スウィート・シングのレビュー・感想・評価
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ミリアムマケバのpatapataしばらくぶりに聞きました。
何を語ってもネタバレになるので、自分で見て感じれば良いと思います。何かを感じる事が出来ます。言っている意味が分からないなんて事は絶対にありません。良い映画だったと思います。ミリアムマケバのpatapataしばらくぶりに聞きました。
"BillieHoliday"
お涙頂戴な感動を煽る演出が目立ちながら、どこかで観たような場面の数々、ありきたりな物語の題材、最初から最後まで甘ったるい雰囲気が漂よう。
アレクサンダー・ロックウェル、久々の新作は家族総出でブシェミやサム・ロックウェルが助っ人に、「イン・ザ・スープ」や「ピート・スモールズは死んだ!」などユーモア溢れるドタバタなコメディをセンス良く。
白黒の映像から色がつく瞬間の映像が煌びやかで、ビリーの強くある存在感は美しくて可愛らしいけれど、三人での冒険が始まる迄の前置きが長い分、冒険が始まらない物語に消化不良。
インディペンデント映画の父であるジョン・カサヴェテスを引き合いに、自分の色を変えることなく突き進むジム・ジャームッシュ、なかなか新作が撮れないハル・ハートリーの困難な環境、アレクサンダー・ロックウェルの新作は期待していたよりも無難に着地!?
強制スタンド・バイ・ミー
サンタクロースを信じる11歳の弟ニコと、家事をこなし弟の面倒をみる15歳の姉ビリーが親の問題で行き場を失う話。
母親イヴは家を出てチンピラ野郎なボーと暮らしで、タイヤ屋の父親アダムと姉弟の3人暮らし。
普段は優しいけれど飲むと大トラになるアダムがクリスマスの出来事を切っ掛けに酒浸りとなり、逮捕されて6週間程度の強制入院治療を言い渡されて、というストーリー。
両親のそもそものそれは父親の酒が先か、母親の奔放さが先か、なんてことも思ったけれど、結局どちらも良い父親でも良い母親でもないし、そんな状況下決して踏み外さず行動をするビリー、って最高じゃないですか。
そしてニコもそりゃあモテるよなセルフカット。
一見チャラいマリクも、そこから話が拡がりそうな程の預かっとくってヤツとか、生い立ちを語れば又彼も…。
最後の最後に人種問題まで入れてしまったのは行き過ぎだし、ちょっとまとめが駆け足だったけれど、これはかなり良かったっす。
モノクロ映像から睨めつける少女の瞳
今のご時世、わざわざモノクロで撮ったインディーズ作品で、どこかカサヴェテスっぽいけどイマイチな感じでした。お話し自体は、離婚した両親どちらも行き場所のない姉弟のロードムービー的作品ですが、お話しの方向性がつかみにくく、前半の飲兵衛のオヤジが施設に入るまでの展開が鈍くて寝落ちしそうになります。とは言え、現実をモノクロで撮ることで、主人公のつらい現実が強調されていて、はっとするようなショットがいくつもあるのも確かです。また、監督の実子である姉弟をキャスティングしているのも、ある意味実験的です。主役のラナ・ストックウェルは、モノクロの中で輝いてたのが印象的でした。
本物の家族(父親以外)が演じる、切ない愛のリアル感
「イン・ザ・スープ」より、個人的には断然好きです。
父親以外、本物のファミリー(母親は監督のパートナー)だからこそのリアル。特に厳しい家庭環境の中で、お互いを思いやる姉と弟の姿が心に染みます。
美しいモノクロの画像が、過酷な毎日から飛び出した子供達を生き生きと映し出し、スタンドバイミーを彷彿させるような中盤。一転その後の悲しい出来事から、子供達が成長し、少しずつ大切に毎日を生きていく姿に安堵しました。
追記 映画前後の監督のトーク、映画の内容を理解するのに凄く参考になりました。
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