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ジャパン・ロボットのレビュー・感想・評価
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偏屈老人
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本作の不可解なのは日本の立ち位置、確かにロボットは日本の京都ダイナミクス社製と言っているが、主人公の老人は日本や日本人を明らかに蔑視するセリフを吐きまくる、息子は日本の会社に就職と言っても勤務地はロシア、インド人と日本人のハーフのヒトミが出てくるが顔つきは日本人に見えるが所謂、日本人らしさは伺えない。おそらく、製作陣はロボット・アニメなどのサブカルチャーとしての日本を意識して日本絡みとしたのでしょう。
年老いた父親の面倒をみる息子、働かなければいけないのでヘルパーを雇うものの老人の偏屈ぶりに誰も長続きしない、困り果てた息子が持ち込んだのがクンジャパンというロボット、主人には口答えもせず絶対服従だから流石の頑固老人も次第に気を許す。見どころはシャツを着せたり寺院にお参りしたりと孫のように可愛がる豹変ぶりでしょう。
順風満帆に見えたのだがそこはドラマだから波風が立つ、ロボットの滅私奉公を愛と呼べるのかシュールなテーマに立ち返ります。
ボリウッドならCGもお手の物なのでしょうが予算が無いので着ぐるみロボット、インド映画にしては珍しく歌や踊りが挟まりませんでした。兎に角、老人の偏屈ぶりがきついので途中で投げ出したくなりました・・。実の親子の情が上というのは解りますがこの終わり方はあんまりでしょう。
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