サマーフィルムにのってのレビュー・感想・評価
全168件中、121~140件目を表示
元乃木坂とか関係ない素敵な青春劇
元乃木坂のアイドルが
時代劇マニアの女の子が学生映画を撮るSF青春劇。
JK主人公青春映画をあえて2つに分けてみよう。
①王道レールの上でお金を掛けてメジャーに仕上げる作品
②本人たちの素に応じた多少手作り感のある作品
この作品は②、というか②しかダメ。
②には本物の汗や涙がある。
本当にみんなで一生懸命作った感がたまらん。
もちろん荒々しさもある。
ラストなんてもう、
なんて心地の良い強行突破でしょう(^_^;)
でも、そこらのスイーツムービー観るより
全然楽しい\(´ω`)/
個人的な思い入れで見たけど良かった。最後が秀逸
予告編を見て見に行きました。
高校生生活の最後の夏休み、映画を作るというのは47年前に私も経験があります。
秋の文化祭に出品する映画作りという点もそっくりです。
脚本を作った監督がいて、撮影、照明、音響と得意分野のスタッフを集めるというのもそっくりです。
監督だけがやたら熱いのもそっくりです。
資金作りのためにアルバイトするのも同じです。
撮影担当が天文部というのも47年前と同じです。
完成前には編集のために徹夜するというのも同じです。
違うのは8mmカメラとスマホの差ぐらいなものでしょう。
そんな個人的な思い入れで見に行きましたけど、けっこう楽しめました。
SF的要素はネタがあるのを映画の中で監督が明かしております。
確かに、そのとおりです。
この先、どうなるのかを見た人に期待させるところで終わらせています。
最後、あのカットで終わらせるのは秀逸です。
勝新を愛する主人公の話
若い皆さんが楽しめたのなら良かった
合わなかっただけなのか?
良くも悪くも学生っぽい。
いいじゃん! おもしろいじゃん!
【”エモい”が炸裂】
気づいていたのに
おすすめされた映画
何も情報を仕入れずに観た感想を述べますね
時代劇が好きな主人公のはだしが、自分の脚本映画を作るお話。
周りに撮ることを薦められながらも、納得のいく主役を見つけられなかったところに突如イメージにピッタリ当てはまるりんたろうが現れる
さまざまなことがおきながらも、夏休みという限られた時間の中で映画を撮ることに
高校生のまっすぐにひたすら「映画を完成させる」という目標だけに走り続ける姿は、青春そのもので何かのために頑張れるということの素晴らしさを見せつけられました。
短い夏の中で、さまざまな感情が行き交いもちろん全てが楽しいいい思い出ではありません
こんな簡単に乗り越えられるの?という解決方法ではありましたが、それをきっかけにお互いの見えていなかった部分を見ることができさらに映画のクランクアップに拍車がかかっていく
充実するほどにあっという間に過ぎていく時間に私も思わず高校生の時代を振り返って重ねてしまいました
そしてなんと言ってもラスト
ここ最近見た映画の中で終わり方がとても好き
この後どうなるんだろう、想像力がとても膨らむ
タイトルではじまりタイトルで終わる
まるでアクションとカットのように
映画の中で映画を見ました
ただ最後の最後まで、もう一つの作品を作っていたかりんちゃんがよくわかりませんでした
悪いやつなのか、いいやつなのか、はたまた何も考えていないやつなのか
もっと主人公を引き立てられる役だったんじゃないかな?
特にラストのところ、急に出てきた感がすごかった...
ハダシとビート板の表情に注目
青春炸裂
傑作青春ものでした。
『あどりぶシネ倶楽部』+『映像研には手を出すな』+『時をかける少女』 という雰囲気と言えば伝わるでしょうか?
そして主人公が「時代劇マニア」という斬新さ。
乃木坂46は全然わからない私ですが、元センターの伊藤万理華、この作品で覚えた!
役者として真剣かつ高スペックなのが、ほんとに冴えないブサイクな変顔ばかりする時代劇マニアの女の子を、見事に演じきっていたところ。
ビート版たちサブキャラもいい。
『なつぞら』に続いて、板橋駿谷が37歳で「老け顔の高校生」役で、これにも大笑いさせてもらいました。
そして、話(脚本)がほんとにいい。
SFテイストを交えつつも、悪人のいない、登場人物がみんないい奴ばかりな優しい世界なのも楽しい。
未来へ想いを繋げるために、今を一所懸命生きる姿も素晴らしい。
あとで思い返すと低予算っぽい作品でしたが、観ている間は全然気になりませんでした。
斬るか、勝負するか、告白するか
高校が男子校だったから、共学の高校の文化祭前の話となるとちょっとテンションが上がってしまう。みんなで何かを作り上げたり、やり遂げようとする話が大好きだ。
本作は文化祭の準備をする話ではなく、文化祭で上映する映画を撮影しようとする話。少し違うが、テンションが上がってしまう。しかも、正規の映画部の作品を乗っ取ろうとする。そして撮影しようとするのが時代劇。はだか監督の時代劇に対する熱量がハンパじゃないのもさらにいい。こういう熱い思いって心に響いちゃうんだよ。
個性豊かな人間が集まって、紆余曲折しながらチームとしてまとまっていき、そこに恋愛も絡んでいく。ちゃんと笑えるところもあるし、青春映画として完璧だった!もう、なんか楽しそうで、キラキラしてて、愛おしかった。
ちょっと違った雰囲気で面白かったのが撮影後に編集するシーン。映画部の部室を2つに分けて正規組と反乱組を対比させ、その2つをつなぐように、音声担当の男の子の恋を描くという表現が短いながらもよかった。
観る前は、本広克行監督の「サマータイムマシンブルース」と「ビューティフルドリーマー」みたいな映画かと思っていた。でも観た後はちょっと印象が違う。最近観た「青葉家のテーブル」もそうだが、何かを創作し悩む人を描きこうとする映画なんだ。斬る、勝負する、告白するをうまくミックスさせたラストも清々しかった。今後も松本監督をチェックしていきたい。
主演の伊藤万理華さん
新たな青春讃歌から狼煙が上がる。
正直単なるアイドル映画だと侮っていました。評価に引っ張られて行ってみたら、なんの、なんの。時代劇ヲタクの女子高生映画監督ハダシと寄せ集めの仲間達が繰り広げるひと夏の物語。果たして自主映画「武士の青春」は無事完成し文化祭に間に合うのか?!そして突如目の前に現れた凛太郎の正体とは。
新たな青春讃歌ここに誕生!
伊藤万理華が初々しかった。ちょっと空回りで浮き足立ってる感じがハダシにピッタリ。しかもご本人は20代半ばですか。全く違和感なかった。逆に板橋駿谷の違和感はもはや神がかっている。めっちゃ笑えた。金子大地は今後ますます注目ですね。
「2時間かけて他人の物語なんて誰も見ない」そんな未来。映画というコンテンツはどこへ向かうのか。館内が暗くなったら至福の時間が始まる合図。再び明かりが灯るまで無駄な時間なんてきっとない。そこには早送りもスキップも一時停止もない。松本監督は見事に、実に鮮やかにこの先映画業界が対峙してゆくこの問題に警鐘を鳴らした。余韻が深く残る最高のタイミングで訪れたラストカット。箒を交える二人の武士の背景に狼煙が上がったのを見た気がした。
タイトルなし
映画に関わる、映画を愛する全ての人へ…
サマーフィルムとタイムマシーンにのって
秀逸な脚本と、キラリと個性が光る“7人の仲間たち”
女優としての素質も充分な伊藤万理華、脇を固めるキャスト陣、そしてどこか只者でない存在を放つ凛太郎役の金子大地は今後注目される役者ではないだろうか。あの美しい瞳に思わず吸い込まれそうになる。
青春の夏、友情、愛情、映画愛、時代劇、SF、これだけ多くのテーマがあればあっちこっち散らばりそうなところを巧みに織り込みながら令和時代の素晴らしい青春映画を作り上げているところも評価したい。
ストーリーが進むに連れ私の気持ちも彼女たちとともにヒートアップ、笑いあり、涙あり、主題家Cody・Lee(李)の「異星人の熱帯夜」も夏にピッタリ、歌詞がいいね!
映画館を出た瞬間の暑さとモワッとしたジメジメ感さえも打ち消すような、観終わった後の“爽やかな余韻“、“7人の仲間たち”と一夏の青春を共有できた気分だった。観て良かった!
映画愛が溢れ出した
前評判よりは...
結論から言うと、うーん。って言う感じです。
何故か絶賛されている主演の演技が、やっぱりアイドルの延長な演技かなぁ、ヒステリックな心境をキンキン声でキャンキャンやる演技は別に俳優ならば簡単というかそれを職業とするならば誰でも割と簡単に出来ちゃう芝居なんですよね。ヒステリックな状況でもふつふつとした苛つきを表現出来るのが上手い俳優さんです。表情とか台詞回しは至って普通ぽいのに、観客に「あ、苛ついてる。精神的に極限だ」と感じさせるのがプロの俳優さんではないでしょうか。あまりお上手でない方が演じると仔犬がキャンキャンと吠えてらぁ。くらいにしか感じない、つまり「間」が抜けてしまうんですよね。
俗に言う「間抜け」です。学生映画ならば及第点というか良作レベルですが、プロが撮った商業映画ならば、もっとしっかりしてよ!と言いたくなってしまう映画でした。期待してただけに残念です。夏をテーマにした映画ならば、「アルプススタンドのはしのほう」や「サマータイムマシーンブルース」とは雲泥の差がついてしまった作品です。
全168件中、121~140件目を表示