スレイトのレビュー・感想・評価
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自称アクションスターの女優の卵がパラレルワールドに迷い込んで悪と戦...
自称アクションスターの女優の卵がパラレルワールドに迷い込んで悪と戦う。
B級ファンタジーだがそれなりに楽しめた。
登場人物がそれぞれの世界で二役を演じているのもおもしろい。
主人公が最後、なぜ突然強くなったのかよく分からないが、結末としては悪くない。
程よい退屈加減であった(ほめてません)
腕に覚えのある女優が、相手がホンモノと知らずにノシちゃった後で「あれ真剣だったの?」と身震いするというジャッキーチェン的何やらワクワクしそうな設定だと思ったが、最初に状況理解しちゃうのね。その後はコメディかシリアスかわからない中途半端な空気が延々続くので、途中で飽きてしまった。主役の女優さんは魅力的なのでぜひ良作で挽回してほしい。
主人公だけはかわいいがあとはビジュアル的に韓国映画としてはよろしくない。
各パーツ、シチュエーションのいいとこをコンバインドして作り上げた作品のようですが、こういうことをすると構成的にまとまりに欠けます。
弁当のおかずにとんかつ、天ぷら、から揚げ、焼き魚とメインディッシュを詰め込みすぎてる様な感じ。
【キレッキレの剣術シーンと、魔訶不思議なストーリー展開に不思議と魅入られた作品。タラちゃんは観たのかな?】
ー 幼き頃から、アル中だった父の様にならずに”私は、主人公になる!”という想いを孤児院で抱きつつ、育ったヨニ(アン・ジヘ:とっても、魅力的な女優さんである。)。
で、いきなり20年後。アクションスターを目指す彼女は、ある監督に食いつき、作品出演を果たすが、漸く到着した場所には映画スタッフは誰もおらず、木のカチンコが・・。ー
◆感想
・剣術アクション&パラレルワールドミックス映画。ナカナカ、見ない設定だが、イロイロと突っ込みつつも、最後まで面白く鑑賞。
・現実世界と、真剣で闘うパラレルワールドの人物の相関性が、ナカナカに面白く。
ガラガラ蛇とかね・・。
・何となーく、パラレルワールドの世界観がチープながらも、どこかで見たようなシーンが数々・・。
”スターウォーズ””ブレードランナー2049”
・現実世界では3年前に行方不明になったユーチューバーは、パラレルワールドに居住していた。ヨニは、偽の”鬼剣”として、村人を悪の組織から守ろうとするが・・。
真の”鬼剣”の右肩に載っている、ちっちゃなぬいぐるみ・・。
ー この作品は、お笑いも絡ませているのかな・・、と思ったら・・。ぬいぐるみが・・。ー
・そして、そのユーチューバーが映した、パラレルワールドでのヨニと黒フェイスマスク軍団との死闘が、現代の”鬼剣”の目に留まり・・。
<ハッキリ言って、怪作である。妖作と言っても良いかも知れない。
だが、面白く鑑賞した。
こういう作品は、眉根を顰めて見てはいけない。
その摩訶不思議な世界観を、只楽しめば良いと、私は思った作品である。>
<2021年8月17日 刈谷日劇にて鑑賞>
確かに剣術は強いと言っていたけど、
ヒロインが急に強くなったように見えたらダメでしょう。伏線が伏線の役目を果たしていない。
おまけに、ラストでは仏教なんだかみたいで覚醒するのではなく、
ヒロインが役に立たないと思っていたものが、役に立つみたいな展開しないといけなかったのでは?
オマージュがキル・ビル過ぎて好きなんだろなて分かる。パラレルワール...
オマージュがキル・ビル過ぎて好きなんだろなて分かる。パラレルワールドに迷い込んだにしても、衣装が現代で生活様式が古いと何だか脚本に無理を感じる。アクションが良かっただけに残念!
TIFF2020で鑑賞。書き忘れてました。 コミカルテイストのアク...
TIFF2020で鑑賞。書き忘れてました。
コミカルテイストのアクションエンタメ。
楽しい映画でした。
なんて言うんだろ?
よく見る感じの緩急おりまぜ、ちょいシリアスな
感じのストーリー。で!いい塩梅のB級テイスト。
一捻りきいている遊び心ある演出。
気楽に楽しめるかな?デートにおすすめ!
ただなー、殺陣はカッコいいんだけど
日本刀のアクションではなく、
あの、名前わからないんだけど
ペナペナした感じの刃が広い
カンフー映画に出てくるアレ、、、の感じ。
効果音も日本刀ではないから、ちょっと。
キルビル?うーーん。
カメ止め?うーーん。 な感じかな。
いろいろと設定が中途半端だったかなー。
パラレルワールドだからこそかも知れないけど月ふたつ出されただけで別世界と言われてもね…まずその世界観が半端、衣装代が安くつくな。肩の鳩人形も失笑。民人が強いたげられてる感も希薄。そして何よりチャンバラシーンがショボい。刃がガチンコなる瞬間、音だけになっちゃったりするし。るろうに剣心見ちゃってるからハードル上がり過ぎかもしれないけどね。
いろいろと安上がりな設定に驚く
マンガやラノベで異世界転生ものが定番テーマとして定着した感がある。おじさんなので、異世界転生といえば「聖戦士ダンバイン」。妖精たちが飛び、機械が普及していない世界。少年時代に、現実社会とは違う世界バイストン・ウェルの雰囲気を堪能したことを思い出す。
主人公になりたいと願う、売れないアクション俳優のヨニがパラレルワールドに迷い込むという本作。パラレルワールドなので、刀を所持・携帯し人を切ってもお咎めなしという設定。でも、服装は現代風だし、銃も出てこない。衣装代はかからないし、基本的に場所の動きも少ない。なんという安上がりで安直な異世界の作り方!バイストン・ウェルと比べるのは酷だけど、それでもなかなかひどい。そして敵の設定やマスク(ショッカーの戦闘員的な立場のモブキャラがつけるやつ)がとにかくダサい。観ていて恥ずかしくなるやつ。あれ、ギャグだったのならわかる。いや、むしろそれの方がひどいか。アクションはそこまで悪くなかったので酷評とはいかないが、話がひどかったので低めの評価となった。
こちらの世界の屋台でご飯をおごってやった親子?姉弟?がパラレルワールドに出現したなと思っていたら、いろんな登場人物がこっちの世界とパラレルの両方に存在するという設定だった。最後のシーンを観るまでわからなかった人も多い。あの人、この役だったのか!なんて。それが唯一面白かったところ。あ、でもこれも役者たちのギャラを抑えるための設定なのかも!やはり安上がりな設定!
こういう映画もなきゃ
韓国映画がなんでもかんでも凄いと思ったら大間違いだよね。
そう思って観ながら「このジャンルも、できんのか!」と思うことが多いけど。
この作品はアクション映画なのね。ちょっと《キル・ビル》オマージュなのかな。
それでアクションに特化したからストーリーは弱いの。
「主人公がパラレルワールドに行ってアクションして、そこにYouTuberも絡んで、『主人公じゃなきゃ駄目だ』と思っていた主人公が『そうでもないな』って作品にすればイケる!」って基本線で進んだんだろうな。
「パラレルワールド」「YouTuber」ってキーワードがなんとなく良かったんだろうね。
主人公の女優さんは綺麗だし、「これはGoGo夕張オマージュなのかな?」って敵役が出てきたりで、まあ観ていられたし良かったよ。
韓国映画を観ると「もう韓国には敵わない」と思い知らされるばっかりだったから、「こういう作品も作られてるんだ」って逆になんか安心したよ。
一緒に帰ろう
幼い頃から主人公になることを夢見る自称アクションスターの女性ヨニが、スタントの仕事で訪れた撮影所でパラレルワールドに飛ぶ話。
あらすじには映画の撮影だと思い込みうんたらかんたら書かれているけど、戦う前からいきなり人違いされるし、剣を振るうのは3年前から行方不明のユーチューバーにパラレルワールドだと教えて貰った後ですね。
そんな感じでパラレルワールドでの物語が動き始めたと思ったら…え~っ!いきなりですか?
何だか勝手に揉めるしラスボスどっち?な感じだし、ストーリーにあまり面白味を感じられず。
序盤は軽いノリのギャグも悪くなかったけど、途中から雰囲気に合わず浮いちゃうし、これと言って見処らしいものもなくて、終わり良ければとはならなかった。
やや高度な知識が求められるが、基本的には高評価。
今年70本目(合計135本目)。
slate は映画の世界では「カチンコ」。元の意味は「石板」などの意味で、それが転じて、映画などでよく見る、カチっと鳴らされるあの板を指してそう言うようになりました。
内容は完全にタイムスリップのアクションもの。多少わかりづらい点はあります。ただ、この部分は実際、字幕で補え切れる範囲を超えていて、韓国(朝鮮半島)の歴史や文化を知らないと、どうにもならない部分が多々あります。
参考までに、今後見る方のために、事前に得ておいたほうが良い知識を挙げておきます。
・ いわゆる、ユーチューバーなどの存在や、そうした人の収入に関すること
・ 韓国のインターネット事情
・ 韓国と仏教の交わり(内容は少なめだが、本質的に必要。日本とのそれと似た部分もも多々あるが、異なる点もある)
・ 中国医学に関する事項(常識的な範囲で理解可能。特に予習必要なし)
内容としては、どうしても、この放映時間では字幕で補うには限界があり、日本からみた韓国の文化でも、ある程度類推ができる部分(日本と文化が同じもの。たとえば、立ち飲み飲み屋の屋台)から、かろうじてできる部分や、まったくできない部分(韓国と仏教の交わりなど)があり、日本の高校世界史ではそこまで学習しないので、自然と限界は来るだろうと思います。ただ、エンディングに至るシーンは丁寧に描写があるので、意味不明なまま終わることはありません。
採点にあたっては下記を参考にしました。
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(減点0.3) やはり、韓国映画とはいえ、日本から見るとある程度、知識の援用が効く部分がありますが、限界もあります。中には、かなり高度な知識を前提とした展開になっており、字幕の説明もないか、ほとんどないので、「なんでこういう展開になるの?」という部分がわかりにくいところはあります。
ただ、この映画そのものは、(ここの特集などで組まれている範囲でわかる範囲を書くなら)アクションものであり、その範囲で見るなら、時間軸の入れ替えなどのトリックもありますが、そのアクション自体は丁寧に描かれており、そこまで多くの減点対象にはしませんでした(高校世界史の範囲で韓国(朝鮮半島)の歴史を扱わない、というのは、文科省の問題であり、字幕作成者に責任を転嫁するのは不当であるため)。
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立ち回り以外は特に何もない
韓国のアクション映画はアクションの素晴らしさに合わせて ストーリーもうまく展開させる良質な映画が多いので期待して観たが、ラスト20分の立ち回り以外は特に興味を惹く場面はない。途中はそれもないから、観ててだらけたなあ。
期待しすぎたかな。。
東映Vシネを鈴木則文監督が撮ったようなデタラメでオチャメな珍作剣劇ファンタジー
アル中の俳優の父に捨てられた少女ユニの夢はヒロインになること。20年後アクション女優を目指す彼女は体当たりの売り込みで仕事にありつくもそれは撮影中にケガをした女優のスタント。イヤイヤ撮影現場に行ってみるとそこはもぬけの殻。そこにあった不思議な形のカチンコを鳴らすとそこは暴徒に支配された村。一握りの米で人を殺せるという剣の達人”鬼神”と間違われたユニは半信半疑のまま剣をとるが・・・からのかなりユルめの剣術アクションコメディ。
パラレルワールドだと何度も言及される一方で、そこの世界観は時代劇風なのに村人はパーカーやジャージ着用とテキトーもいいとこ。昨今の韓流に見られるスタイリッシュさはどこにもなく、30年くらい前の東映Vシネみたいなセット撮影は目眩がするほどどチープ。テンポが悪くて何度も眠気に襲われる展開にこんなはずないやろ?と戸惑っていると突然覚醒したかのように血生臭い展開にシフトチェンジしてからはデタラメにも程があるオチまで全力疾走。色々とっ散らかっていて気づきもしなかったネタをダイソンの掃除機で一気に吸い上げるような伏線回収に開いた口が塞がらない堂々たる珍作。それでも駄作にギリギリならないのはアン・ジヘのキュートさと切れ味鋭い剣さばきと、猛烈に濃い香りなのに愛嬌のある助演陣。鈴木則文監督が実はソウルで生きているのではないかと勘繰ってしまうくらいデタラメでオチャメな作品。私は楽しみましたが普通怒られるレベルだと思います。
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