「ドラえもん開発への入口」ロン 僕のポンコツ・ボット YOUさんの映画レビュー(感想・評価)
ドラえもん開発への入口
イギリスのロックスミス・アニメーションスタジオ初の作品だが、配給の経緯がちょっと複雑で、
当初はパラマウント社と契約していた同スタジオは、現在ワーナー・ブラザースと提携しているが、本作については、20世紀スタジオから送り出される予定になっていた。なので今回に限り、20世紀スタジオの主要株主であるディズニーによって配給された。
おかげでディズニーのベイマックス(2014)と比較されてしまうが、ドラえもん(1969)のように万能ではなく、個人的には石ノ森章太郎の落第ロボ「がんばれロボコン」(1974)に近いイメージ。
スマホに手足が生えたようなもので(ベイマックスもそうだったが)バッテリー依存。そこはソーラー充電だろ!(˘・_・˘)
まぁロボというよりデバイスだが。
真面目な話、案外ほんとにドラえもんの開発もこういうとこから始まるかもしれない。
ストーリー的には毎度おなじみの「友情 ・努力・勝利」のかつての週刊少年ジャンプのスローガンのような展開で、最近のSNS依存社会に警鐘を鳴らすような教訓めいたエピソード混ぜつつ、
「めでたしめでたし」 で終わる。
引っ込み思案の主人公バーニーは学校で浮いた(Bボットがないことでさらに浮いている)存在。
だがむしろ彼のような文明の利器に頼らない無農薬育ちの方が、純粋に育つのではないか。(もちろん家族の愛も大事)
周りがどんどんスマホに変わって行く中、使えなくなるギリギリまでガラケーで頑張った私(笑)
ラインもできず、寂しい日々過ごす自分とバーニーの姿を重ねてしまった。
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