「お母さんの強さと一緒に成長するサシャ」リトル・ガール talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
お母さんの強さと一緒に成長するサシャ
2歳、3歳で、心と体が合ってないことがわかるとは知らなかった。ショックだった。家族に言うことができなかったり、言っても相手にしてくれない家族だったらどんなに辛いだろう。
トランスジェンダーの子どもについて、特にこの映画を見て思ったのは、女の子になりたい、自分は女の子だという気持ちが、なぜスカートやワンピースを着たい、髪を伸ばしたい、ピンクが好き、お人形遊びをする、に結びつくんだろうということだった。自分(シス=女)は子どもの頃から髪はショートでそれは母親の好みでもあったが長くしたいと思ったことはなかった。ピンク色の服を着たいとも思わなかった。おままごとやお手玉や着せかえ人形遊びもしたし探検ごっこもドッジボールも大好きだった。だから、女はピンクとか長髪とかスカートといった社会が押しつけるジェンダーに何故合わせるんだろうと。
パンフレットを買って良かった❗️監督の言葉。「カリーヌ(サシャのママ)から最近聞いたのですがサシャは学校で女の子として受け入れられて以降、女の子らしい物へのこだわりが減ったそうです。男の子らしい色や服、遊びも急に受け入れられるようになったのです。自分のアイデンティティを発信することについての不安が薄れたのでしょう」
そうなのか!そうなのか!自分の性自認が他者に受け入れられることが、こんなにも人間が生きていく上で欠かせない根っこと結びついているとは。この映画を見てそしてパンフレットを読むことができて良かった。
繊細で心のこもったドキュメンタリーだった。流れる歌や音楽も美しかった。
今晩は
”サシャは学校で女の子として受け入れられて以降、女の子らしい物へのこだわりが減ったそうです”
トランスジェンダーの方々が小さな時から、自分の想いを隠して生きているのかなと、少し哀しき気持ちで見ていたのですが、色々なケースがあるのですね。
私は、今作はサシャの気持ちを汲んで、サシャの気持ちの寄り添い、世間(特に学校)と毅然とした態度で臨む母、父、姉、弟の姿に感銘を受けました。
そして、私の息子がもし幼き時に、サシャのような状況であった時に、あのご両親のように毅然とした態度が取れただろうか・・、”男の子らしくしろ!”と言ってしまった気がします。30代は、人としては駄目駄目だったなあ・・。
では又。
ドキュメンタリーとしては浅いなあと思ったんですが、パンフレットに書いてあった事を知ってとても驚きました。なぜ映像化しなかったのか
この事実だけで作品の深みが全然違います
たぶん、撮影期間が短すぎたんでしょうね
力の無いクリエーターの作品はパンフレットとセットで見ないとわからない事がよくあります
教えていただいてありがとうございます
人間に近い遺伝子の、類人猿で云うと、チンパンジーにも同性愛があるんです。同様に遺伝子が人間に近い、ボノボは、更に、同性愛が多いのだそうです。
更に更に、ライオンにも同性愛が確認されているのだそうです。
生命は、もともと多様なんだと思います。