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ジャパン・ロボットのレビュー・感想・評価
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気になっていた作品。人間味溢れまくる動きをするロボット(でいいのか...
気になっていた作品。人間味溢れまくる動きをするロボット(でいいのか!?)の面白さがメインの話かと思っていたが、どこでもあるある親子関係、老後の介護や就職人間関係絡みまくりそう思い通りにゃいかないよね。AIに身を委ねたラストのブラックさと、老人役の方の実年齢には驚いた。
親子関係を問う
優秀なエンジニアのスブラマニヤムは田舎にはいい就職口がない。年を取って弱った父を田舎に一人残してロシアにある日本のロボット企業に就職する。父親の世話をするために開発中のロボットを派遣するのだが...
丁寧に作られたコメディです。諷刺も入っていて完成度高し。
ロボットのヘルパーさん
わがままで偏屈な父親を残し、インドからロシアにある日本企業の支社に勤めることに。
父親が心配なので、開発した二足歩行ロボットをプレゼント、当初は嫌っていた父も次第に受け入れるようになり・・・。
ジャパンはどうでもよく、ペット同様、ロボットに精神的に依存してしまうと問題が起きる。
介護ロボットのブラックジョーク
近所の回転寿司店では、数年前からpepperくんが受付などの簡単な接客をこなしていて、子供らにも人気です。感情がない単なるプログラミングと思っても、何度も会ううちに親近感を抱いてしまいますね。今作は日本製の介護ロボットと独居老人の交流を描いていて、近未来か、すでに始まっている現代の物語。カーストの話や昔の恋人の話、宗教の話など色々詰め込みすぎて散漫なところもありましたが、AIロボットの光と影にリアルさがあって面白さを感じました。疑似恋愛を扱った「her/世界でひとつの彼女」(13)にも通じる怖さがありますね。ロボットには感情はないとわかっているのに、人間の方がどんどん愛着を深めていってしまう。それが一方的な勘違い、片思いに過ぎないと思い知ったとき人の感情はどうなるのか?ラストシーンに戦慄してしまいました!
偏屈老人
本作の不可解なのは日本の立ち位置、確かにロボットは日本の京都ダイナミクス社製と言っているが、主人公の老人は日本や日本人を明らかに蔑視するセリフを吐きまくる、息子は日本の会社に就職と言っても勤務地はロシア、インド人と日本人のハーフのヒトミが出てくるが顔つきは日本人に見えるが所謂、日本人らしさは伺えない。おそらく、製作陣はロボット・アニメなどのサブカルチャーとしての日本を意識して日本絡みとしたのでしょう。
年老いた父親の面倒をみる息子、働かなければいけないのでヘルパーを雇うものの老人の偏屈ぶりに誰も長続きしない、困り果てた息子が持ち込んだのがクンジャパンというロボット、主人には口答えもせず絶対服従だから流石の頑固老人も次第に気を許す。見どころはシャツを着せたり寺院にお参りしたりと孫のように可愛がる豹変ぶりでしょう。
順風満帆に見えたのだがそこはドラマだから波風が立つ、ロボットの滅私奉公を愛と呼べるのかシュールなテーマに立ち返ります。
ボリウッドならCGもお手の物なのでしょうが予算が無いので着ぐるみロボット、インド映画にしては珍しく歌や踊りが挟まりませんでした。兎に角、老人の偏屈ぶりがきついので途中で投げ出したくなりました・・。実の親子の情が上というのは解りますがこの終わり方はあんまりでしょう。
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