「笑顔で映画館を後にできます。」パリの調香師 しあわせの香りを探して バリカタさんの映画レビュー(感想・評価)
笑顔で映画館を後にできます。
この作品はランチ前、または夕食前に、それか嫌なことがあった1日の締めくくりに見ていただきたいですね。きっと笑顔になってご飯食べられますし、笑顔できるはずです。
ホンワカしますよ。
悪い人が出てこないっていいですね。
同日、この作品の前にハードな作品を鑑賞したたからかもしれませんけど(笑)
全体的に楽天的展開なので安心して観られるんですね。
人間関係の描写も家庭環境の描写もシビアではないです。あっても良さそうですが。
本作はあまり掘り下げません。
それはきっとアンヌとギョームという2つの香りのエッセンスを明確にして、その二つの香りがどう出会って、どのような香りを放つ関係になっていくのか?を集中して描きたかったのかな?と思います。ラスト、ギョームが生徒たちに説明している内容はまさにアンヌとギョームのお話です。
出会いを大切に、自身を知り認め、相手を理解し認め、その上で奏でるハーモニー。
人間関係の成り立ちを香りにうまく置き換え、おしゃれな物語に昇華させたなぁと思います。
そんな良い香りを発する二人が紡いだ結果・・・ラストですよね。
絵に描いたようなラストですが・・・大好きですよ、僕は!
色々と「もうちょっと」と思う部分はありましたが、それをいうのは野暮かなぁ?って。
こんなにハッピーになったんだから。
ハッピーになりたければ本作を。良作です。
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