「人間関係の希薄な国」COME & GO カム・アンド・ゴー Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
人間関係の希薄な国
大阪のキタで暮らす日本人や様々な理由でやって来た外国人達の群像劇。
2019年3月31日、住宅街のアパートでみつかった85歳の住人と思われる白骨化した遺体に纏わる始まりでシリアスになっていくのかと思ったら、何だかポップでキャッチーなオープニング。
韓国から出稼ぎでやって来た4人組風俗嬢や、難民申請中のネパール人、出張でやって来たマレーシアのビジネスマンに中国人ツアー客、ベトナム人技能実習生に台湾人エロネタブロガーに留学生にハーフが受ける差別を嘆く男…and more
そんな外国人達と、様々な日本人がそれぞれ何かを抱えながら暮らす様をみせて行くけれど、登場人物が多過ぎて、ひとりひとりの話はかなりうっす~いし、展開やオチも中途半端さを感じる。
入ってしまえばチョロい国日本で、搾取する人とされる人をみせるのが主ですかね?
集会に参加していたわかってるつもりの若者とかみるにアホな国だよね…。
何なら正しく来日して正しく励んでいる人物は極少数で、先ずはちゃんとしろよと言いたいヤツらばかりだし、そこそこ重点的にみせられた徳島ガールなんか何がしたいかわからず、何故この子をみせたのか???
他にもわからなくはないけれど、察して下さいみたいな展開しかない人物が殆どで非常に物足りなかった。
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