「人類史の傍観者たち」エターナルズ イコンさんの映画レビュー(感想・評価)
人類史の傍観者たち
朝の8時からいったい誰が映画館に出かけるだろう? と思いながら、私がゲットしたのは最後の1席だった。
映画は紀元前5000年前の古代メソポタミアから始まる。 海岸で石器で狩猟をする人類を目にするの楽しい
それからバビロン王国になり、あのベルガモン博物館で見たシノビスリーの城壁が池袋の高さ6階立てのスクリーンに再現され、今作のVFXの素晴らしさに驚嘆させられる。
それは昭和20年の原爆投下後の広大な廃墟にまで続く。 おっと これは地球を救う為にやって来たエターナルズの英雄譚なのじゃないの?
、、と戸惑う観客の想像力など、お構いなしに創造神は同時に破壊神であった秘密が延々とマッチポンプのように描かれて行く
私は早起きのせいもある、この禅説法の間に3回も眠った。 それでも 支障は無かった。 まあ、その程度の脚本なのだ。
クロエ・ジャオよ 映画を舐めてはいけない
オスカーは時の運 そして、あの時はフランシス・マクドーマンドという冷静なプロデューサーがいて出来た奇跡なのだ
マーベルの湯水のような資金で地球上の絶景を映し出しても、この映画では人間をこれっぽっちも描いていない。 君はまだまだ人間を描いて行くべき 才能を浪費している時間など無いのだ
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