「楽しかった〜。」シャン・チー テン・リングスの伝説 マッチャンさんの映画レビュー(感想・評価)
楽しかった〜。
MCU好きなので評価甘々ですが大満足。
良い意味で裏切られた。
30秒くらいの短い予告編からは
主人公が何かのきっかけで正義に目覚め、親の悪事を正して中国版ヒーローになるのかなぁ?とかぼんやりとつまらなそうな話を予想してた。というか、今回はストーリー展開とかは置いといてMCUでカンフー映画やるとこうなるよ!みたいな、中国武術と最新のCG技術を組み合わせたらすげー事になるよ!みたいな、映像に力入れた映画かなぁと勝手に受け取ってた。まあ、個人的にはカンフー映画好きなので全然それで良いと思ってたんだけどね。
実際、序盤はそんな雰囲気で物語は進行してたし、
ただ、結構アクション多くて飛ばすなぁと疑問ではありったけども・・・
そして物語が進むにつれて全然思ってたような話じゃ無くなり・・・
終盤にはなんか得体の知れない村に行って・・・
神獣やら、
世に知られてない超文明やら、
魔界?異世界?の存在やら、
いろんなもんが出てきて・・・
結果、壮大なスケールの物語!
MCU版カンフー映画と思って観てたら、神話でした。
何よりホントにドラゴン出てきた時はビビったぁ〜。
いや、主人公の母親が言ってたけどさ。
まさかホントに居るとは思わないもの。
普通、比喩的なものとして受け取るよぉ。
何か気功術?みたいなパワーの事かなぁとか思うもの。インフィニティストーンと絡めてさ。
絶対MCUのキャラクター達も全員信じないって。
ドラゴンとか完全にファンタジーの世界だもん。
それが出ちゃうんだもん。
それをMCUの世界でやるって、
ビックリさせるよねぇ。
でもドラゴンの背中に乗るとかロマンあったなぁ。
めっちゃ良かった〜。
あとカンフー映画も好きな自分には
テンション上がるようなシーンが沢山あった。
グリーンディスティニーを彷彿とさせるような竹林の中の組手、カンフー映画でお馴染みの竹の足場の上で戦闘。そしてカンフーでは無いけどレッドクリフのような、CMみたいな映像美。
そのどれもが高水準!やっぱマーベル凄い!
そして今回改めて中国武術はとても画になるなぁと感じた。
例えて言うなら、サッカーのスーパーゴールシーンを観てるような、なんでそんな事できるん!って言う驚きと不思議な爽快感がある。リアルで型とか観せて貰ったらたまたま風が吹いただけだったとしても、「もしかして操ったんじゃ?」とか騙されてしまうかもわからん。所作の一つ一つにそのくらいの説得力がある。
何かで一流の職人さんが「機能的な物は美しい」と言ってたのを思い出した。正にピッタリな気がする。
話逸れたけど、最後まとめ
アクションは他のカンフー映画と遜色なく見応えあり!
(主人公役のシムリウさん身体のキレ半端ない)
良い意味で想像を裏切って、新たな世界と期待を感じさせてくれる一作!
物語全体のテーマは家族愛。話全体の流れは分かり易くてストレス無し!
コミカルなシーンが多くて全体的に明るい!
モーリス(トレヴァーのペット?)がなんか可愛い!
総合評価は文句なし5点!