初仕事のレビュー・感想・評価

監督の空気感好きだ。エグ味の強い役柄なのと時間の都合が付けまくれる(←コレが重要だったらしい)が為に主演の一翼を担っておりましたが、まぁ強烈笑 暫くは全く好きになれませんでしたが、これぞ映画の不思議とでも云うかの如く、"安斎さん(役名)"に病みつきになっている自分がいました。そんな彼が、映画の中から抜け出て来たかの様な雰囲気そのままに登壇されるものだから、なんだかピリッとした空気に包まれましたよね笑 まぁ、実際は丁寧でユーモアたっぷりな方なのですぐに和むのですが、あの独特な雰囲気は憧れるなぁ。
なかなかに独特なテーマの作品なのであえて語らず聞かずで観て頂きたいのですが、個人的には「実は根底にあるのは…」なんて後でジワジワと思う所があったので、皆さんも独特な世界観の奥で暖かく光るソレを探してみて欲しいな、なんて思います。
超魔球的バディムービー。

綺麗でした！

学校を出て1年のカメラマンのアシスタントをする男が、初仕事として子供の遺体の撮影のオファーを受ける話。

自分の名前で初めての依頼…と言っても師からの下請けだけど、病気で亡くなった子供のポートレートをつくりたいという依頼を受け巻き起こるストーリー。

遺体の撮影という少しヤバいものという感覚がありつつ、どこかで惹かれている主人公だったけれど、ぶち切れ依頼主と出会いポシャったかと思いきや…はわかるけれど、依頼主にしても主人公にしても、演技力のせいか演出のせいかその両方か、多重人格か？と感じるほどの掌返しの連続でリアリティを感じない。撮影に時間掛け過ぎだしね。
カメラマンでも無ければ幼い子を亡くした経験が無い自分には解らないだけかも知れないけれど。
ロザリア・ランバルド的な？

そもそも｢美化｣だけではないのは明白だし、そういう感覚一辺倒での葛藤というのもね…と最初から感じてしまい、結局最後まで払拭出来ず、面白味を感じられなかった。