サマーフィルムにのってのレビュー・感想・評価
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こんな高校生活を送りたかった
「とても素晴らしい映画」です。胸がワクワクと熱くなります。そして胸が締め付けられるエンディングに嗚咽が止まりませんでした。「映画に青春をかける」こんな高校生活を送ってみたかったです。最初から最後まで主演の伊藤万理華さんに「頑張れー!」と応援し続けた映画でした。本当に良かったです。監督の松本壮史さんの時期作にも期待しますが、脚本の三浦直之さんの力量に邦画の未来を感じました。金子大地さんも懐が深い役者だと感じています。
『運だぜ!アート』のluckygenderでした
美少女と文化祭。
まず主演女優の素材と善戦を買う。
つみきみほ系文化部美少女には文化祭が似合う。
高校映画部に毛が生えた如きカメ止めなヘタウマも逆に奏功だが、
このオチでは逃げ感否めず、
押井守、山下敦弘、中原俊、吉田大八らの文化祭文化部快作群には及ばず。
映画は時代をつなぐ物語
クチコミに乗せられて鑑賞。
青春映画、時代劇、実写のタイムリープ、アイドル主演と食わず嫌いのごった煮だったけど、上手く掛け合わさっていて観やすく丁寧につくられている。
評判ほどではなかったが、とりあえず映画のある世界・時代に生まれて幸せだし、映画がつくりたくなった。
映画好きには外せない一作。
主役の子 可愛いなーと思ったら元乃木坂の子だったのか。 だからこん...
主役の子 可愛いなーと思ったら元乃木坂の子だったのか。
だからこんな知られていなさそうな映画なのに映画館が満員御礼だったのね💡
映画自体は青春感がすごかった。
役者がみんな普通というか、実際の一般高校生たちみたいな感じでリアリティがあった。
SF要素が入っているとはいえ、せっかく普通の高校生たちの青春って感じだったのに、ラストシーンだけが「はぁ?」って感じで残念。
ビート版役の子が若い頃の石原さとみに
ダディボーイ役の子が若い頃の照英に
見えた。
大好きってしか言えねーじゃん
ハダシ監督、ほんとにこういう人がいるようにしか見えないな。リュックがめちゃくちゃ似合ってる。メインの女子3人と金子大地くん、よかった。祷キララさんの姿かたちと声が面白くて好き。ドラマや映画のメインストリームには似た人が今あんまりいないのもあって存在感ある。
未来のお友達が言った「未来では誰も他人の物語に時間を使う余裕なんかないんですよ」というセリフが細いピンで心に刺さってる。もう今わりとそうだもんね。恩田陸が「灰の劇場」で、今はみんな、他人が作ったお話になんか興味がなくて、ノンフィクションであれば本当のことだから価値を認めることができるって書いてて、そうかーそんなもんかーと思ったり。
でも、他人が好きに作ったフィクションのほうが、こっちも好きに見て好きに文句言えていいのにね。この映画、恋愛の要素はないほうがいいのにとか、上映会の前までのほうが断然面白かったとか。
それにしても『大好きってしか言えねーじゃん』っていうタイトル、悔しいけど脳に刻まれる。ハダシ監督が撮った時代劇のほうのタイトルが思い出せないや。あのキラキラ監督が信念と覚悟を持って登場人物に好き好き言わせてるってわかる夜の部室のシーンは、きっと後半にこういうの来るんじゃないかって予想した通りではあったんだけど、ほんとに来てくれてうれしかった。
面白くて、もうひと押し欲しい作品
夏になると観たくなるジャンルの一つ、「青春映画」ということで観賞しました。
作品としてはテンポも良くて、爽やかな雰囲気が全体に出ていてとても好感が持てました
ただ、作品全体のテンボや雰囲気がとても良かった分、ひと押し欲しかったなとおもいました。
主役の方はナチュラルでありながら、役やシーンのちょっと非現実的なところも、とてもいい感じで好演していのですが、後半の恋愛感情や未来のことについて苦しみ悩む部分の掘り下げが弱いかったのが残念でした。
そのためラストの盛り上がりが個人的な感覚ですが、2~3割り弱まってしまっているように思います。
それでも、ラストは盛り上がりは良かったと思うので十分おすすめ出来る作品かと思います。
ただ、他の方々のレビューを観ると、期待値が高くなってしまうかもしれないので注意して下さい。
爽やかな雰囲気のライトな映画だと思うので、心にジ~ンと来るのはあまり期待しないこと。あとは、ラストは好みもが分かれるかもしれないなということを、踏まえた上で観るといいかと思います。
「サマーフィルム」と「キネマの神様」どちらが好きか?
この夏、映画を愛する人たちを主人公にした映画が2本公開されました。
本作の「サマーフィルムにのって」と「キネマの神様」です。
乱暴な分け方をするならば「青春映画」と「晩秋映画」といったところでしょうか。
どちらの映画が好みか?という問いは、別の切り口で言い換えると、主人公として「ハダシ」と「ゴウちゃん」どちらが好きか?(どちらに共感できるか?)ということにもなるかと思います。
私は「8:2」で「サマーフィルム」の方が好きです。
それは、ハダシの方が勝負をしてるからかもしれません。
最後の○○(ネタバレ注意)のシーンは唐突気味ではあったものの、無くてはならないシーンだと思います。好きなら勝負しなきゃね。
傷つくのを避けてたら脱皮できませんもんね。
ハダシの「ダサかわいい」造形は見事でした。
こんな青春、買ってでもしたい!
いやいや沁みた~!
観られて良かった。生きて今ここにいる幸せ感じた。
時代劇オタクの女子高生=伊藤万理華さんの魅力全開!
金子大地さんはじめ個性豊かな高校生キャストと映画好きに刺さる台詞の数々。
松本壮史監督~作り手の映画愛伝わりました!
何が起きてもどんな時代が来ても映画の火は決して消えない。
青春映画の傑作誕生に拍手でーす!
明日1日中観ていたい
2021年55本目。
ものすごーーーくいい映画でした✨
出来るなら、
明日有休取って、
1日中観てたい。
ストーリーもいいし、
キャスト全員がいいです✨
ものすごーく。
ハダシちゃんも、
あの肩に力入れた感じもいいし、
凛太郎は、間違いなく、
本当に良かった✨
こんなにいい映画に出会えて、
かなり興奮してます😊
こんな映画部入りたい!
はだし、ビート板、ブルーハワイというあだ名に思わず笑ってしまいました。この3人のやりとりがとにかく最高!こんな映画部入ってみたい。はだし監督の映画も観てみたいですね。映画愛に溢れたとっても楽しい作品でした!
映画、青春と恋、そして未来
なんの予備知識もなく、劇場で見たタイトルに惹かれて観たのですが、これが大当たりでした。
かつて社会的話題となった「カメラを止めるな!」同様、低予算自主映画製作の過程を描いた作品ですが、今作は高校映研部のひと夏の映画製作現場が舞台のため青春映画の要素も加わり甘酸っぱい映画となってます。
主役のハダシという少女が時代劇オタクで、映画への強い愛に持つ事から起きていく展開が面白いく、知名度の浅い若手俳優のキャスティングも奇想天外になりがちなドラマに適度のリアリティーを生んでいます。
本作自体もアイデア勝負の低予算映画で、その目論見は見事に成功しています。
しかし、上田監督同様に松本壯史監督にとっても次回作が正念場と言えます。
そのプレッシャーに負けず、これからも素敵な映画で楽しませてくださることを期待します。
ポスターのダイナミックな夏さに惹かれて…
長雨から夏を求めて雨の中での鑑賞
映画ではピーカンの夏空が待って…ない
薄曇りか場合によっては雨だ、ずっと
それでも登場人物は明るい、陽キャの文化祭を陰キャの我々が乗っ取ってやるぜ!と意気込む
慣れずに距離が近づく二人、覗き込むその表情は、もう恋じゃん!恋始まってるじゃん!
みんなイイヤツ夏合宿!青春じゃん!青春の夏そのものじゃん!
場面は全て薄曇りか雨である。
それでもボクが求めてた夏です。これはあの夏の青春です!
空関係ないんです!なんなら季節さえも関係ないのかもしれません。
見守る物語のハートが、登場人物の表情、気持ちが夏そのものなんです!!
ラストこう終わるんだろうとなというボクの夏を
一つも二つも飛び越えた青春が飛び込んできて応援して泣きました。
ズルい!ズルい!こんな夏が!こんな青春が!の願望が一気に詰まっている。
悔しい!こんなにも物語の夏が輝いているだなんて、
雨なんて関係なかった。いつだってなにかのせいにしているのは不毛なんです!!
ハートです。そうハダシ役の伊藤万理華さんが教えてくれた気がします!
雨の日に観に行って良かった。ハートに夏が駆け抜ける映画です!
映画を大切にしたくなる映画
残したい映画を物理的に残す方法も勿論あるんだけど、たとえ記憶は薄れてしまう物だとしても、記憶に残る映画を大切にしたいと思わせてくれる、素敵な作品でした。
未来で巨匠になっている事を喜ぶより、映画が無くなる事にショックを受ける程、映画が好きなハダシ監督。
少し大袈裟なくらいに表情豊かな伊藤さんの演技が、ハダシ監督の人となりに嵌まっていたと思います。
そんなハダシ監督と花鈴監督、何だかんだでお互いを認め合っている感じが良かった。
映画好きの同志って感じで。
真剣に何かに打ち込む者として、通じ合う物が有るのでしょう。
ハダシ監督、ブルーハワイの女優としての資質を見抜くあたり、他の分野の映画もしっかり観てそうだし。
それから、この映画は笑えるシーンが結構有るんです。
爆笑って感じじゃなくて、クスッと笑っちゃう感じの。
小学生の息子と観たのですが、親子で笑ってました。
軽い感じでありつつも、しかっりとしたものが根底に有りそうな素敵な映画だと思います。
青春映画の佳作
高校生時代、楽しかったけれども漠然とした将来への不安も抱えていたあの頃をなんか思い出すような青春映画でした。好評なのもうなずけます。ラストは、みんなで一生懸命作った映画を素直に上映して閉幕の方が良かったかな?と個人的には思いましたが、まあ、弾けるのも青春ということでOK!
SFにも時代劇にも何のリスペクトも感じられないのにどこまでも愛おしい、メンドくさい堂々巡りが焼き付けられた不細工なのに美しい青春グラフィティ
主人公は高3女子のハダシ。時代劇が大好きだが所属する映画部が撮影しているのはライバル花鈴が監督するユルフワな青春映画でちっとも面白くない。自作の脚本で時代劇を撮りたいが文化祭では一作しか上映しないのが映画部の決まり、脚本選考で花鈴に乾杯したハダシには予算が回ってこないのだった。そんな折ハダシの前に現れたのが凛太郎。彼の容姿が余りにも自分の脚本の主人公として理想的だったので、舞い上がったハダシは嫌がる凛太郎を無理矢理主役に抜擢、親友の天文部員ビート板と剣道部員のブルーハワイを巻き込んで映画製作に突き進むが、凛太郎には誰にも言えない秘密があった。
正直言うとかなりデタラメな作品。恐らくは『時をかける少女』みたいな話にしたかったんでしょうが凛太郎の秘密は序盤で無造作に暴露されるし、タイムトラベルものなのにタイムパラドックスのことを気にしている様子がほとんどない。ハインラインの名前がシレッと引用されるからと言ってSF小説へのオマージュは全然見当たらない、そもそもハダシが時代劇好きというところに何のリアリティもないのに、その時代劇好きぶりを補強するような描写もない。だいたいこんなタイトルなのに映画部が撮影に使っているのはiPhone。そして出演者のほとんどの演技が寒い。だいたいポスタービジュアルのシーンがどこにもない。どこまでもデタラメなのに余りにも愛おしいのは観ている方が恥ずかしくなるような舌足らずさが全編に滲んでいるから。好きなものを好きと言えない、やりたいことがあるのに難癖つけてやらない、そして好きな人に好きと言えない。このやたらと遠回りでメンドくさい堂々巡りこそが青春、その不細工さを不細工なままでやや粒子の粗いフィルムに焼き付けた尊さにハートをブチ抜かれました。そういう意味ではポスト大林宣彦の作品と言っても過言ではないかと。
登場人物達のあだ名について何の説明もないぶっきらぼうさもいいし、ほぼ素人集団の演技陣の中で一人気を吐いていたのが板橋駿谷。自分が老けてることをやたらと気にしている高校生ダディボーイの存在がパラパラと崩れてしまいそうな儚い映画の核になっていたと思います。もう一人重要なのはビート板を演じた河合優実。青春映画には欠かせないメガネっ子という鉄板キャラをあくまで等身大に体現したさりげない演技力に感動しましたが、『佐々木、イン・マイ・マイン』の苗村役で陰影の深いキャラクターをさりげなく演じていたことを思い出しました。
完璧からは程遠いのに忘れ難い、実に印象的な作品です。
コロナ禍で疲れた心を少しだけ癒してくれる
この映画のジャンルは何といえばいいのだろうか。SF映画というにはあまりにもすべてのシーンが日常的だし、青春ラブストーリーというには恋心の盛り上がりに欠けている。
しかし面白い。主人公ハダシには、情緒不安定みたいな危なっかしさと、それとは裏腹の執念深さというか、諦めない粘り強さみたいなものがあって、そのふたつが自転車の前輪と後輪のように微妙なバランスを保っているようだ。なんとも珍しいタイプのヒロインである。か細いように見えるハダシだが、意外に牽引力があって、周囲をぐいぐいと引っ張っていく。
周囲もそんなハダシの底知れぬ情熱に浮かされるようについていく。理由はわからないが、なんだか楽しそうだからだ。そもそも複数の人間が集まってひとつのものを作るのは、どんなことでも楽しい。衝突して分裂しそうになったり、また収斂したりと、青春そのものである。
本作品はそういった誰もが共通して持っている感覚にうまく訴えかけている。観客は最初から最後までハダシの精神状態を心配しながら鑑賞することになるが、それはハダシと一緒に映画をつくろうとしている生徒たちも同じで、その不均衡が物語を力強く進めていく。
まったくよく出来た映画だ。中学校の作文だったら満点をもらえるだろう。鑑賞後に心に残るものはあまりないが、自分の青春時代を思い起こして懐かしい気持ちになる。コロナ禍で疲れた心を少しだけ癒してくれる清涼剤のような作品だと思う。
毬藻
これは紛れもなくこの夏最高のラブストーリー。
もうね、好きってしか言えねえ。
伊藤万理華は乃木坂オタ的視点から見て歴代メンバーの中でも最も芸術的センスが高かったとは思うが、ここまで役を引っ張る力があるとは思わなかった。
劇中劇の2本とも見てみたいし、伊藤万理華はほんとに自分で撮っても良いもの撮ると思う。
キュン過ぎ。
元乃木坂とか関係ない素敵な青春劇
元乃木坂のアイドルが
時代劇マニアの女の子が学生映画を撮るSF青春劇。
JK主人公青春映画をあえて2つに分けてみよう。
①王道レールの上でお金を掛けてメジャーに仕上げる作品
②本人たちの素に応じた多少手作り感のある作品
この作品は②、というか②しかダメ。
②には本物の汗や涙がある。
本当にみんなで一生懸命作った感がたまらん。
もちろん荒々しさもある。
ラストなんてもう、
なんて心地の良い強行突破でしょう(^_^;)
でも、そこらのスイーツムービー観るより
全然楽しい\(´ω`)/
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