サマーフィルムにのってのレビュー・感想・評価
全166件中、81~100件目を表示
伊藤万理華ちゃんに適任だった。
映画部のパッとしない子が友達やクラスメイトなんかを巻き込んで時代劇を作る物語。
コメディ、青春映画としてとても良い映画。
それにしても、伊藤万理華ちゃんは物事に没頭している高校生役がまあ似合う。
いまテレビ東京でやっているドラマもチェーン店のご飯を愛してやまない役だけど、本当にそういう役が似合う。
また、物語の主人公の立ち位置が乃木坂46の『あの日僕は咄嗟に嘘をついた』のMV を思い出させる。
みんなの輪の中心になっている子を陰から見ている感じは、乃木坂時代のMVの役柄に似ていて、MVの設定も演劇部だったので何となく親和性を感じた。
ただ、これはアイドル映画ではなくて、伊藤万理華ちゃんはもちろん、脇役の俳優さんもそれぞれ良い味を出している。
乃木坂時代の伊藤万理華ちゃんが好きだった人はもちろん、俳優としての彼女が好きな人、映画好きな人に是非見てほしい映画。
最高の青春
色々とすごい思い出に残った作品。
キービジュがずっと気になっていて、公開直後にチケットとったんです。
そしたらその夜に息子さんが発熱。こりゃ明日預けるのは無理ってなって、翌日は病院へ奔走する(お盆と重なってほとんどやっていない)事に。
もちろんチケットは無駄に(システム上キャンセルができない)してしまいまして。こんな事は初めてでした。
まぁでもこんな時期だし、シアターに還元できてるんなら良いのかなって自分を慰めてたりとか思ってました。
でも、今度は看病してた息子さんの風邪をもらってしまったんですよ。
発熱こそ無かったものの喉にきてて、時々思い出したように咳き込んでしまうんですね。
時期が時期だし、これはちょっと無理だよなぁってまた見送る事に。
そんなこんなでこんな時まで鑑賞がずれ込んでしまいました。
そんな本作、とにかく最高でした。
時代劇というか映画愛に溢れ、開始直後からとにかくドキドキが止まらない。7人なのも絶対そうですよね?
これだけ綺麗に青春を切り取った作品は中々ないと思います。
割とどうでも良い内容なんですが兎に角その熱量が凄まじく、ラストの立ち会いは涙が止まらない程でした。
もう脚本だのカメラだの細かい事は置いといて、最高の青春を見せてもらいました。
もう一度言います、本当最高でした。
のめり込み過ぎで頑固な青春
若い時って自分の好み以外を嫌う癖がある。
やっかいな事によく知りもしないのにだ。
でもそんな根拠のない熱い思いが原動力になる場合もある。
大衆受けが全然面白くない、ちっとも興味湧かなくて、モヤモヤ、メラメラするハダシのパワーは物凄かった。
映画など興味ない同級生を滑らかな口調でスタッフとして調達、バイトして資金集め。たたみかける様にスタートしてしまうこの感じが良い。
未来の映画の設定も納得出来るものだった。
2時間も椅子に座ってられないなんて珍しい話じゃない現代人から想像するに、全然かけ離れていないのだから。
ここら辺はSFってよりリアルな感じがした。
グイグイ引っ張っていくハダシ監督が別な顔を最後に見せる。夏が終わるのが寂しくなっちゃうあの感じを一緒に味わった。
シネマは時を越えて
シネマがなくなる!
すっかりストーリーに同期して浸っていたために、「未来の社会ではシネマは死滅する」と聞いて、本気で錯覚しました。シネマやシアターが消えたら、どうやって生きていけばよいのだろう。
恋とタイムスリップもある
未来から来た青年は初めは時代劇のヨダレもののポスターでも釣られなかったのに、やがて時代劇に憑かれた女子高生と一体になり、シネマ制作にのめっていく。その熱量に、この作品の恋もタイムスリップも呑み込まれたと言う感じです。
もちろん、ほろ苦い海辺の恋も、とぼけたタイムスリップも良かったです。
仲間とライバルも思い一つ
頑張るヒロインに少しずつ引きずられていく仲間たちも、更にライバルチームの熱意も自然。挫折を露わにしたのはヒロインで、他のメンバーに明らかな挫折や対抗意識がなかったのは、作品的に成功したと思います。シネマに対する愛だけが強調された。
海ほどに深いシネマ愛
凛太郎は、敬愛する女流監督の高校生時代に恋する訳ですね。ここのSFらしい切なさも良かった。
そして未来のシネマを、絶対に絶やさないことを決意する。深くて執念深くて計画的なシネマ愛。
どちらが勝った?
座頭市はどこかで使われると予想していましたが、最後の最後、ハダシと凛太郎が斬り結ぶシーンでとは思い及ばなかった。このカットでエンディングして、後日のシーンが一切なかったのは、少し寂しかったけれど強烈でした。
武士の青春
2021年映画館鑑賞79作品目
8月29日(日)チネラヴィータ
時代劇にかける高校生の一夏の青春コメディーの傑作
時代劇オタクの女子高生ハダシは高校の映画部に所属
1対他全員の圧倒的大多数の選挙結果文化祭で発表する自主制作映画はラブコメに決定
どうしても時代劇を撮りたい1人意気消沈怒りの暗黒面ハダシ
ラブコメに対抗しようにも部費はラブコメの方
ならば引っ越しのバイトで制作費を仲間とともに稼ぐハダシ
天文部でSF好きで唇が印象的な眼鏡の女の子ビート板
剣道部に所属していて大会で優勝する腕前のラブコメ好きで笑顔が印象的な女の子ブルーハワイ
3人は幼馴染で仲良し
ビート板はスマホで撮影担当
ブルーハワイは殺陣指導としてハダシの映画作りに協力
野球部の補欠2人が音声係
デコチャリのヤンキーが照明係
老け顔のダーティーボーイが主人公と対峙する侍役
そしてタイムスリップで未来からやってきたイケメン麟太郎が猪太郎役として主演抜擢
強引ともいえる熱い映画監督ハダシ役を伊藤万理華が好演
反省後しばらくたった峯岸みなみかイケメンパラダイスの前田敦子以上にバッサリとショートカット
表情の移り変わりを観ていても面白い
元乃木坂46元アイドルと侮るなかれ彼女は若いが本物の役者だ
時代劇の撮影をしているのにラブコメの撮影がちょくちょく重なるところが笑える
ゆうたろうと甲田がだんだん憎くなる
野球部の太ってない方と映画部の歯茎がひっそりカップル成立するなかばどうでもいいマルチな展開もあり
文化祭当日
体育館で二本立ての上映会
この期に及んでラストシーンが納得いかないハダシ監督
意外な展開
意外なラスト
『鬼ガール!!』の桃連鎖を彷彿させる
剣戟映画武士の青春
ラブストーリーなのか
アドリブで見事な殺陣は全くリアルじゃないがそれでも面白い
事前情報はほとんど読まず予告編だけで観ることを決めたのでハダシが安達に聞こえたがあくまでハダシ
なぜハダシなのかなぜビート版なのかなぜブルーハワイなのか謎のまま
ハダシの時代劇好きな理由はよくわかった
『十三人の刺客』とか『座頭市物語』とか『瞼の母』とかまた観たくなった
あとテレビデオとか懐かしい
ラスト
驚異の完成度のB級映画
結局恋愛
途中まですごくおもしろかったです。
最終的に男女間の恋愛に収束したのがかなりショボーンでした。高校生とはそういうものなのでしょうか。
時代劇や映画制作への情熱だけで最後まで描ききってほしかったな。だから「時かけ」の要素は別にいらない。時代劇の、照明(陰翳)の美学だったり、殺陣だったり、音も全部アフレコでいいから効果音や曲を研究したり、そういう熱意がみたかった。過去に名作は山ほどあるけれど、それでも現代に生きる自分が表現せずにはいられない衝動とかってすごく好きなテーマなのですが、異性への恋愛というのがノイズに感じてしまいました。
最後の幕切れも潔くてかっこよかったけど、ラストのタイトル「サマーフィルムにのって」ドーン!にいたっては、かなりダサい。
でもエンディングの曲の感じでなんとなく理解しました。結局この映画は、キラキラ大好き愛してる系映画なのだと。おじさんの出る幕ではなかったかも
絶賛してる人多いしね。
なんか御免
評判に違わぬ熱く、そしてちょっぴり切ない青春映画
バイバイとさようなら
個人的には「ビューティフルドリーマー」の方が好きだったけれど、ど直球な青春にラブコメ、時代劇、SFと、寄せ鍋どころか闇鍋の体なのに、気持ち良くラストに集束していく様は、お見事と言う外ない。
坂の人だとは知らず、「絶妙なイラ加減だなぁ」なんて「賭けグルイ」「お耳に~」を視ながら思ってましたが、今回も絶妙でした。ビート板とブルーハワイがツボ過ぎて注目が薄めだったのもあるかもですけれど(苦笑)。キャラは濃い目で味付けは薄め、そんな加減がアダ名の見事さも相まってスルリと腹に落ちました。
ただラストがなぁ。自分の中では「どうあれ完成した映画には腹を括る」が映画作品のスタンスなので、物語の止めとしては嫌いじゃない(むしろ好き)けれども、舞台演劇になってしまったなぁなんて、少し冷めてしまったのは否めない。それでも心地好い時間を過ごせたのは確かなので、オススメなのには変わりありませんです。
夏の青春ものは良いものですねっ♪
「不要不急」と言われた映画への熱いエール
勝新太郎を愛する映研所属の女子高校生が、理想の剣士役と出会って、温めていた脚本をもとに、仲間たちと時代劇映画を創る。ところが、実はその彼は、タイムマシンでやって来た未来人で…という、まさしく学生の自主映画のような設定。
映画自体も低予算で、いわばPFFスカラシップ作品のような味わい。撮影でのアクシデント、淡い恋模様、ライバルとのつばぜり合いなど、描き方は薄めだが、好感は持てる。夜の体育館のシーンなど、青春ぽい。
主役の伊藤万理華は、乃木坂時代は全く知らないが、猫背、がに股、白眼まで見せて、頑張っている。特に、ラストの箒での立ち回りは見事。
未来人に向けたカメラ目線でのメッセージが、「不要不急」と言われた映画への熱いエールに感じられた。
決着をつけないのは時代劇じゃない
市川雷蔵、勝新...
青春って良いよね
この夏の思い出
全166件中、81~100件目を表示