「映画愛を感じました」声優夫婦の甘くない生活 Yojiさんの映画レビュー(感想・評価)
映画愛を感じました
1990年、ソ連からイスラエルへ移民したヴィクトルとラヤはヨーロッパやハリウッド映画をソ連で吹き替えするベテラン声優夫婦。
生活の為にイスラエルで仕事を探すが妻は夫には電話の営業と伝えて実はテレフォンセックスで定職に、夫は海賊版レンタルビデオの吹き替えで何とか威厳を保つ。
ユーモアのある笑えるシーンも多々ありますが、真剣に生きる老夫婦の姿がいじらしいです。
妻が内緒でテレフォンセックスの客と海辺で待ち合わせして遠くから眺めるシーンが個人的には興味深かったです。
世界各国でも変わらない映画愛が伝わってきます。
年配夫婦と声優志望の方にはぜひ見てもらいたい作品です。
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