劇場公開日 2021年9月3日

「今週(9/3)は競合枠が少ないので本命にはなると思いますが…」シャン・チー テン・リングスの伝説 yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5今週(9/3)は競合枠が少ないので本命にはなると思いますが…

2021年9月3日
PCから投稿

今年112本目(合計176本目)。

原作というか、結構色々な会社が絡んでいるようですが、元ネタは知らないほうです。
また、中国文化を前提にするような内容も出てきますが、日本のそれと余り変わらないので、その点は推測がつきます(麻雀らしきものをやっているシーン等)。

結局、やはり元の作品の規模が大きいので、それ前提で「よくできているのが当然」であって、アクションシーンなど結構CGが多用されていること、また、さらに理解を複雑にするのが外国語(中国語?)の翻訳(英語と日本語訳の両方が出る)で、「何を言いたいのかまるで不明、英語と日本語が矛盾している、どちら優先なのか不明、そもそも文法的に変」という点がかなり目立ち、ストーリーの展開上、そのシーンはかなり多いので、大混乱を招きます。
一方で、やはり大作ということもあるので、英語字幕に難があろうが何だろうが、展開的に見ていればわかるのですが、そりゃそうであり、確かに大作という事情から、極端なハズレは引かないものの、他にも難があり(下記参照)、うーん、どうかなぁ…という印象です。
ストーリー的には王道の中華ファンタジーもの(日本では余り見ない類型ですが)なので、中国文化の推測もかなりつく事情もあるので、何がなんだかわからないということはないです。

 採点は下記を考慮して4.6を4.5に七捨八入しました。
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 (減点0.2) 上記に書いた通り、中国が舞台であるため、英語と日本語の両方が出るシーンがかなりあるものの、何を言いたいのか謎な字幕が多数出るので、理解にかなり苦労します(明確にどちらか、両方が間違っている部分もある模様)。
さらに英文法ミスは多数を極め、何を言いたいのか補完しないと(よく大学入試にある「次の英文の文法ミスを指摘し、正しい英文にしなさい」みたいなの)???な状況は結構多いです(吹き替え版もあるようなので、気になるなら吹き替え版のほうが良いのかも…)。

 (減点0.2) この作品、最初に「終了後にもお楽しみがあります」という趣旨のものが流れます。ただ、もとの作品が大作という事情もあり、最後の著作権表示はかなり多いです。ここで混乱を招くのが、この「終了後のお楽しみ」が2回出ることであり(特に協力した方のクレジット紹介⇒終了後のお楽しみ1回目⇒大量の著作権表示⇒終了着のお楽しみ2回目)、観る人は大混乱しそうです。

 かつ、このご時世、「さっと入ってさっと出る」ことが推奨されているのに(大阪市でも、みなさん協力して21時までにさっと入ってさっと出て、映画館でコロナを出さないように頑張っている)、それを阻害というか、混乱させるような要素はちょっとどうなのか…(配給元も、日本の主要都市が今どうなっているか、知っているはず)という印象です(そのため、大阪ステーションシネマでも2番目に大きなシアターが割り当てられる割に、出口は密になるしで大混乱)。
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yukispica