妻とは家庭内別居状態で、妻には愛人がいて、たびたび口論になったりもしていた。ジャックに良い印象をもっていなかった、妻側の親族や、愛人だった男、ベビーシッターなどがジャックを犯人と決めつけ、むしろそうあって欲しいと思っていたこともあり、ジャックが容疑者として捕まってしまい、裁判にかけられたという一連の流れから10年が経過していて、無罪判決は一旦出たのだが、また裁判が続き、どうなるかわからないという舞台設定がまたひとつの今作の味となっている。
死んでいるかもわからない状況ではあるのだが、ジャックは法学部教授であり、以前講義の中で「完全犯罪は可能だ」と言ったことが、マスコミなどに漏れ、情報が拡散することで一気に犯人扱いとなってしまう。
マスコミの決めつけて偏った報道、警察のあくまで仕事としての事態処理によって冤罪というのは起きてしまうわけだが、のちに裁判で無罪になったとしても、そういった報道をされたという事実は残ってしまうし、事件が解決されていない以上は、「犯人かもしれない」というものが一生付きまとう。
裁判で事務的に無罪となることは、この事件にとってはジャックとその家族たちにとって、冤罪状態が続くことと、あまり変化がない...それでは、本人や家族が可哀そうと立ち上がったのが今作のシングルマザーのノラである。
新しい弁護士に協力するかたちで、犯人を見つけ出してやろうという「正義感」があったのかもしれないが、この時点でノラはジャック側に肩入れをしてしまっていて、中立的な判断ができない。
通話記録を入手したことで、ノラは没頭していく。次第に子供との関係も適当になり、仕事にも遅刻したりと、日常生活にも影響をもたらしていく。「正義」と信じて、自分自身が与えられた使命だとも思ったのかもしれない。
しかし、疑惑が疑惑を生み、憶測や言葉の矛盾点を指摘していくことで、真犯人は「愛人だったのではないか」ということを着地点にしようと無意識のうちにしてしまっているのだ。この構造自体が新たな冤罪を生み出すことにも繋がりかねない。
何かを信じ、その考えが間違っているとは思わない、偏った考えから生み出されてしまう「正義」なのだ。実際に犯人なのかもしれないが...「かもしれない」を立証するのは、かなり難しい。
弁護士デュポンはノラに対して「裁判を理解していない」と言うシーンがあるが、悲しくも正にその通りであって、裁判というものは、「正義」や「事実」を振りかざしながら事務的にしか動かいという、かなり厄介なものでもあるのだ。
ジャックが有罪か無罪の裁判であって、極端なことを言えば、真犯人が誰かという問題は別問題でもあったりする。
決定的な証拠、つまり犯人が自白でもしない限り…それでもどうだろうかといった状況。犯行現場が鮮明に映った映像でも出てこれば別かもしれないが。すでに争っているものの発端自体が、裁判から分離してしまっているのだ
冤罪が一気に晴れるなんていう、スカッとした法廷劇では決してない作品ではあるが、「疑わしきは罰せず」という言葉が良い意味にも悪い意味にも左右するのが裁判というものだったりして、今作はそんな裁判というもののあり方、裁判っていったい何なんだというのを改めて考えさせられる作品であった。
ちなみにヒッチコックがどうとかっていうことは、あまり関係ない。
【推定無罪、もう一人の自分】
この法廷劇中心の物語は、通信録音を解析するもどかしくもサスペンスタッチな仕立てで、ウソだと推測される証言、安易な警察・検察、捏造されようとしている犯行、群がり煽るメディア、早期決着を目指す裁判所などフランスの司法制度の問題を炙り出すように進行する。
焦点のひとつは、推定無罪が成立するか否かだが、もう一つは、弁護士モレッティの葛藤だ。
(以下ネタバレ)
職責は、あくまでも被告の弁護。
犯人探しは範囲の外だ。
だが、検察側の証言者に疑わしき者が出てくる。
でっち上げの共謀、拡散されるフェイクニュース。
それに疑念を抱くどころか、通信記録のチェックさえ行わず、審理を急ぐ検察や裁判所に不信は募るばかりだ。
しかし、こうしたフラストレーションは、映画では、モレッティのもう一人の自分、フィクションのノラを通じて表現されているのだ。
映画全体を通してみると、実在のモレッティは、ジャックを無罪に導いたという自身のストーリーより、現代社会やフランスの司法制度の問題をより強く問うているように思う。
日本の刑法は、フランス刑法典を基本としているので、冤罪事件のことを思い返すと、同様な問題はないのかと心配になったりする。
地味目の作品が、推定無罪とは何か、冤罪は防げているのか、私達の司法制度は問題なく機能しているかなど、結構考えさせられる作品だった。
良質な裁判もの
何でこんなレビュー低いんだろw
個人的には非常に面白かった。
事実をもとにしている作品は多いが、その中でも、テンポも良く、話の展開が気になり、最後まで集中して見ることができた。
それと、その中でもやはりそれぞれの役者さんの演技が素晴らしい。
迫力があり、感情を揺さぶられる事が多く、特に最後は圧巻だった。
良き作品でした。
真実よりも大事なこと
弁護人の最終弁論がとにかく圧巻。情熱あふれる演説でありながら、推定無罪の大切さを陪審員の理性に訴えかける。大切なのは、真実を追求することではない。法で定められた被告人の権利を尊重して公平な判決を下すことである。
妻殺しの容疑をかけられた被告人は、心証は限りなく黒に近い。夫婦仲は冷えきっており、大学の法学部の教授であるという立場も離婚になるくらいなら、いっそのこと妻に消えてくれた方がいいと思わせる状況がそろっている。
主人公のノラが被告人の無実を勝ち取るために、真犯人を探し出そうとする。この流れにそって見ている自分の興味も事件の真相に引っ張られてしまう。ここが、脚本の上手いところで、誰もが陥りがちになる落とし穴を気づかせてくれる。
どれなの?
32本目。
好きな裁判モノ。
そういう切り口があるかとは思ったけど、愛なのか正義なのか、それともただのエゴなのかが分からない。
最終弁論も長過ぎて、あれじゃ頭に入らない。
被告人の簡潔な言葉の方が説得力があった。
いろいろ分かりづらい
冒頭に日本語だけの説明字幕が入ったのがもう嫌な予感。きっとフランスでは超有名な事件で説明するまでもないっていう描写がつづきそう。そのせいなのか、ただ映画の作りが下手なのか、なんか事件も映画自体もぼんやりしてて、ん?て感じ。自分の息子をそんなにほったらかしてまでのめり込むキッカケあった?弁護士もわざわざ頼みに行くほどの人だから超有能なんだろうけど、感情むき出しでいまいちどう弁護してんのか分かりづらいし、裁判の傍聴席で思わせぶりに映る人たち初めましてじゃない?家族なのかな?友達なのかな?何にしても説明なかったぞ。日本版だけ派手にカットされたのかもなといくら好意的に見ようとしてもムリです!あと、ポスターに書いてあったヒッチコックうんぬんってやつなんだろう?本編ではおくびにも出さなかったけど、また配給会社の詐欺的宣伝?題名も気持ちわるいし、こんなコロナ禍にわざわざ見に行かなくてよかった映画です。
フランス映画の中では異色?の法廷もの?
今年31本目(合計98本目)。
実在の事件を扱った内容であるため、結果は多くの方は知っている通りです(有名な事件でもありますし、ネットで調べると次々出ますね)。よって、結果を知った上で、「どうやってそのように持っていくのか」という弁護側の弁護のやり方などが見るところになってきます。
とはいえ、多くの方が書かれている通り、映画の大半は(盗聴した)録音テープの聞き取りやそれを文字に起こす作業などが大半です。そのため、前半はかなり地味に感じられるかもしれません。逆に言えば、あれだけの大きな事件で冤罪を争うのであれば、「CD250枚分」というほどのその通話記録を全部聞いて矛盾点を突きつけなきゃいけないのでしょうね…。
多くの方が書かれている通り、ラスト10分の「弁護士の最後の弁論」がこの映画の見どころになりますね。
「~と思う」「~に違いない」といったことは、誰が言ったか、どこで言ったか…などによって、信ぴょう度はある程度違います。しかし、事実は確率1.0で正しいことを述べますが、「~と思う」は信ぴょう性という観点では「事実」に比べると相当軽くなります。その上に「~に違いない」だの「きっとそうだ」という「~と思う系」証拠をいくら積み重ねても何もできないのです。無から無は生まれないからです。
この「~~と思う」と思うこと、それ自体は事実だけれども、それを裁判、それも人を裁くような刑事裁判で証拠採用にされたらたまったものではではないですね。日本ではそういう「~~と思う系」証拠は原則として採用されませんが、うっかり紛れ込んでしまうこともあります。
いわゆる「推定無罪の原則」があることは日本もフランスもそうであり、この点をちゃんとしっかりすることができました。
特に気になる点はなかったので5.0としました。
こういう知的な映画は良いですね。
日本社会の〝やれやれだぜ〟なところを確信しました
集団としての結論を出す前に、個人として(推定無罪の原則に基づく〝正義〟に照らした)判断をしてください‼️
この言葉の重さを伝えるためだけだったとしても、この映画の価値はあると思います。
もとより、正義の定義は人それぞれですが、
自分以外の人間の尊厳を侵すことは決して許されない。
この映画においては、そういうことだと私は理解しました。
最近、私の周辺で起きたことを紹介します。
ある会社がグループ内の別の会社からボランティアの依頼を受けました。
ボランティアの内容は、一定の身体的精神的リスクを伴うもの(新型コロナではないですが、一種の感染症リスクあり)。なので、親密先からの依頼とはいえ、強制ではありません(そもそも強制だったらボランティアとは言わないか)。
頼む方も引き受ける方もこの方面の作業については素人集団だったので、先ずは安全性対策について、官庁などの定めたガイドラインなど専門的かつ科学的検証を経たマニュアルに基づき、不慣れな人間を送り出すことについての態勢確立の状況を判断すべきだと思います。
少なくとも、その検証を終えないうちは、参加可否の判断はくだせないはずなのに、お偉いさん同士で決めたらしい、ということで、いち早く参加者募集が始まる気配を感じたので、ある管理職に言いました。
「少なくとも、こんな大事なことを〝空気〟で決めるような状況にならないようにしましょうね。」
すると、「いやあ、それは無理、他が手を挙げたら、うちの部署だって出さんわけにはいかない。そういうもんだから」
一定の安全対策の実効性が確認されたうえであれば、参加可否を問われること、負担の偏りがないように役割を各部署間でシェアすることなどを受け入れることに異論はないのですが、物事の軽重とか、判断すべきことの優先順位を考えもしないで、安易に〝空気〟を優先して大事なことを判断すると公言して恥じない人が身近なところに、現にいるわけです。
確かに、難しいことを自分の頭で考えないで、空気に委ねて決めちゃうほうが楽な場合が多いことは事実です。ことによっては、個人的に負う罪悪感も少なくてすみます。
ボランティアの件だって、結果的には時間をかけた安全性確認がなされて、無事にみんなで役割を分かち合い、精神的な負荷も軽減され、めでたしめでたし、となるかもしれませんが、個々の判断への尊厳とか敬意という概念に無知でいられて、空気だけで何かを安易に決定できる管理職がいるという事実は、森さんの発言がその場で問題視されなかったことと通じてますね。
やれやれだぜ、と嘆きたくなります。
新しい裁判映画の傑作!
ラストの弁論シーンは圧巻!名優オリヴィエ・グルメの演技が素晴らしい。『私は確信する』登場人物それぞれが、それぞれの正義感に確信を持ってぶつかり合う。その危険性に考えさせられました。タイトル付の妙にもうなりました。
法廷場面、面白い!
裁判ものの面白さに最近目覚めています。国によって、裁判所、裁判官、弁護士、検察、見てる人(陪審員その他)の雰囲気が異なっていてすごく面白い。
この映画は実話が基になっているということだが、推定有罪って日本だけかと思っていたら、フランスもおんなじようなもんかね!とびっくりしました。唯一フィクションの存在のノラ、フィクションでなければあんなに頑張らないよな、と思いつつ、想像で勝手に作り上げられる有罪は有り得ない!という強い思いがひしひしと伝わりました。彼女と被害者の関係はそんなに近くない。息子の家庭教師をしてくれているお嬢ちゃんのパパ、というだけ。でもその熱量は半端ない!
彼女と弁護士の関係も良かった。特に弁護士は、自分の空間・時間を犠牲にしたくない、法律に素人の女が!という風情ながら、実は異なり、彼女をほぼアシスタントにしちゃうし、喧嘩しつつも、粋だねーと思いました。
ノラ、偉すぎ。息子も彼氏もよく耐えた!
言葉の力が生き生きとしている法廷場面、痺れます!
テンポの良い骨太法廷ドラマだが、少しばかり設定に難あり…
約20年前にフランスで実際にあった主婦失踪事件(ヴィギエ事件)で、妻殺害の疑惑をかけられた夫の控訴審を舞台に繰り広げられる法廷サスペンス。
被告側の弁護士モレッティと、彼を助けるノラが被告の無実と真犯人の存在を匂わせながら、非常にテンポ良くストーリーが展開していく為、法廷サスペンスらしい緊迫感が味わえる。
ただ残念ながらサスペンスと呼べるほどの〝謎〟や〝意外性〟はなく、掘り下げていくのは、膨大な通話記録のみ…
家族や仕事、全てを投げ打ってまで公判にのめり込んでいくノラの動機が、一審の陪審員であったことと、被告の娘がノラの息子の家庭教師だから…っていう無理筋なのは、事実をベースに無理やりノラの役割を作った弊害なのかなぁ…
〝事実は小説よりも奇なり〟とはいうけど、この手のジャンルは最後の終わり方次第ってのがよく分かる作品だったかな。
【”裁判では、推定無罪が大原則だろう!” "推定有罪"思想への激しい怒りを叩き付けた作品。 法廷劇としても見応えある作品でもある。】
◆フランス南西部トゥールーズで2010年に起きた、法学部教授ジャックの妻、スザンヌの失踪により、ジャックが殺害容疑で裁判にかきられた"ヴィギエ事件"を一部脚色して、ドキュメンタリータッチで、描いた作品。
今作品は10年後!(不思議に思ったので、調べたらフランス司法制度では、犯罪の多さなどの理由で、2002年に刑事訴訟法が改正されたとの事。知らなかった・・。)の、再審を舞台にして、描かれていく。
■印象
・一審で無罪になりながらも、世間からの誹謗中傷により、鬱になってしまったジャック。
-" 疑わしきは、被告人の利益に"の考えは、一般市民には、ないのか!
けれども、日本でも、そうであるなあ。 一度、容疑者になると、あらぬ偏見が降り注ぐ現実。 -
・初動での、サビー警視の"推定有罪"且つジャックの父への、威しとしか思えない電話。
- 誘導だろう!もしくは、強制司法取引か! -
・スザンヌの愛人、デュランデのジャックを貶める為の電話の数々。
- 男のクズである。彼の法廷での開き直った表情。-
・ノラ(マリーネ・フォイス)が、何故250時間にも及ぶ、盗聴電話の分析に執念で取り組んだのか、序盤はやや違和感を感じたが、ジャックが再審で、有罪"になった際の彼の娘、クレマンスを思っての行動であろう、と解釈する。
◆白眉のシーン
・ジャックの弁護をノラの嘆願に依り、引き受けたデュポン=モレッティ(オリヴィエ・グルメ)の、最終弁論での、"推定有罪"思想になっていた検察、警察、陪審員、そして裁判官への激しい怒りを述べるシーン。
- 流石の演技である。見応えがある。これぞ、法廷劇の醍醐味であろう。-
<今作品は、他人事ではすまない”現代社会の恐ろしさ:冤罪”を我々に突き付けて来る、法廷劇の秀作である。
だが、真相は未だ闇の中である事と、ラストに流れたテロップ ”フランスでは、年間の失踪人が・・” に戦慄した作品でもある。>
面白かった、久しぶりに見応えある裁判もの
主人公と同じ気持ちになって、どんどん事件の不可解さに、迷宮に入り込んだ気持ちになっていった。
裁判の傍聴席にいるみたいな臨場感で興奮した!
そして、最後の15分の最終弁論は圧巻、、、ただただ感動した。フランスにいる友人から、絶対に見逃すな、と言われたけど、まさにうなずける。私も絶対に見たほうがいいと言いたい。裁判サスペンスとしても一級品。
タイトルなし
2000年2月
大学教授ジャック·ヴィギエの妻が失踪
その後ジャックが妻殺害の容疑者として
裁判にかけられることになった
無実を確信するノラは
彼の弁護人となった敏腕弁護士デュポン
=モレッティのアシスタントとして
事件の真相を探る
ヒッチコック狂による“完全犯罪”と
世間を騒がせた
実際に起こった“ヴィギエ事件"を扱った
法廷劇
.
誰が嘘をついているのか…
センセーショナルに報じるマスメディア
デマでも構わず扇動する
好奇心を煽り立てる
(日本でも問題になっていること)
正義感から
真相究明にのめり込み思い込む
""恐らく""そう思う"ばかりの
仮説のオンパレード
フランスの司法制度の問題点や
歪んだ正義の危うさも描く
上質なサスペンス映画
"免罪"
怖いです
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