「顔で語る芝居に拍手」パリの調香師 しあわせの香りを探して 葵蘭シネマさんの映画レビュー(感想・評価)
顔で語る芝居に拍手
鼻の効かなくなった調香師と、うだつの上がらない運転手コンビの復活劇。
コミュニケーション能力が著しく欠落しているアンヌは、悪気はないのに周りを不快な気持ちにさせてしまうタイプ。
序盤のいつも不機嫌そうだった表情が、ギョームとの交流を通して徐々に柔和になり、最後には可愛らしく見えてくるのだから不思議…笑
台詞は相変わらず尊大なんだけど、表情だけでここまで人の印象って変わるものなんだなぁ。
それだけ、アンヌ役のエマニュエル・ドゥボスが素晴らしかったってことだね。
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