「デバイスに手伝ってもらう友達作りに若干の違和感」ロン 僕のポンコツ・ボット kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
デバイスに手伝ってもらう友達作りに若干の違和感
最近観た「アイの歌声を聴かせて」では人を幸せにするAIが登場し、本作ではオーナーの友達を作るロボット型デバイスが登場した。
この「友達を作る」という行為が興味深い。ネットに接続しオーナーのSNS登録情報や検索情報から趣味の合う友人を検索するというもの。「どこどこの娘さんがアニメ好きらしいのよ。あなた、アニメ好きだったわよね、絶対気が合うわよ」とお見合いを勧めてくる親戚のおばさんのようだ。でも、似たようなことを趣味にしていても、細かいカテゴリーやジャンルが違うと全く相容れないことがあるのだから友人や恋人作りは難しい。映画が趣味の人でも、アベンジャーズが好きな人とドキュメンタリー映画が好きな人が話を合わせるのは大変ってこと。趣味があまり合わなくても関係が続くこともあるところが友人関係の面白いところ。そんなことを考えてしまった。
さて、本作だが、ポンコツなBボット・ロンとバーニーのやり取りはなかなか面白いし、ロンの表情も豊かでかわいい。中盤に中だるみした感じはあるのだが、それなりに楽しめた。
ただ、人物のキャラデザインがあまり好きではないし、序盤のお父さんの行動にもモヤモヤしてしまう。そこらへんはスルーしないと観るのがしんどくなる映画ではあることは確かだ。
小学校低学年の子どもが字幕版を観てたけど、ちゃんと理解できたのか心配してしまった。でも、おしゃべりや物音を立てるわけでもなくおとなしくしていた鑑賞態度は立派。どんな感想だったのかが気になってしまった。
自分とこも最初は小学生でも赤ん坊でも高校生でもおばちゃんでも、、とにかく観るマナーがなってないやつが多かったんですが
本当にお行儀良くなりました。
すげー映画だよ^^;まったく