サマーフィルムにのってのレビュー・感想・評価
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驚異の完成度のB級映画
有名な俳優が出演、美しい映像、派手なアクション、そういった点を除いた映画そのものの完成度ではここ数年で観た日本映画では一番です。青春ドラマとして直球と変化球の混ぜ方が巧妙な脚本、スピード感がありながらドタバタではない構成、熱いのにどこか脱力した演出、個性豊かな登場人物の性格付け、それに答える若い俳優、あれより長くても短くてもダメなラストシーン。かといって「カメラを止めるな」のようなアイデア勝負ではなくノーマルな作りの映画なんですよね。「予算が無いからハリウッドのような映画は作れない」と言ってる映画関係者はこの作品を見て反省して欲しいです
結局恋愛
途中まですごくおもしろかったです。
最終的に男女間の恋愛に収束したのがかなりショボーンでした。高校生とはそういうものなのでしょうか。
時代劇や映画制作への情熱だけで最後まで描ききってほしかったな。だから「時かけ」の要素は別にいらない。時代劇の、照明(陰翳)の美学だったり、殺陣だったり、音も全部アフレコでいいから効果音や曲を研究したり、そういう熱意がみたかった。過去に名作は山ほどあるけれど、それでも現代に生きる自分が表現せずにはいられない衝動とかってすごく好きなテーマなのですが、異性への恋愛というのがノイズに感じてしまいました。
最後の幕切れも潔くてかっこよかったけど、ラストのタイトル「サマーフィルムにのって」ドーン!にいたっては、かなりダサい。
でもエンディングの曲の感じでなんとなく理解しました。結局この映画は、キラキラ大好き愛してる系映画なのだと。おじさんの出る幕ではなかったかも
絶賛してる人多いしね。
なんか御免
評判に違わぬ熱く、そしてちょっぴり切ない青春映画
色々なレビューを読み、期待を秘めて映画を観たが、良かった。
SFゆえのそれって?みたいなツッコミどころを考える隙もなく、ストーリーにのめり込んでいる自分がいました。
没入感が凄く、はだしの恋心、ビート板の失恋、剣士ブルーハワイの乙女心、そして映画の未来に此方の胸が熱くなっていきます。
バイバイとさようなら
個人的には「ビューティフルドリーマー」の方が好きだったけれど、ど直球な青春にラブコメ、時代劇、SFと、寄せ鍋どころか闇鍋の体なのに、気持ち良くラストに集束していく様は、お見事と言う外ない。
坂の人だとは知らず、「絶妙なイラ加減だなぁ」なんて「賭けグルイ」「お耳に~」を視ながら思ってましたが、今回も絶妙でした。ビート板とブルーハワイがツボ過ぎて注目が薄めだったのもあるかもですけれど(苦笑)。キャラは濃い目で味付けは薄め、そんな加減がアダ名の見事さも相まってスルリと腹に落ちました。
ただラストがなぁ。自分の中では「どうあれ完成した映画には腹を括る」が映画作品のスタンスなので、物語の止めとしては嫌いじゃない(むしろ好き)けれども、舞台演劇になってしまったなぁなんて、少し冷めてしまったのは否めない。それでも心地好い時間を過ごせたのは確かなので、オススメなのには変わりありませんです。
夏の青春ものは良いものですねっ♪
「不要不急」と言われた映画への熱いエール
勝新太郎を愛する映研所属の女子高校生が、理想の剣士役と出会って、温めていた脚本をもとに、仲間たちと時代劇映画を創る。ところが、実はその彼は、タイムマシンでやって来た未来人で…という、まさしく学生の自主映画のような設定。
映画自体も低予算で、いわばPFFスカラシップ作品のような味わい。撮影でのアクシデント、淡い恋模様、ライバルとのつばぜり合いなど、描き方は薄めだが、好感は持てる。夜の体育館のシーンなど、青春ぽい。
主役の伊藤万理華は、乃木坂時代は全く知らないが、猫背、がに股、白眼まで見せて、頑張っている。特に、ラストの箒での立ち回りは見事。
未来人に向けたカメラ目線でのメッセージが、「不要不急」と言われた映画への熱いエールに感じられた。
決着をつけないのは時代劇じゃない
元々見る予定はなかったし、時間が合わなければ選ぶことはなかった。
でも、見終わった後は、この作品を見れてよかったという気持ちに満ちている。何かに夢中になれる一瞬が青春なんだと改めて振り返る。それが人間らしさの源であり、それぞれが得意なことを活かして輝く姿はやはり眩しい。決着をつけないままにしてしまった記憶に後悔しながら、劇場をあとにする。
市川雷蔵、勝新...
「映画を作る」映画が大好き、さらには自分も高校の時は学際で、専ら8mm映画を作っていたので、かなり期待して観に行きました。さらに時代劇が好きという設定は大変良い。
勝新は破天荒だが、その演技は凄いと自分は思っている。市川雷蔵は色っぽい。
さて、問題の内容だが、SFっぽい展開とか結末はちょっと自分には苦手だった。
青春って良いよね
いつも行くアップリンクでチケット売り切れてるし上映回数も多いから『さぞ面白いんだろうな?』くらいの感覚で前情報なしで見る。
今年の個人ベスト3に入るくらい好きだった。主演の子がすごく良かった。やはり映像研は頭をよぎる。
強いて気になった所を挙げると
・今の時代にマッチしたテーマでそれが面白さを引き立たせてる反面、時代は跨げないテーマなので10〜20年後に見たら印象変わるかも?
・ビート版で石原さとみがチラつく
・りんたろうでアルピーの酒井がチラつく
この夏の思い出
こんな感覚は初めてだ
なんですかこの映画は!
いや〜またすごい映画を観てしまいました…
クライマックスの展開がすごい
まさかの展開
なかば強引
だけどスクリーンに釘付け
主演の女の子可愛くないなーって感じだったけど
最後の表情が最高によい!
青臭いというか単純というか
でもそれが青春なんだな
今年の夏は毎日雨だけど、この夏の1番のサマーフィルムに乗れた!
過去と未来を両翼に!青春が美しく羽ばたく
勝新太郎は「兵隊やくざ」シリーズもお薦めです。
スクリーンに写るすべてが良かった。劇中音楽に70年代のソウルミュージックが流れてきても良さそうな雰囲気を感じた。映画と共にありぬ。
余韻
140本目。
まあ時間があるから、取り敢えず観とこ位。
ハダシだ、ビート板だと狙った感じの役名って、正直嫌い。
でも自分が高校生位だったら共感出来ただろう、嫌な年の取り方しちゃったなぁって。
それに、まあこんなもん多くを望んじゃ酷かな位に捉えていたけど、ラスト5分でひっくり返された。
その発想、展開は頭になかったし、やられたと一気に涙腺。
今日一日は余韻に浸ってそう。
こんな高校生活を送りたかった
「とても素晴らしい映画」です。胸がワクワクと熱くなります。そして胸が締め付けられるエンディングに嗚咽が止まりませんでした。「映画に青春をかける」こんな高校生活を送ってみたかったです。最初から最後まで主演の伊藤万理華さんに「頑張れー!」と応援し続けた映画でした。本当に良かったです。監督の松本壮史さんの時期作にも期待しますが、脚本の三浦直之さんの力量に邦画の未来を感じました。金子大地さんも懐が深い役者だと感じています。
『運だぜ!アート』のluckygenderでした
美少女と文化祭。
まず主演女優の素材と善戦を買う。
つみきみほ系文化部美少女には文化祭が似合う。
高校映画部に毛が生えた如きカメ止めなヘタウマも逆に奏功だが、
このオチでは逃げ感否めず、
押井守、山下敦弘、中原俊、吉田大八らの文化祭文化部快作群には及ばず。
映画は時代をつなぐ物語
クチコミに乗せられて鑑賞。
青春映画、時代劇、実写のタイムリープ、アイドル主演と食わず嫌いのごった煮だったけど、上手く掛け合わさっていて観やすく丁寧につくられている。
評判ほどではなかったが、とりあえず映画のある世界・時代に生まれて幸せだし、映画がつくりたくなった。
映画好きには外せない一作。
主役の子 可愛いなーと思ったら元乃木坂の子だったのか。 だからこん...
主役の子 可愛いなーと思ったら元乃木坂の子だったのか。
だからこんな知られていなさそうな映画なのに映画館が満員御礼だったのね💡
映画自体は青春感がすごかった。
役者がみんな普通というか、実際の一般高校生たちみたいな感じでリアリティがあった。
SF要素が入っているとはいえ、せっかく普通の高校生たちの青春って感じだったのに、ラストシーンだけが「はぁ?」って感じで残念。
ビート版役の子が若い頃の石原さとみに
ダディボーイ役の子が若い頃の照英に
見えた。
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