「東洋の龍(神様)vs西洋の龍(邪竜)という禁断のデスマッチが観られる」シャン・チー テン・リングスの伝説 015🎬さんの映画レビュー(感想・評価)
東洋の龍(神様)vs西洋の龍(邪竜)という禁断のデスマッチが観られる
正直、公開直前まで観に行くか迷ってました。
だって、敵役があのトニー・レオンっすよ?
グランド・マスターもシクロもインファナルアフェアも全部観てるんすよ。
だから心配だったんすよ。
1962年生まれのトニーがどこまでアクションやれますかね、とか。
杞憂でしたね。
いや、イップ・マンやった時よりキレてるんじゃないか、この人。
…で、肝心な内容ですが、まあ王道と言えば王道ですね。主人公が悪に染まった父を倒しに行く話。
身も蓋もない言い方ですが、流石はマーベル作品。
武術太極拳とアジア(的な)風景を融合させたアクションシーンは実に見事でありました。
なお、公開前から散々“地味”と評されていた主人公ですが、アクションシーンは全くそんなことなかったです。
バスの吊革のあたりをグルグル回るシーンとか、一体どんな筋肉してんだこの人とか思いましたし。
原作のキャラに寄せてるかどうかは読んでないので知りませんが、純粋に英語/中国語の両方が問題なく出来てアクションもキメられる人材を優先した結果、シム氏が選ばれたということなんでしょう。
妹役のメンガー・チャン氏はアクションも語学も外観も問題ないと思いましたが。どうなんでしょ?
なお、個人的にこの作品の一番の見どころは、ラストで禁断の東洋龍vs西洋龍のバトルをやった所だと思っています。
東洋龍はアレですね。シェンロンです。
西洋龍は翼竜ですね。ヨーロッパの方では龍=邪悪なものとされているようですが、モロにそんな外見です。
これがですね。戦うんですわ。
もうこの映画の五割方の見どころはここですね(大半やんけ)。
ところで『エンドクレジットの後にも映像があるので』と映画冒頭で前置きされていたにも関わらず、私が行った映画館では結構な人が席を立っていましたね。
あれ、勿体なかったですね。
…という訳で、続編が出たら一応観に行こうと思ってます。