劇場公開日 2022年5月27日

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息子の面影のレビュー・感想・評価

全32件中、1~20件目を表示

3.0越境

2024年1月24日
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悲しい

怖い

興奮

これが現実に起きている出来事なのか、メキシコの内情がわからない、あの悪魔は所謂テロリスト集団としての理解で間違いないか、治安が悪いとはいえあんな好き勝手に国としての解決策すら見当たらない、息子は不法移民としてアメリカを目指したのか、父親が後悔の念を吐いていたが貧しいにしろ未成年の息子を簡単に手放してしまったようにも、国境線を越える前に警備隊側から危険な目に遭うならロバート・ロドリゲスの『マチェーテ』で暴れマクったデ・ニーロ的な悪役が、これがメキシコの実態ならば社会問題にもならない恐ろしい国だと、ショッキングな話のオチながら物語としては出来過ぎでリアリティに欠けてしまっている感も!?

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万年 東一

1.0監督は女性のようだが、息子を思う母親としての愛を描きたかったのだろ...

2023年11月16日
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マサシ

4.0【”米墨国境の高い高い壁”今作は、メキシコ人製作陣の当時のアメリカを統べていた男への激しい怒りを抑制したトーンで描いた作品である。そして、今でも、米墨国境の問題は、何ら改善されていないのである。】

2023年1月24日
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悲しい

怖い

難しい

ー 米墨国境を舞台にした映画は、御存じの通り傑作”ボーダーライン”シリーズや、名作「ノー・カントリー」、近年で言えば、リーアム・ニーソン父さんの「マークスマン」が脳裏に浮かぶであろう。
  この諸作品では、苛烈極まるバイオレンスシーンが描かれている。
  だが、今作品ではそのようなシーンは表立っては描かれない。しかし、エンタメ要素を廃したリアリズムある戦慄するシーンがしっかりと描かれている。ー

■メキシコの貧しい村に暮らすマグダレーナの息子、ルイスは、貧困から抜け出すため仕事と夢を求めて友人のレゴとアメリカへ旅立ち、そのまま消息を絶つ。
 多くの若者が国境を越えようとして命を失うことが多いなか、マグダレーナは息子を捜すためにひとり村を出発する。

◆感想<Caution!  一部、内容に触れています。>

・今作は、上記に記した通りエンタメ要素がほぼ皆無の中、米墨国境の高い高い壁の実情をドキュメンタリー作品の如く描いている。

・ルイスと、レゴが乗ったバスに同乗したメキシコ人男性が語る、虐殺シーン。
ー 字幕が出ないのは、演出であろう。過剰な演出が無い分、恐ろしさが伝わって来る。-

・マグダレーナが一人、息子を探す旅の中で出会った、母を探すミゲル青年と同行するが、彼が”悪魔”により命を奪われるシーンは観ていてキツイ。

<マグダレーナが漸く、息子に会うシーンも切ない。アメリカで新たなる生活をすべくメキシコを出た筈の息子の姿。
 今作が、現代の米墨国境の問題に訴えかける問いは深い。>

■”お前は、米墨国境の問題をどれくらい知っているのか!”という声が聞こえて来そうだが、私が勤務する会社はメキシコにも関係会社があり、実情は情報としては知っている。
 だが、邦人は米墨国境付近に行くことは禁じられている。
 それが、2023年の実態である事は、敢えて記載する。
 米墨国境の問題は、何ら改善されていないのである。

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NOBU

4.0メキシコの寒村からふたりの青年が旅立った。 向かった先は隣国米国。...

2022年7月12日
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りゃんひさ

1.5期待してたけど

2022年7月7日
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↑なんだかでした

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雨の夜はヤバイゼ

4.0美しい映像と過酷な現実

2022年6月26日
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悲しい

楽しい

知的

メキシコの貧困に喘ぐ庶民の過酷な日常が、美しい風景と絡まり、より凄惨なドラマとなって観客を惹きつける。恬淡と地味な流れの映画だが、見終わってからズシンっと響いてくる秀作である。

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T A.

3.0なかなか辛いなあ

2022年6月18日
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メキシコってこんなに治安が悪いのか…
単調だったから色んな意味で辛かった。

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いたかわ

5.0私が母親だったら?!

2022年6月15日
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Socialjustice

4.0人間が嫌いになる

2022年6月14日
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辛い。
人間なんて馬鹿クソあほボケ。
心とか言葉とか考える力とか、愛とか、、、
そんなもん全部無視して権力だけの世界を作ってしまった人間なんて馬鹿クソあほボケだ。
人間なんて嫌いだ。

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4.0国境線の悪魔

2022年6月9日
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悲しい

怖い

アメリカへ出稼ぎに行くと言ったきり行方不明となった息子を探しに旅立つ母親の物語。

友人と二人で出かけた息子だが、乗っていたバスが襲撃にあった可能性があり、さらに息子の友人の遺体写真が見つかるものの、息子の死の証拠は出ないことから、今も生きていると信じる母親だが…。

終始静かで陰鬱な雰囲気の作品。

セリフというよりも、暮れかけたメキシコの荒涼とした大地、風や虫、川などが奏でる自然音が美しくも侘しく語り掛けてくるような雰囲気。

ゆったりとした流れで言葉数も少なく、普通ならウトウトとしてしまいそうな作風だが、不思議と引き込まれる展開。道中で出逢う、息子を亡くした母親、そして息子と同い年くらいの少年がまた物語をダルトーンに彩る。作中、笑顔とか一瞬も無かったんじゃないかな。

そして終盤。字幕も出ない回想シーン。言葉はわからないなりに脳内翻訳して観てみるが・・・。
メキシコ、特に国境付近は治安が悪いとは聞くけど、ホントにこんなことが珍しくないのだろうか。恐ろしすぎる。

そしてメキシコって、悪魔が広く信じられているイメージ。幻覚的に出すシルエットはストレートすぎるけど、夜道にボワっと浮かび上がる前方車両の光とか、なんか凄く上手く悪魔を表現しているように感じた。ゾワゾワ。。
ここからの展開は目が離せないですね。そしてこの結末、彼女にとってはいったいどういうものだろうか?衝撃的です。

兎に角、おもいっきりガツンと殴られたような気分になる作品。
それなりにお客さんは入っていたけど、エンドロール始まっても誰一人立ち上がらない。
それぐらいの深い後味の残る掘り出し物作品だった。

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MAR

4.5逆「母を訪ねて三千里」ではありません。

2022年6月9日
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いつも通りに前情報なしで鑑賞です。息子を探す・・・なるほど「母をたずねて三千里」の逆か・・・と勝手に想像してました・・・笑っちゃうくらいに全く違う作品です。はい。
「国境には悪魔がいる」観賞後に見た作品ポスターに描かれているコピーの一文。そうなんです、主題はそこなんです。本作は、きっと今も存在する社会問題(国家問題かな?)を描いたハードな作品なんです。

オープニングから続く緊張感はなんなんだろう?緊張感の種類は見始めと終盤で変わります。それはぜひ鑑賞して味わってほしいです。そしてなかなかの絶望感まで味合わせてもらえます。こんなにも綺麗で詩的な映像や描写で紡がれているのに、ただ緊張感と絶望感を増幅させるものでした。どこにでもいる一人の母親の目線で淡々と描いているからこそドスンと伝わってくるのでしょうね。こんな気持ちを作品内舞台の地域の方が日常的に味わってると考えると本当に恐ろしくてたまりません。そしてクライマックス・・・・これ、かなり辛いです。ちょっと心が「ポカン」となりました。それほどショッキングです。心張り裂けそうってこのことかと。

医師ムクウェゲさんの映画を見た時も思いましたが、貧困がもたらす政情不安や強大な暴力が生む悲劇は止まらないです。このような作品を見るたびに思うのは、そんな日常が存在する世界があるんだと言うことを知るべきだと。なぜ生まれているのか?なぜこうなってしまうのか?知ることから始まることもあると思うんです。美しい映像で詩を語るように突きつけられる辛い現実を、僕たちは受け止めなくてはならないのだと思うのです、一人でも多くの方が。

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バリカタ

3.5ある意味、ハッピーエンドでは?

2022年6月8日
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被写体を、ほぼ、主要な二人だけに絞り込んだ、ドキュメンタリーのような映像からは、ただならぬ臨場感と閉塞感が感じられて、息苦しくなる。その一方で、美しく撮影された自然の描写からは、寓話的な要素を感じ取ることもできる。
特に、理解のできない言葉で語られるバスの襲撃シーンと悪魔の描写は、残酷でありながらも幻想的な美しさがあり、思わず観いってしまった。
語り口は淡々としているが、それだけに、被害者と加害者が入れ替わるラストの展開は衝撃的である。ただ、観客としては後味の悪いバッドエンドに思えるが、母親としてはどうなのだろうとも考えさせられた。
どんな苦難もいとわず、真実を求め、息子の無事を信じ続けた母親にとっては、たとえ悪魔に姿を変えていようとも、息子が生きてさえいれば、「良かった」と思えるのではないだろうか?

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tomato

4.0ただ心に響くに留まらない!

2022年6月6日
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親として子として人として、迫る心情はとても切なく辛い。

シエラレオネの少年兵、ソマリアの海賊、シリアのISIS、何故ならざるを得ないかの社会のリアル。

この現実をつきつけられた自分はどうする?

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xa

4.0メキシコ!

2022年6月5日
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頭からお尻まで超絶シビア。サボテンブラザーズが懐かしい。バスが普通に消えるとか、治安が悪いのレベルが違う。メキシコよ!これでいいのか?と監督が問いかけているような感じを受けました。母親は結局息子を探しに行くべきだったのか諦めるべきだったのか、エンドロールを眺めながらジッと考えてしまいました。あとわざと表情を映さず、背中だけを延々と追いかけるカメラワークとか凄く良かったですね。観て良かったです。

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HAL-9000

4.0衝撃的で悲しい

2022年6月5日
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ミーノ

4.0悪魔はすぐそばにいる

2022年6月3日
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貧困の村からアメリカへ向かうため国境へと旅立ち行方不明になった息子を探す母親。メキシコの荒涼とした風景が美しくそして不穏に描写される。そしてロードムービー然とした展開から、物語は意外な方向へ。貧困と暴力の連鎖を今までになかった手法で描いた秀作。悪魔はすぐそばにいる。

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ピンボール

4.0生のための選択

2022年6月1日
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悪魔に魂を売ったか…沈黙をもって承認したのか…うぬぬぬ…

途中までは淡々とした感じでストーリーが進むので睡魔が…難しい流れでは無いので、まあなんとかなります。ラストは後味悪いとはまた違うなんとも言えない気持ち。

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Oyster Boy

3.5人間の行動 < 自然の摂理

2022年5月31日
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愚かな人間の行動には、いちいち細かい理由なんぞは無くて、ひたむきな一般庶民とアウトローのいずれかしか居ないのだと考えざるを得ない境地に追い込まれつつも、そんな人間にはお構いなしに、地球上では昼と夜が繰り返し、川は流れ、植物は生い茂り、鳥や虫のさえずりが聞かれるのだという人間以外の粛々たる自然の摂理が主であることを強調した感強しでした。これは映画館でじっくりと、できれば独りで観るべしです。

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赤羽のプリンスおやじ(1960年生まれ)

2.0日本に生まれて良かったと思える作品

2022年5月31日
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国境を越えてアメリカへ職を求めて旅立った息子が行方知れずになり2か月して、母親が息子の足取りを求めて旅を続けるというストーリー。
メキシコ・スペイン合作映画なので多分リアルな状況を描いている気はしますがあまりに過酷で残酷なシーンが続きます。
あまりに治安の悪さで不安を避ける為にアメリカに移住を希望する人たちの気持ちも理解できる作品です。
周りの人が悪魔に殺されたと証言する老人の姿が胸に刺さります。母親の体験するラストも衝撃的。
娯楽作品ではないので誰でもお勧めできる映画ではないですが今の学校や会社の現状に不満がある人にはお勧めします。
現代の日本に生まれて良かったと実感できます。

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Yoji

3.5書類を読んで、同意するならサインを。

2022年5月30日
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鑑賞方法:映画館

物語はけっこう淡々と進行していく。ただ、何もないわけではなく、失踪した息子に会いたい一心の母の愛は、無言の中にも熱くたぎっている。捜索を断念することの無念を語る別の母親に出会い決意を新たにしたり、また、こちらは母を探しているという、我が子と同年配の青年に出会って行動を共にしたり、けしてその道は平坦でもない。なにより、自分の命も危険に晒しながらの息子探しの旅なのだ。
そして、行く先のみえない停滞した空気を味わいだしたところでの、衝撃のラスト。ああ、あるよこの展開は。日本の時代劇でも見かけるよ、この末路。でも、今のメキシコではこれが現実にあり得る。この母は、なんと悔やんだらいいのだろう?どこに何を訴えればいいのだろう?このまま、「動かないで」いることが最良の選択なのか?
重いなあ、気分が。でも見応えはあった。

難をいえば、登場人物が把握し難かったこと。どうしても馴染みのないメキシコ人ゆえに顔認識が追い付かず、人物が混同する。急に出てきて、誰?とか、ああこの人はメインキャストじゃないのか、とか。一度、あらすじをおさらいしてからの鑑賞をお勧めします。

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栗太郎