シャン・チー テン・リングスの伝説のレビュー・感想・評価
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クンフー・カリフォルニア
これはひどい
アメリカ人が好きそう
まぁ思ってた感じの映画でした。
アメリカ人が好きそうな中国の世界観。
カンフーにモンスター。
ただやはりなんか違和感があると言うか、
マーベルっぽくもあるしマーベルぽくないと言えば、
マーベルぽくない。
ただアクションはやはり素晴らしく、
麒麟や龍のビジュアルもよく出来てたけど、
物語はどこかで観たような感じがして、
ドクターストレンジのアジア版、
ブラックパンサーの国の中国版のようにも見えてしまった。
その中でやはりトニー・レオンは素晴らしく、
哀愁のある顔、
ただの悪者ではなく根底には愛があり、
操られてた悲しみも表現されてて
とても良かったです。
日本だったら主人公はイケメンのシュッとした俳優を
使ってたんじゃないかなぁとか考えつつ、
次のアベンジャーズのバランスを考えつつ観てました。
低レビューに騙されないで!
とても楽しかったです。
概ね良し!
面白かった、2回目鑑賞
せいようしゃかいのアジア人
中国映画だったらシムリウとオークワフィナに文句は出ないが、マーベルスタジオの新作映画なので、濃厚な中華度に面食らった──の気配がレビュー全般にあらわれた。
結果、多くのレビューがふたりの容姿にふれていた。シムリウはおっさんとか言われている。んなこと言うならアベンジャーズの面子なんかおっさん・おばさんだらけである。オークワフィナもさんざんな言われようだった。が、おっさんおばさん呼ばわりは、年齢のことじゃない。ふたりのふつうなアジア顔のこと、である。
西洋では日本以上にアジア人差別を警戒している。(たとえば)大谷にベリベリーケアフルと言った解説者が更迭された件も女子バレー選手がやった「つり目」もサッカー選手が日本人を嘲弄した動画もビリーアイリッシュのアジア人蔑視発言も、しっかりと炎上し、非難を浴びている。彼らのアジア人差別に対する警戒感には驚きをおぼえる。
ぎゃくに日本ではアジア人差別をまったく警戒していない。西洋人の日本人差別にたいして「まあ、そういうこともあるんじゃない」みたいな気分・態度をとる。それは日本人が西洋人にたいしてコンプレックスを持っているからだ。(とわたしは思っている。)
最後のジェダイの罵倒祭でKelly Marie Tranをアメリカ世論と一緒になって叩いていなかっただろうか。擁護すべきだった。本作にもローズティコに対する嫌味のようなのがズラリ並んでいるが、どうだろう、シムリウやオークワフィナはむしろわたし/あなたに近い容姿だ。なぜ日本人がアジア的容姿に文句言っちゃうわけ?
言いたいのは、マーベルがアジア人ばかりが出てくる映画をつくったので、それを見た白人大好きな日本人が「おや、この映画に出てくるのはアジア人ばっかしだぞ」というフィルターを介さずには見られなかった──という現象のこと。
日本人はじぶんをふくめた日本人全般を白人よりも下に見ている。(とわたしは思っている。)その潜在意識が、本作のレビューであらわれた。(ような気がした。)
むろん、映画を誰がどう見ようと自由だが、シムリウやオークワフィナがヒーロー/ヒロインをつとめる映画がつくられたのはアメリカ社会に多様性があるから。
多様性がないわたしは映画で多様性を養っています。──という話です。
同監督のショートタームを見たとき、なぜこんな内容の映画を面白くできるんだろうと思った。問題をかかえるティーンのグループホームのマネージャーが主役。起こった出来事と彼女の感懐を時系列的に描いていくだけ。なのに劇的なほどの躍動があった。ガラスの城(2017)やJust Mercy(2019)にも。静的な主題でいけるなら動的なエンタメでなおさらいける。本作は胸躍る冒険活劇だが──父子の愛憎のドラマがあった。
世の物語に出てくる厳しい父親(または母親)。というものがある。
愛憎のなか、かれを乗り越えようと、ずっと頑張ってきたが、気づいてみると、じぶんは別の次元や立脚点にいて、もう親の影響下にいない。
親の管理下・呪縛・傀儡などから解放され親とは違う自分を築く──それは親子の物語が帰着する普遍的なテーゼ、ではなかろうか。その普遍性がシャンチーテンリングスの伝説にも、あった。
が、重くはしない。
物語の起はカフェで駐車場係を揶揄されるところ。結は魂を食う怪物から世界を救った──の顛末を揶揄されるところ。である。
カフェの聞き役の二人も微妙に白人を避けていて、結果としてこの映画には白人がほとんど出てこなかった。
日系他幾つかの血が混じっているデスティンダニエルクレットン監督が映画で言いたかったのも、おそらく(人種の)多様性のことだ。(とわたしは思う。)
カナダの俳優、作家、スタントマン。中国系カナダ人。(シムリウのウィキペディアより)
ニューヨークのクイーンズにて、中国系アメリカ人の父と、韓国系アメリカ人の母の間に生まれた。4歳のときに母を亡くし、父親と祖母によって育てられた。(オークワフィナのウィキペディアより)
シムリウもオークワフィナもアメリカ社会でヒーロー/ヒロインになるために、努力もさることながら、克服しなければならないコンプレックスがあったにちがいない。が、いまやふたりともimdb二桁の人気アイコンである。
すなわち、父親を克服するドラマだが、見終えて俯瞰してみると、アジア人がコンプレックスを克服するドラマに(わたしには)見えた。
その多様性を謳っているところにマーベルの良心を感じた。
韓国社会が(マーベルの新作で)マドンソク演じるギルガメッシュをやたら誇らしげにしている──気持ちがわかった。
面白いけどストーリーがとっ散らかってる
カンフー、中華ファンタジー、親子もの、色々な要素を入れたかったのは分かるけど、結局全てが中途半端に終わっている。
特に後半風呂敷を畳みきれず、人間関係も世界観も描写が雑で非常に残念。
もっとテーマを絞って深掘りした方が良かったのではと思った。
残念ながら2回目を観ようとは思えない、面白いけれど絶賛はできないあと一歩の作品。
アクションはいいけど…
MCUとは思えない程、しっかりとしたチャイニーズテイスト。事前情報一切入れなければ、「大作中国映画もここまで来たか!」という感想になりかねない。
まぁMCUのフェーズが進み、エターナルズなども含めた多様化への大きな一歩であろう。
最終的には大きな流れに繋がっていくのだろうが、ユニバースが広がりすぎて、手に負えなくなってきた。
本作はそんなユニバースの中でも、特にアクションシーンが中心で、非常にシンプルな作り。時事問題などの盛り込みもほぼないので、サラッと観られる。
メインキャラも地味だし、これと言って共感もしないので、ただただストーリーを追っている感じだったという意味では、中国資本へのサービス?とも感じてしまう。
観て悪くもないけど、観なかったとしても、まぁいいかな印象を受けた。
カンフーが遅い
ハイファンタジー × カンフーとは、懐かしのチャイニーズゴーストストーリーを思い出す。
とにかく女性陣に、色気が無い。
イモトと片桐はいりにしか見えない。
ミシェール・ヨー、久々に観た!
流石の型のキレ!素晴らしい!美しい!
トニー・レオン、美しい!
でも、もっと感情を爆発させるシーンがあった方が、
良かったなぁ。
しかし、カンフーは....。
カンフーモノをやるなら、まずドニー・イエンに相談しようよ。
スローモーションはキメだけ。
基本、ハイスピードで動き回れ。
せめて敵役にも1人、色気のあるやつを連れてこい。
主役もヒロインも色気が無さすぎる。
話は始まったときから、分かり切ってるような流れだが、どうせならもう2人くらいグダグダなペアがいると、主役が際だつのに。
ギャラクシーメンバーとのコラボに期待。
しっかし、華が無い。
アイアンマンを観ろ。
華しかない(笑)
でも、面白かったのは確か。ナイモノネダリ。
マーベル版ゴジラVSキングコング
己を解き放て…アジア系ヒーローの躍進!
マーベル・シネマティック・ユニバース第25作。
シャン・チー・シリーズ第1作。
Disney+で鑑賞(IMAX Enhanced・吹替)。
原作コミックは未読です。
「マーベル・ユニバースにカンフー・ヒーローが存在していたのか!」と云う驚きと嬉しさ!―香港映画独特の雰囲気をかなりの密度で継承し、そこにMCU的エッセンスを注入して成立させているのがすごいなと思いました。
アジア系俳優ばかりのキャスティングは好印象でしたし、文化の描写の面でも多大なリスペクトを感じましたが、本作が第二の「ブラックパンサー」足り得るには、もうちょっと民族的要素の掘り下げが欲しかったかなぁ、と…
MCUの始まりを告げた「アイアンマン」に登場し、「アイアンマン3」でもトニー・スタークを苦しめた(ニセモノでしたが…)テロ組織「テン・リングス」の全貌がついに明らかに。1000年以上続く組織だったとは!
その首領の息子、シャン・チーの出自も興味深い。
シャン・チーが、父親からは敵を圧倒する強さを、母親からは相手の力を利用した戦い方を、それぞれ継承して、真の強さを身につけていった姿に、太古より連綿と続いて来た先祖たちの営みが今を生きる自分を形づくっていると云うことを意識させられ、なんとも言えぬ感動を覚えました。
彼の母親の故郷である異空間の村と、魔物たちの住む世界とを隔てるダークゲートの存在は、MCUの世界観をさらに拡大させただけでなく、魔法の腕輪テン・リングスの謎も絡んで来て、今後ユニバース全体の展開にどのような影響を及ぼして来るのだろうかと、胸踊らされました。
[余談]
ウォンとアボミネーションはどこで知り合ったのか?
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