「リモートホラーは新規軸か。」真・鮫島事件 へねみこさんの映画レビュー(感想・評価)
リモートホラーは新規軸か。
クリックして本文を読む
新規軸!…まぁ、昔から呪いの「ビデオテープ」とかあるくらいだから全く新しいかというとそうでもないと言う人もいるだろうが、リモート飲み+ホラーという発想・企画だけでも称賛されるべき。舞台挨拶では、実際の撮影も、キャストと会ってなかったと言ってたし。
そして、武田玲奈ちゃんのヒロイン感と演技力にも拍手。特に秀逸なのは最初のエレベーターのシーン。「何かがいる」というありきたりのシークエンスを、観てる側に期待感もたせるものとしてくれているのはお見事。
小西桜子ちゃんの「ヒロインの友人」感は圧倒的だったし。(褒めてます)
ストーリーは尻すぼみ感が否めないかな…。序盤の白い影も、鮫島の怨念の理由も、なぜ部屋が異界化するのかということも、納得できる事柄はあんまり出てきてない。人物たちも、「禁断の扉を閉める=封印」、「七つの大罪の順番で動く」というかことが解決策となるとして動くのだが…。イマイチ見てる側としては「ホントにそれで解決するの?」と説得力を感じられない。
で、やっぱ失敗バッドエンドっていう流れ。ホラーだからそういうモノなのかなぁ…。(そもそも、「七つの大罪」ていきなり出されても。ヒロインはよく知ってたなぁ)
最初は兄の救援を止めようとしていたヒロインも、終盤は「急いで!」しか言わないのも…仕方ないかもしれないけど…うーん。
コメントする