すくってごらんのレビュー・感想・評価
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正統派ミュージカル!
ストーリーは難しくありません。
都会から田舎に来た青年が恋をするストーリー。
百田夏菜子のピアノと歌、想像以上に上手で感動的でした!
これからも続けて欲しいです!
【A-Studio】
(レビューというより愚痴。この作品を好きな人は、読まないで下さい。)
百田夏菜子さんがゲストだったA-Studioの回で、鶴瓶さんが、この映画の百田夏菜子さんのピアノを褒めていた(絶賛していたわけではない)のに絆されて、観に行ってしまった。
ももクロのファンがたくさん来るのかなと思っていたが、そこには伏兵もいた。
隣に座ったマスクをしないおばさん・おじさん夫婦のおばさんの方は、尾上松也さんのファンだった。
映画館のスタッフに、マスクをするよう注意させたら、おじさんはマスクをしたものの、おばさんの方は、一旦付けたふりをして、再び外し、ハックショーンとくしゃみまでする始末で、本当に腹が立った。
夫のおじさんは、タイミングをみて、おばさんにマスクをするように促している風だったが、おばさんは、それに対してもうるさいと言わんばかりの態度で、上映中マスクをしたのは、スタッフに注意された一瞬だけだった。
TOHOシネマズ日比谷は、観客の見えないところから監視していると言っていたが、あれは嘘だ。おばさんは全くマスクをしていなかった。
このおばさんは自分のしたいようにしたいだけなのだ。
さて、映画については、役者さんも作品や、制作陣を選んだ方が良いと思う。
鶴瓶さんが、作品についてコメントせず、百田夏菜子さんのピアノについてだけ話をしてしたのを、今更ながら、そういうことかと考えてしまった。
この作品は、ももクロファンを狙ったものではないことは、伏兵の登場で理解したが、特定の層やグループを狙った作品作りは、そろそろ見直さないと、将来のある役者さんの足枷にもなりかねないと、僕は思う。
この作品を観る為に、時間潰しで「ブレイブ群青戦記」も観てしまって、これまた失敗だったと反省しているところ。
曲がいいね
石田ニコルさん演じる明日香が良いんですよね。
彼女、キャラクター的に他人に弱味を見せないタイプだと思うの。
そんな彼女が、 東京で夢破れた思いを(歌で)吐き出してしまうの。
それに対して、香芝は涙を流しながら共感する。
これ、明日香は香芝の事を好きになっちゃいますよね。
明日香、香芝に対して積極的なんだけど、それでも香芝の気持ちは大事にしてる感じ。
「吉乃は止めときな」の時も、自分の為ではなく、吉乃の王寺への恋心に気付いているからこその、香芝の事を思ったアドバイスに感じるの。
その上で、吉乃の王寺への気持ちを応援しつつ、香芝の吉乃への気持ちも最後まで見届けるんですよね。
明日香、内面的にもいい女だと思うんです。
これは川西も惚れちゃいますよ。意外と浴衣も似合うしね。
最後に一言、序盤は気にならなかったんだけど、クライマックスシーンではダンサーの人達の顔を隠さないで欲しかったかな。
前向きになって進み出すシーンなのに、全体から息苦しさを感じちゃったんですよね。少数派の意見だと思うけど。
色鮮やかな世界が目に飛び込む
たまたま床屋のFMラジオで『金魚すくいの映画が〜』ってフレーズが耳に入り、金魚と言えば大和郡山、理髪師に大和郡山城の石垣がいかに美しいかという話をした(今から思えば変人やね)。あっ、あの映画かと思い鑑賞。
四角い顔の尾上松也扮する地方移勤となった銀行マン香芝にいざなわれ、大和郡山風の古き良き通りの角を曲がると、色彩鮮やかな綺羅びやかな世界が目に飛び込んでくる。ここで百田夏菜子(吉乃)らしき金魚風の着物を纏った可愛らしい女性が後ろ姿で出てくるのだが、その世界の鮮やかさにハッとさせられ、なぜか涙腺が緩んだ。
この映画は普通の映画かと思いきや、突然はじまるラップなど多様な楽曲を織り交ぜたミュージカルでテンポ良く進む。柿澤勇人、石田ニコルらの音楽センスも抜群でキャスティングが光る。
私事だが金魚すくいがヘタで、すぐ破れて、すくえた試しが無かったように思う。柿澤演ずる昇のように金魚をいっぱいすくいたい欲望に駆られるが、香芝に金魚すくいを指南する吉乃のセリフの『追い掛けたらあきません。待つんです』というのが、この映画のテーマとなっている。
今井町らしき町並みを背景とした映像が美しく(後で調べたら今井町に映画に出てくる金魚のマンホールや、吉乃の金魚すくい店のロケ地、台本など撮影資料を展示するカフェもあり、また今井町は4月と6月に公開予定の『るろうに剣心最終章』のロケもやっていたそうです)、月並みだが橿原や大和郡山を訪れたくなった。
鑑賞後も映画グッズコーナーでポイを探す(そんなものあるかどうか知らんけど…)自分がいました。
まさかのミュージカル
主人公が、半沢直樹でスパイラルの社長役だった人が、今度は社長じゃなくて銀行員の役なんだな、とそれだけで見てみました。もう少し調べても良かったかな。
まさかの謎のミュージカルでした。。。
私はミュージカル苦手で。
皆さん歌はそれなりに上手いけど、歌をたくさん聞かせたいなら皆でライブすればいいのに、これはどういう作品??と謎でした。
確かピアノ弾ける着物の女の子、金魚屋さんの車に乗り込んだのに、いきなり電話ボックスに入ってて、扉を開けたら水しぶき???ここの描写が1番訳が分からなくて。。こういう謎の突拍子もない展開の脚本は、ついていけないです。
変な撮影描写?レンズのテクニックでしょうか??風景が丸く収まってるの、何を表現しようとしてるのかさっぱり分かりませんでした。
主人公の役者さんは、また普通のドラマで演技を見たいです。ラップとかキツくて、脚本家が韻を踏んでるこの歌詞良いだろう?って押し付けがましくて苦手でした。
普通に銀行員としてあのお店のリノベーションに融資して事業を安定させる、とかの話なら良かったのにな、と思いました。
邦画ミュージカルとしては良くできているのではないか。奈良県人としては、全編奈良県ロケなので主人公が「ど田舎」という度にムッとしたが(「ど田舎」には間違いないけど)
①初めは全く食指が動かなかった。華のない主役、この程度で謎の“美女”?、金魚すくいを題材にしたのは面白いところに目をつけたと思う反面、面白い映画になるものやら半信半疑、という訳で最初は観る気は無かったのだが、全編奈良県でロケ、金魚の町大和郡山のバックアップと知って奈良県人として“一応”観たらなあかんな、とかなり上から目線で期待せずに観に行った。と、思っていた以上に楽しめた。②邦画ミュージカルがつまらない原因の1つに音楽や歌の魅力の無さがあることが多い。『舞妓はレディ』や『オタクに恋は難しい』もそうであったが、今回は歌に親しみやすさがあった。③演出もところどころ空回りするところもあるが概ね破綻なく、舞台に広がりがなくても(セット以外は殆んど今井町で撮影したシーンばかりだね)飽きさせず面白い映像処理シーンがところどころ挿入されていて楽しい。④キャストでは柿沢勇人の存在がアクセントを与え、主人公の同僚たちのゆる~い感じがなかなか良い。途中で休憩を入れる構成も人を喰っていて面白い。鶴光、どこに出てたのかしら?⑤最後、主人公の恋が叶うのではなく、主人公の言動が触媒となって幼馴染みであることが逆に邪魔をしてお互いに思いを告げられずにいた二人が結ばれる流れがなかなか粋で宜しい。⑥思ったほど金魚すくいのシーンが少なかったが、ポイが破れたら終わりではなくてまだ紙が残っていたらすくえる(んだよ!)ことを知って主人公が一度くらいの(人生での)失敗なんてどうってことないと気付いた(と思うんだけど)ところが良かったし、ラストすたすたと東京に帰って行った主人公はまた同じ失敗(心に思っていることがいつの間にか口に出る)を繰り返すような気がするのは私だけ?
予想を超えるすごく楽しい90分
前の方のセンター席で観ることをおすすめします。予想を超えるすごく楽しい90分🥰
この世界にはまったもん勝ち!
楽しんだもん勝ち!
緑豊かな田園風景、懐かしい街並み、幻想的な金魚すくいの店…映像が美しく、細部にまでこだわりを感じました。
尾上さんの底知れぬ才能。顔芸、声芸、コミカルな動き、と前半は笑いっぱなし。後半、少し落ち着いたシーンが続くと、もっとはっちゃけてもいいのに、と物足りなく 思うくらい、尾上さんにハマります。
歌のうまさにも驚きました。あのシャクリとか、ライブで聴きたい!世界に通用するんじゃない?
百田さんも、すごく繊細なお芝居をされてました。儚さと健気さ。ピアノは演奏もご本人と聞いて驚きました。最後のシーンの幸せそうな顔、とっても良かった。願わくば、ヒロインの笑顔のアップを最後に見たかったなぁ✨
柿沢さん、ニコルさんの、歌と演奏も圧巻。途中に休憩タイムがあるのですが、そこで歌う先輩もいいんです。
とにかく、出てくる人、みんな好きになります。キャスティングの力をすごく感じました!
そして何より、曲が全て良き。帰りの車でずっと主題歌を口ずさんでました。
和製ミュージカルと言ってしまうにはもったいない、新しい形の音楽映画。
もし90分時間があったら、さっと見に行ってみてください。必ず元気もらえます!
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