「熊男ダンナと可愛いラヤ」声優夫婦の甘くない生活 talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
熊男ダンナと可愛いラヤ
言葉ができない土地に行って、生活する、仕事するってなんて大変なんだろう!ユダヤの人達は大昔からそうやって生きてきた。
湾岸戦争勃発で1991年のヨーロッパ行きをやめたので、その頃の情勢はよく覚えている。でもベルリンの壁とソ連が崩壊して、ソ連の多くのユダヤ人がイスラエルに移住したというのは知らなかった。
私は吹き替えより字幕が好きだけど、黄金の声の声優が映画に命を与えたという箇所には、ぐっときた。表音文字の国では、字幕で映画見るのはかなりきつい。だからこそ声優の役割はとても大きいと思った。
香水を売るのは洋服を売るのとは訳が違う。お客様の好みと人生を把握して、自分の言葉が命。そして、想像力と創造力と妄想力が求められる。その上、この映画の香水売りは声だけで勝負しなければならない!ラヤは柔軟で好奇心旺盛で生活力もあって素晴らしい。もともとあった能力が開花したし!ダンナは「昔」や「俺の仕事」にこだわっている。悪気はないがあまりに不器用ではないでしょうか!声だけですぐに妻と分かったのは職業上とはいえ、その声に惚れたからでしょ!なら笑顔で妻と楽しく会話しましょうね。
地中海に面するイスラエルはヨーロッパの人達のリゾート地で、温暖で果物も食事も美味しいらしい。二人が肩を並べて散歩してたのは、ヤシの木の並木道だった。行きたいな、イスラエル。
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