サマーフィルムにのってのレビュー・感想・評価
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ラストシーンが‥‥
やたら評判が良いし、映画好きで実際大学時代には映画作りのサークルに在籍していたこともあり共感できるものがあると思い鑑賞。
しかし、期待外れ。残念でした。
評価高い皆さん、申し訳ない。
まあ、おじさんには理解できるわけないとご容赦いただきたい。
低予算映画で、キャストやスタッフが頑張っているのは分からなくない。
しかしなぁ‥‥。
一部の低評価の人達も言ってるが、1番良く分からないのは、ラスト。上映を途中でカットしての箒を振り回しての大円団。
映画見ている人達にはなんのこっちゃのポカ〜ンでしょ。
と、思った次第でごさいます。
個人的な思い入れで見たけど良かった。最後が秀逸
予告編を見て見に行きました。
高校生生活の最後の夏休み、映画を作るというのは47年前に私も経験があります。
秋の文化祭に出品する映画作りという点もそっくりです。
脚本を作った監督がいて、撮影、照明、音響と得意分野のスタッフを集めるというのもそっくりです。
監督だけがやたら熱いのもそっくりです。
資金作りのためにアルバイトするのも同じです。
撮影担当が天文部というのも47年前と同じです。
完成前には編集のために徹夜するというのも同じです。
違うのは8mmカメラとスマホの差ぐらいなものでしょう。
そんな個人的な思い入れで見に行きましたけど、けっこう楽しめました。
SF的要素はネタがあるのを映画の中で監督が明かしております。
確かに、そのとおりです。
この先、どうなるのかを見た人に期待させるところで終わらせています。
最後、あのカットで終わらせるのは秀逸です。
勝新を愛する主人公の話
今までにない青春と時代劇とSF組み合わせ
10代の時代劇好きっているのかなぁ笑
マニアックな性格のハダシ好きです。
凛太郎役の金子大地くん
良いなぁ
これからもっと活躍していくだろうなぁ
脇を固めたキャラ達も良い!
あの、かりん達を後ろの背にして、編集しているごちゃごちゃしているシーン良い
かりんもかりんで可愛いだけじゃなく映画熱も高く、芯がぶれてないあたり好感なキャラ
もちろん見せ場最後の殺陣シーン良いねー
エンディングロールでみんなの姿とか見たかったなぁ
まだまだ若い俳優さん達、これからの活躍が楽しみです♪
若い皆さんが楽しめたのなら良かった
皆さん楽しめたのに、初老の男がしゃしゃり出てケチを付ける様なコトは気が引けるのだが。
若い役者陣は頑張ってたと思う。
ハダシとビート板は特に光ってた。
だが、全体を通して演出はしっくり来なかった。
コメディとかコント風とかいうのでもなく、まるでギャグマンガを工夫なしでそのページのまま実写化してしまった様な、それでいて作り手が観客に「ココが面白ポイントだよ」と押し付けて来る様な「ウスラ寒さ」をずっと感じていた。
ラストの展開も全く気持ちがついていかない。
映画というものに対する愛情を(私の様な老人ではなく)本来のターゲットたる若者達が気持ち良く受け取ってくれているなら喜ばしいことだが。
合わなかっただけなのか?
あまりにも評価が良いので
どれほどのものなのかと
些かハードルが上がっていたのは
否めないのだが
この映画こそが高校生が作った
作品のような全てが中途半端と言う印象。
ハダシ、ビート板、ブルーハワイの由来など
細かいところがもう少ししっかりしていれば
のめり込めたのかもしれない。
私には合わなかったと言うより全く面白くなかった。
『桐島』には遠く及ばない。
青春は常に本番である
たまたま近所でやってたのと
なかなか評判が良いそうなので観賞
時代劇映画オタクのJKハダシが
学園祭で上映する脚本の映画部の
コンペに負け諦めていた時代劇を
ふと出会ったイメージ通りの青年凛太郎を
主役に映画を撮り始めます
そのうちに凛太郎の意外な秘密や
仲間との青春と葛藤など
様々な局面が訪れます
凛太郎は未来からハダシ監督の「映画」を観に
やって来た未来人で未来は映画が無くなっていると
言い出します
そんなわけ無いじゃんとついつい思って
しまいますが現実にコロナでどれだけの
イベントが潰れそのまま無くなってしまって
いく可能性も孕んでいるでしょうか?
学園祭や青春のイベントがどれだけ
無くなっているか?と言う事実を目の当たりに
している事にハッとしました
アイドル関係はあまり詳しくありませんが
最近映画でもよく見る平手友梨奈や
今作の伊藤万理華など演技も問題なく
こなすもんだなと感心しました
箱はそんな多くないかもしれませんが
観られたらオススメしたいです
良くも悪くも学生っぽい。
ストーリーの荒唐無稽な所も学生の映画っぽいのは狙いだとして、、、。
もちろん良い感じ、よい表情の所も多々あるし、ラストも何故かジーンと来たが、、、前半役者の技術不足、、、それをフォロー出来ない監督の経験不足、、、、がどうにも辛かった。
「伸び代がある」と解釈したい。
いいじゃん! おもしろいじゃん!
約1年ぶりの武蔵野館 いきなり長編重々映画はキツいのでサラッと気持ち良さげなものとしてチョイス
キャスティングから恋愛要素を入れることは既定路線 そこにいかに時代劇を絡ませられるかが見どころ
いやーいいじゃん!いい解釈じゃん!唯一無二のライバルじゃん!青春じゃん!
SFとか結構要素てんこ盛りにもかかわらず演者のナチュラルな演技とテンポのいいストーリー展開でスッと楽しめた 満足度高し!
伊藤まりかと金子大地 覚えました
【”エモい”が炸裂】
この作品は、ちょっとズルい。
エモそうなLEGOブロックをあちこちから集めて組み立てたような、”エモい”が炸裂する映画だ。
若い子が時代劇に興味があるって、高齢の人にはかなりウケるよね。
太刀筋とか、切先や間合いで会話するとか…。
夢、ライバル、友情、片想い、恋愛、未来の映画は本当はどんなんだろうとか…。
最後の、チャンバラ。
そう来たかと、僕は、簡単に騙されないぞ、客観的だぞ、と思っていたけど、やっぱり胸が熱くなる。
何かにつけて、結果を求められる世の中だけど、若者は、結果を度外視してチャレンジしたって良いじゃないかと思う。
撮り直しなんて、案外簡単だ。
気づいていたのに
おすすめされた映画
何も情報を仕入れずに観た感想を述べますね
時代劇が好きな主人公のはだしが、自分の脚本映画を作るお話。
周りに撮ることを薦められながらも、納得のいく主役を見つけられなかったところに突如イメージにピッタリ当てはまるりんたろうが現れる
さまざまなことがおきながらも、夏休みという限られた時間の中で映画を撮ることに
高校生のまっすぐにひたすら「映画を完成させる」という目標だけに走り続ける姿は、青春そのもので何かのために頑張れるということの素晴らしさを見せつけられました。
短い夏の中で、さまざまな感情が行き交いもちろん全てが楽しいいい思い出ではありません
こんな簡単に乗り越えられるの?という解決方法ではありましたが、それをきっかけにお互いの見えていなかった部分を見ることができさらに映画のクランクアップに拍車がかかっていく
充実するほどにあっという間に過ぎていく時間に私も思わず高校生の時代を振り返って重ねてしまいました
そしてなんと言ってもラスト
ここ最近見た映画の中で終わり方がとても好き
この後どうなるんだろう、想像力がとても膨らむ
タイトルではじまりタイトルで終わる
まるでアクションとカットのように
映画の中で映画を見ました
ただ最後の最後まで、もう一つの作品を作っていたかりんちゃんがよくわかりませんでした
悪いやつなのか、いいやつなのか、はたまた何も考えていないやつなのか
もっと主人公を引き立てられる役だったんじゃないかな?
特にラストのところ、急に出てきた感がすごかった...
ハダシとビート板の表情に注目
伊藤万理華と河合優実のこれからが楽しみ
2人の表情から内面の思いが真っ直ぐ伝わる演技にグッときた
ラストの殺陣シーンも秀逸!
「あさひなぐ」にはなかった伊藤万理華の迫力の殺陣!
内容も設定が豊富な割にスピード感があって非常に良き
コロナ禍で控えていたが、久しぶりに劇場で観た作品がこれで良かった。これからも映画を見に行きたい。
未来で映画が無くならないように。
青春炸裂
傑作青春ものでした。
『あどりぶシネ倶楽部』+『映像研には手を出すな』+『時をかける少女』 という雰囲気と言えば伝わるでしょうか?
そして主人公が「時代劇マニア」という斬新さ。
乃木坂46は全然わからない私ですが、元センターの伊藤万理華、この作品で覚えた!
役者として真剣かつ高スペックなのが、ほんとに冴えないブサイクな変顔ばかりする時代劇マニアの女の子を、見事に演じきっていたところ。
ビート版たちサブキャラもいい。
『なつぞら』に続いて、板橋駿谷が37歳で「老け顔の高校生」役で、これにも大笑いさせてもらいました。
そして、話(脚本)がほんとにいい。
SFテイストを交えつつも、悪人のいない、登場人物がみんないい奴ばかりな優しい世界なのも楽しい。
未来へ想いを繋げるために、今を一所懸命生きる姿も素晴らしい。
あとで思い返すと低予算っぽい作品でしたが、観ている間は全然気になりませんでした。
荒ぶる夢追い人
確か昨年にこの作品の情報が公開され、伊藤万理華さんが主演ということで(乃木坂時代からのファンです)、心待ちにしていたらもう夏!ということで久しぶりにミニシアターに足を運んで鑑賞。
97分ずっとまっすぐに映画のことばっか考えているハダシが青春を駆け抜ける物語です。
まず役者陣の演技が素晴らしい。特に伊藤万理華さんの少年と少女が混在したような表情から繰り広げられる見ていて楽しい動き。大人びた映画・時代劇への熱。元々演技は上手だなと思っていましたが、今作では今までよりも抜きん出て良かったです。
金子大地さんも、無垢な状態から剣士への変化、タイムスリップという突飛なアイデアの影響を感じさせない自然な演技力。「猿楽町で会いましょう」とはまた違った超好青年な一面を見れました。
撮影に携わるメンバーも七人と、どこかの侍を彷彿とさせる小ネタを仕込んでいるのでこれまた憎いです笑
映画部の費用はキラキラ映画を撮るために予算がつぎ込まれ、ハダシの作る映画はバイトして貯めたお金で作るという流れは、現在の邦画の世界に色濃くマッチしてるなと思いました。俳優人気だけで原作の要素などを無視してはいるがヒットしてしまう作品が前者で、アイデア勝負で、予算をかき集めて一本作るけど、公開規模が大きくはないのが後者です。ミニシアターで見る作品は名作が多いですが、映画を年に数本しか見ない人にとって知られる機会が中々得れない現状です。でもそんなことに負けずに、キラキラ映画の上映をぶっ潰してやろうと考えるハダシの考えには思わずにやけてしまいました。
作中ではドッタンバッタンしながらも映画への完成へと近づきますが、キラキラ映画チームの1人が主演の男の子に告白して振られて倒れるという突然の漫画的展開が待ち受けていますが、ここで忌み嫌っていたキラキラ映画チームへの助っ人を買って出て、その恩返しに撮影の全てをキラキラ映画チームが買って出るという協力する展開がありました。大変に胸熱な展開でした。ザ・青春という感じで記憶にはない青春が蘇ってきました。
タイムスリップという突飛な描写が出てきて、それでかつ、2100年にはハダシは名監督として名前を挙げられており、そこから映画そのものがなくなっているという衝撃的な事実も明かされます。未来では1分で長編という今のYouTubeが行くところまで行ったような感じです。凛太郎はハダシの作品を見たいがためにタイムスリップするというドラえもんの世界観のお話かな?と思ってしまいましたが、そんな飛びすぎたアイデアでありつつも、そこまで違和感を感じないのはタイムスリップを軽めに描いているからだなと思いました。
無事学祭での公開が決まりましたが、そこでハダシが凛太郎に恋をしているという描写が最後に活きてきます。映画は互いを斬り合わない時代劇という変則的なものでしたが、映画監督として、1人の人間としての覚悟を決め、映画上映を止め、その場での実践という形に変えました。現実への昇華にも見える描写がとても若々しくもありつつ、真っ直ぐな気持ちが伺えて非常に爽快なシーンでした。殺陣のレベルも高く、一度は憧れる箒でのチャンバラも見応えがありました。互いに好きと伝えながらも決着をつけるという余韻を残しつつ終わります。
限られた時間の中で、素晴らしい作品を作り上げたのは映画の中もこの映画も同じで、とてもシンクロしているなと思いました。この真っ直ぐさに嘘はなく、もう後半はずっとグッときていました。この夏を代表する最高の青春サクセスストーリーです。ぜひ劇場で!
鑑賞日 8/9
鑑賞時間 11:50〜13:35
座席 Free
斬るか、勝負するか、告白するか
高校が男子校だったから、共学の高校の文化祭前の話となるとちょっとテンションが上がってしまう。みんなで何かを作り上げたり、やり遂げようとする話が大好きだ。
本作は文化祭の準備をする話ではなく、文化祭で上映する映画を撮影しようとする話。少し違うが、テンションが上がってしまう。しかも、正規の映画部の作品を乗っ取ろうとする。そして撮影しようとするのが時代劇。はだか監督の時代劇に対する熱量がハンパじゃないのもさらにいい。こういう熱い思いって心に響いちゃうんだよ。
個性豊かな人間が集まって、紆余曲折しながらチームとしてまとまっていき、そこに恋愛も絡んでいく。ちゃんと笑えるところもあるし、青春映画として完璧だった!もう、なんか楽しそうで、キラキラしてて、愛おしかった。
ちょっと違った雰囲気で面白かったのが撮影後に編集するシーン。映画部の部室を2つに分けて正規組と反乱組を対比させ、その2つをつなぐように、音声担当の男の子の恋を描くという表現が短いながらもよかった。
観る前は、本広克行監督の「サマータイムマシンブルース」と「ビューティフルドリーマー」みたいな映画かと思っていた。でも観た後はちょっと印象が違う。最近観た「青葉家のテーブル」もそうだが、何かを創作し悩む人を描きこうとする映画なんだ。斬る、勝負する、告白するをうまくミックスさせたラストも清々しかった。今後も松本監督をチェックしていきたい。
主演の伊藤万理華さん
アイドル時代は、知りませんが、いいですね!
今放送されている「お耳に合いましたら。」毎週楽しく拝見しています。
なんかドラマに似てるかな?
ラストの展開ビックリでした。
できれば、ラストカットがエンドロール後にあると嬉しかったです。
今後のさらなる活躍期待しています。
世間では大絶賛ですが…
大好きな大根仁監督や佐久間宣行Pが絶賛していたので映画館へ。
主人公は勝新(時代劇)を敬愛する女子高生。設定は魅力的でした。しかし個人的に人物描写や設定に深みを感じることが出来ず感情移入しきれませんでした。
一番感じたのは、主人公のハダシが自分の作品を演出する際に、本当の時代劇ヲタクらしい熱量を感じ取ることが出来なかった点です。
「桐島、部活〜」の前田は本当の映画ヲタクにしか見えませんでしたが本作のハダシは微妙でした。劇中でハダシが撮った時代劇はかなりレベルが高いのですが…。
最後の掃除道具の殺陣は良かったです。
因みに青春映画のマイベストは「リンダ リンダ リンダ」と「キッズ・リターン」です。
新たな青春讃歌から狼煙が上がる。
正直単なるアイドル映画だと侮っていました。評価に引っ張られて行ってみたら、なんの、なんの。時代劇ヲタクの女子高生映画監督ハダシと寄せ集めの仲間達が繰り広げるひと夏の物語。果たして自主映画「武士の青春」は無事完成し文化祭に間に合うのか?!そして突如目の前に現れた凛太郎の正体とは。
新たな青春讃歌ここに誕生!
伊藤万理華が初々しかった。ちょっと空回りで浮き足立ってる感じがハダシにピッタリ。しかもご本人は20代半ばですか。全く違和感なかった。逆に板橋駿谷の違和感はもはや神がかっている。めっちゃ笑えた。金子大地は今後ますます注目ですね。
「2時間かけて他人の物語なんて誰も見ない」そんな未来。映画というコンテンツはどこへ向かうのか。館内が暗くなったら至福の時間が始まる合図。再び明かりが灯るまで無駄な時間なんてきっとない。そこには早送りもスキップも一時停止もない。松本監督は見事に、実に鮮やかにこの先映画業界が対峙してゆくこの問題に警鐘を鳴らした。余韻が深く残る最高のタイミングで訪れたラストカット。箒を交える二人の武士の背景に狼煙が上がったのを見た気がした。
ハダシ監督ブラボー!
全裸監督を意識してます?コレってw
女子高生のハダシ監督、全裸監督に負けず劣らずで熱かったです!
「元乃木坂?パスだパスパス!」しなくて、ホントに良かったw
時代劇オタクの女子高生と言うニッチ設定から、軽いジャブのお笑い連発の冒頭部で、既にハート鷲掴み。映画愛に青春を染めた若者の映画、最近多いですけど、コレが一番楽しいかも知れないw
タイムスリップラバー劇まで押し込んで来て、話しがこんがらがりそになったけど。恋心に映画愛で決着を付ける、チャンバラのラストが最高でした。
とりあえずは、映画愛物語りには⭐︎緩めの法則、力一杯発動です。
楽しかった。とっても。
好きって言わずに好きを伝えるのが映画だろう
好きって言わずに好きを伝えるのが映画だろう
という作劇論の初歩の初歩を冒頭で主人公が発したのと、同じく主人公がキラキララブコメ映画を低レベルだと批判していたので、じゃあ今作は脚本の粗は無く安心して観られるんだなと思っていたら、まあ脚本の粗がすごいです……
主人公から脇役まで、セリフは語り過ぎで説明的、なんなら主人公は最後に好きな人に対して「好き」とセリフで言ってしまいました
これには口あんぐりです
本当は星2つぐらいなんですけど、自分で掲げた禁止行為を平気で犯してしまう図太さというか、他人に厳しく自分に甘々というか、自分が1番ダサいのに他人のこと平気でダサいと言ってるような作り手の感じにイラッとしたので、星0.5にします
ゼロでもいいけど付け方が分かりません
内容は精神年齢も偏差値も低いであろうキャラクターたちがよってたかって、超ご都合で主人公に協力的に動きます
90分ぐらいで短い話ですが、それでもカットすべき脂肪がすごい多いです
ギャグとかマジで面白いと思ってやってるのか疑問なくらい滑ってるし、そのシーンにいる必要すら無い脇役までいちいち細かく描写して映すからテンポが悪すぎます
主人公に対しての展開がご都合過ぎて対立や葛藤を上手に作れないので、無くてもいいようなやり取りをいちいち描かないと脚本家が90分の時間を持たせられないんだと思います
その割に時代劇やタイムリープなど多牌な要素を青春映画にぶっ込んでるものだから、凄く浅くて薄っぺらい部分しかドラマを描けてません
掘り下げて描くべき部分は、主人公のもっと心の奥底にあるはずなんですが……
シーンやアクションを丁寧に積み重ねて感情表現出来ないから、ここぞという時にまあ主人公がベラベラと喋ること喋ること
ここまで主人公の葛藤を全部主人公のセリフで説明しにいく脚本って逆に見たことないかもしれません
時代劇やSFとか名作映画を色々とオマージュしてるのか分かりませんが、
そういうのを引用したからには今作を勝るとも劣らない名作映画にするべきだと思います
が、座頭市を知ってる俺、カッコいいでしょ?
ハインラインのSF小説読む俺、賢いでしょ?
レベルなんですよね全てが
クラブDJがフロア沸かせてイキッてるけど、他人のレコード流してるだけだよ、それ
名盤レコードばかりをサンプリングしても、自分がゼロから曲を作ったことにはなりませんよ
ポンポさんも同じようなメタフィクションでしたけど、あっちは架空の映画しか出てこないですから
ポンポさんの作り手は、きっとゼロから名作を作りたかったから実在の映画名を出さないんだと思いますよ
あと、主人公がキラキララブコメ映画をバカにする、
イコール監督や脚本家も心のどこかでバカにしてるんだと感じましたが、
多分キラキララブコメ映画を製作している映画人たちの方がよっぽどレベルは上ですよ
この映画よりは脚本のことを分かってないと観客をキュンキュンで喜ばせられないし、
そもそも大衆が望むものが何なのかをちゃんと分かってると思います
分かった上で、あえて外すところは外してるんですから
映画愛とか、映画が好き、ってことがテーマのわりに、
ラブコメ映画をバカにするスタートがそもそもイラついたんですよね私は
ラブコメ映画も立派な映画だろうと
なんで時代劇は良くてラブコメは認めないと線を引いた?
自分の好きな物を語るとき、人の好きな物を引き合いに出してわざわざ否定する必要が一切無いのに
鬼滅の刃やエヴァといった大ヒットアニメ映画を否定する映画人、
深田晃司や河村光庸がいましたけど、
売れてる映画ジャンルそのものを否定してるヤツ、すごいダサいですよ
映画デーだし、ちょうど時間合うし、評判良さそうだからコレを見るか
と思った過去の自分にタイムリープしたいです
この映画を面白いと思う人がいることは否定しません
私には合いませんでした
全199件中、141~160件目を表示