サマーフィルムにのってのレビュー・感想・評価
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ラストシーンはぐっときた
物語のつっこみどころ、というかリアリティのなさが良くないかんじに出てる。
たぶん、破綻してるのを力技でまとめてるのかな。
けど勢いはすごい。
たぶん俳優さんの力なんだろうな、と思う。
好きなシーンはたくさんありましたヨ!
個人的に陽キャの子(花鈴)を無理に悪者にしてないことに好感を持ちました。
そして凛太郎の魅力がよく分からなかったです。
顔がいいからいいだろってことなんでしょうか…?
同じ趣味の男の子と対等におしゃべりしただけで好きになっちゃうだろ?ってことなんでしょうか?
全体的に『おじさんによる、おじさんのためのおじさんが観たい女子高校生映画』なんだろうなーという印象でした。。
驚異の完成度のB級映画
結局恋愛
途中まですごくおもしろかったです。
最終的に男女間の恋愛に収束したのがかなりショボーンでした。高校生とはそういうものなのでしょうか。
時代劇や映画制作への情熱だけで最後まで描ききってほしかったな。だから「時かけ」の要素は別にいらない。時代劇の、照明(陰翳)の美学だったり、殺陣だったり、音も全部アフレコでいいから効果音や曲を研究したり、そういう熱意がみたかった。過去に名作は山ほどあるけれど、それでも現代に生きる自分が表現せずにはいられない衝動とかってすごく好きなテーマなのですが、異性への恋愛というのがノイズに感じてしまいました。
最後の幕切れも潔くてかっこよかったけど、ラストのタイトル「サマーフィルムにのって」ドーン!にいたっては、かなりダサい。
でもエンディングの曲の感じでなんとなく理解しました。結局この映画は、キラキラ大好き愛してる系映画なのだと。おじさんの出る幕ではなかったかも
絶賛してる人多いしね。
なんか御免
評判に違わぬ熱く、そしてちょっぴり切ない青春映画
バイバイとさようなら
個人的には「ビューティフルドリーマー」の方が好きだったけれど、ど直球な青春にラブコメ、時代劇、SFと、寄せ鍋どころか闇鍋の体なのに、気持ち良くラストに集束していく様は、お見事と言う外ない。
坂の人だとは知らず、「絶妙なイラ加減だなぁ」なんて「賭けグルイ」「お耳に~」を視ながら思ってましたが、今回も絶妙でした。ビート板とブルーハワイがツボ過ぎて注目が薄めだったのもあるかもですけれど(苦笑)。キャラは濃い目で味付けは薄め、そんな加減がアダ名の見事さも相まってスルリと腹に落ちました。
ただラストがなぁ。自分の中では「どうあれ完成した映画には腹を括る」が映画作品のスタンスなので、物語の止めとしては嫌いじゃない(むしろ好き)けれども、舞台演劇になってしまったなぁなんて、少し冷めてしまったのは否めない。それでも心地好い時間を過ごせたのは確かなので、オススメなのには変わりありませんです。
夏の青春ものは良いものですねっ♪
「不要不急」と言われた映画への熱いエール
勝新太郎を愛する映研所属の女子高校生が、理想の剣士役と出会って、温めていた脚本をもとに、仲間たちと時代劇映画を創る。ところが、実はその彼は、タイムマシンでやって来た未来人で…という、まさしく学生の自主映画のような設定。
映画自体も低予算で、いわばPFFスカラシップ作品のような味わい。撮影でのアクシデント、淡い恋模様、ライバルとのつばぜり合いなど、描き方は薄めだが、好感は持てる。夜の体育館のシーンなど、青春ぽい。
主役の伊藤万理華は、乃木坂時代は全く知らないが、猫背、がに股、白眼まで見せて、頑張っている。特に、ラストの箒での立ち回りは見事。
未来人に向けたカメラ目線でのメッセージが、「不要不急」と言われた映画への熱いエールに感じられた。
決着をつけないのは時代劇じゃない
市川雷蔵、勝新...
青春って良いよね
期待値が高すぎたカモ
女子高生、学生映画、時間物…。素材は大好物ばかりなのだが、調理方法が合わなかったか。友人達の評価は高いんだが自分には粗ばかり目だって最後まで乗れずじまい。
主人公の友人二人の役者が良かったかな。河合優美と祷キララ。
この夏の思い出
ただの青春ムービーかと思いきや、、、
観賞後の感想としては「面白かった」です。
なんだけど「いや〜面白かったぁ」ではないんですよね。
どうしてなのか自分なりに考えたのだけど、安直にタイムリープ使い過ぎじゃないですか?
最近の映画ちょっとタイムリープに頼り過ぎるとこあるでしょ。
あれだけ映画制作、時代劇への想い、恋愛感情が交錯するストーリーならタイムリープなど使わず青春ムービーにまとめた方が良かったんじゃないかな。正直、金子大地が未来人だと分かった時も大した驚きもなく「へ?」ってくらいにしか思わなかったです。まぁ、出落ちみたいな。
伊藤万理華の演技がどうしたこうしたありますけど、別に上手くは無いけどコジらせた演技が良かったです。
あと板橋駿谷は名バイプレーヤーとして立ち位置確保しましたね。
余韻
新感覚時代劇部活青春恋愛SF映画
タイトルに入っている要素がこの作品には全て入っている。
というと驚く人が多いだろう。
こんなに要素を入れたら作品として破綻するのが普通である。
しかしこの映画はこれらの要素を全部入れて素晴らしい映画を作り上げてしまった。
これだけでも驚嘆に値する。
未来に映画が存在しないというのは現在映画が抱える問題を如実に描かれていてすごかった。
最後の凛太郎の「映画作ります!」という叫びはたとえ見る人が少なくなっても映画を作り続けるという制作者の覚悟が伝わってくるようで素晴らしかった。
そして、最初は他の映画部員が作るキラキラ恋愛映画に対抗して時代劇を撮り始めた主人公達が最後に映画部と和解する展開も素晴らしかった。
どんな映画であろうと作品であることに変わりは無くそこに作り手の想いが込められていない事は無いという主張が伝わってきて最後の後味の良さにひとつ繋がっていると思う。
その他にも時々クスッと笑わせてくるシーンがあったりしてとても見やすかった。
新解釈時をかける少女
映画部の文化祭で上映する投票に自分の作品が落選し、映画を撮るのを諦めていたハダシがある日主役にピッタリの男子に会って大好きな時代劇を撮る話。
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最近こういうサブカル青春映画を見る度にもっと自分の好きなことを追い求める学生生活を送ってれば良かったなと何度も思う。周りの目を気にしてコアな映画好きとか言えなかったー!!あー無駄にした!!友達の男関係の話なんて全然興味なかったー!!!.
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でも大人になるにつれて誰にも咎められず自分の好きなこと突き詰めれてちょー楽しいよやっほーい!って感じでもある(笑).
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なので私は実はラブコメ好きだけど周りがコアすぎて好きって言えないブルーハワイと一緒だったな。この子の設定って普通はコアな趣味を人前で言えないって設定になると思うけど、それが普通のラブコメなのがこの映画の良いところ。
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どんなにくだらなさそうなラブコメ作品でも馬鹿にしない、ものづくりをしてる人の気持ちは一緒というスタンスが今作の溢れ出る映画愛。
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巨匠のデビュー作を見るために過去にタイムスリップするというのも、映画ファンからしたらめちゃくちゃ分かる設定では?私だってキューブリックの幻のデビュー作(そんなものがあったら)見るためだったらタイムスリップする。
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