「アイデア良かった気がする」真・鮫島事件 Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
アイデア良かった気がする
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映画としてはダメなんだけど、アイデアは良かった気がするのね。
『やっと、お兄ちゃんが帰ってきた』と思ったら、何故か同じ部屋には入ってこなくて『この部屋は別の空間に飛ばされてる』ってなるあたりから面白かった。
そこまでもってくる展開がおかしいんだよね。武田玲奈がマンションに着いた時点から、もう異界の者が現れてるんだけど、武田玲奈まだ「鮫島事件」って聞いてないんだよね。なんで、その段階で呪われてんの。
オンラインミーティングで「鮫島事件」ってなった瞬間に、ミーティング参加者全員がパニックになるんだけど、ちょっと早い。お約束でパニクってるように見えちゃったな。
でもここもアイデアは良くて、オンラインミーティングで離れた場所にいて、映像は見えるんだけど、距離があるから「お前、やばいよ!」と思っても何もできないんだよね。ただ事態を見守るだけ。これ良かった。
そして皆を救うべく武田玲奈のお兄さんがなんとか荘に向かいました。
ここの脚本って「写真の順番に部屋を巡らねばならず、しかもその部屋には七つの大罪の文字が書かれていた」しか書いてないんじゃないのって感じだった。そして七つの大罪は特に何か関係あるわけでなく、設定入れたは良いものの、編集でいらなくなったか、さばき切れなくなったかだよね。
脚本・監督を同じ人がやってるけど、ここ脚本に誰かの協力をあおげば、かなり良い作品になったんじゃないかなって気がしたよ。
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