劇場公開日 2021年10月29日

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「"BillieHoliday"」スウィート・シング 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5"BillieHoliday"

2021年10月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

幸せ

萌える

お涙頂戴な感動を煽る演出が目立ちながら、どこかで観たような場面の数々、ありきたりな物語の題材、最初から最後まで甘ったるい雰囲気が漂よう。

アレクサンダー・ロックウェル、久々の新作は家族総出でブシェミやサム・ロックウェルが助っ人に、「イン・ザ・スープ」や「ピート・スモールズは死んだ!」などユーモア溢れるドタバタなコメディをセンス良く。

白黒の映像から色がつく瞬間の映像が煌びやかで、ビリーの強くある存在感は美しくて可愛らしいけれど、三人での冒険が始まる迄の前置きが長い分、冒険が始まらない物語に消化不良。

インディペンデント映画の父であるジョン・カサヴェテスを引き合いに、自分の色を変えることなく突き進むジム・ジャームッシュ、なかなか新作が撮れないハル・ハートリーの困難な環境、アレクサンダー・ロックウェルの新作は期待していたよりも無難に着地!?

万年 東一