サマーフィルムにのってのレビュー・感想・評価
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熱く爽やかな青春映画の映画
キラキラな恋愛映画を作る映画部に対抗して謎の男凛太郎を主役に時代劇を撮りはじめる女子高生ハダシの話
都会からかなり遅れて9/10公開
予習なし失礼ながらあまり期待もせずに観ました
ところがところが…
最初はアニメのようなオーバーな感情表現に違和感があったけど慣れてきたのかだんだん自然に思えてくる
それだけでなく表情豊かな皆に愛着すら湧いてくる
凛太郎には秘密があるけどその秘密がとんでもない笑
一見話がメチャクチャになりそうなネタなのに最後はしっかりまとまっている
熱く!そして爽快感漂うラストは最高
こんなに『よかった』…と思える青春映画は久しぶり
やっぱり予習なしで観る映画はいいなと思いました
登場人物皆好きなんだけど
1番のお気に入りはダディボーイ
パンフレットに載ってた短編漫画サマーフィルムにのって あれからも凄くよかった😃
また観たいな
夏っぽさが薄い!!
時をかける少女✕ちはやふる、スウィングガールズ。
周りに馴染めない人間が一念発起する内容は決して嫌いではない。
話が納得しづらい、演者の演技力が今ひとつなどなどあるけど、嫌いにはなれない、というより割と好き。
『好き』と言う感情が全編貫いているのも好感持てるし、実はみんな良い子だったというのも『ブックスマート』みたいでとても良かった。
ラストの殺陣シーンは迫力さえ感じた。
ただ!!タイトルにもあるんだから、もっと『夏』を感じさせてほしかった。ギラつく日差しもないし、高校生で野外の活動満載なのに日焼けもしないって…。
非常に惜しい一本。
現役の高校生なら楽しめるの?
監督の女子高生が学園祭用映画の主役に抜擢した男の子が好きでした、ただそれだけの話。そんなのわかっとるわい!
別にその映画が時代劇である必要も、主役が未来から来た男である必要も、恋愛路線の映画を作る美人のライバルがいる必要もない。
また、未来が、タイムマシンを自由に使える高度な文明にありながら、食事の楽しみもなく映画もないというかなり暗く重い設定なのに、未来人はあっけらかんとして明るいのが、かなり不気味というか違和感があった。どのくらいのスパンで先の未来なのかわからないが、昭和の名画がほとんどないのに令和に作られた主人公の映画は残っているという設定も謎過ぎる。未来で巨匠だからか?
主人公は学園祭で上映中の自主映画をラスト前で止めてしまい、このラストを撮り直すとか言って、みんなの前で未来人に告白しながらチャンバラするが、私が観に来ていた学生なら呆れて帰るよ?
というか、自分がとっくにいない遥か遠い未来に映画という文化がないということにショックを受けるより、自分が将来映画監督の巨匠になるという事実のほうが余程重くないの?知ってしまったプレッシャーやジレンマが一生ついてまわり、未来への過信から傲慢になったり懐疑的になったりと常に悩み苦しむ将来となるのは、高校生なら容易に想像つくはずでしょう?
とはいえ、かなり強引な性格の主人公なので、巨匠になるのは既定路線だから気にもならないってところなのかもしれない。そんなことより未来に帰っちゃう彼に告白をするのが、今一番大切ってことなのかな。現役高校生なら共感できるんだろうか?
ということで、私は主人公に全く共感できなかったし、物語自体も浅いと思った。
うまくまとめあげたなぁ
未来に残すべき映画!
『座頭市物語』や『十三人の刺客』、『椿三十郎』といった時代劇に夢中になってる女子高生たち。主人公ハダシ(伊藤万理華)も勝新太郎の居合い抜きがメチャ決まってるし、剣道の達人とも言えるブルーハワイ(祷キララ)や天文部のビート板(河合優実)といった女子三人組の時代劇オタクが自主制作映画「武士の青春」を撮ることになる。むしろ彼女たちがチャンバラごっこを現代にもたらしたタイムトラベラーじゃね?などと思えた序盤。
映画部に所属するも、好きな時代劇を作らせてもらえないハダシ。ずっと温めてきた脚本で撮りたかったのに主演男優が見つからないので燻り続けていたのだ。そして凛太郎(金子大地)と出会ってから、照明、録音、助演男優を見つけていく。文化祭では映画部のキラキラ恋愛映画をぶっ潰そうとゲリラ上映を考えていたが・・・
低予算ということもわかるし、完璧な作品とは言えないかもしれない。キャラや映画愛という点でも『映像研には手を出すな』そっくりだし、ストーリーにおいてもSF的観点からすれば未来人と打ち明けるのは早すぎるし、個人的には音楽担当者がいなかったことにも不満だった。しかし、それ以上に高校生の熱量を感じ取れるし、映画を無くさないでほしいという願いがひしひしと伝わってくるのです。
タイムパラドクスを起こしちゃいけない!というSFテーマもわかりやすいし、ハダシ監督のデビュー作品が残っていない事実。これにしたって未来人が映っていちゃまずいもんね。予想ができる展開ながらも、ラストではまったく無防備だった自分を思い知らされるほど驚愕の展開。「打倒ラブコメ」とは言いつつも、やっぱり恋愛要素がなけりゃ青春映画じゃないよね~と改めて認識させられました。大好きでいいんだよ!で、ラストは結局斬ったんだっけ?と忘れてしまうほどだったので、もう一度見たい。というか保存版にしたい!
アマチュアの映画の良さをふんだんなく発揮させてたし、こだわりの勝新の殺陣、それに凛太郎の衣装がなんとも言えない。グレーのタートルネックは「時をかける少女」が原作のNHKドラマ『タイム・トラベラー』のケン・ソゴルにそっくり。気になった方はケン・ソゴルの画像を検索してみてください。
とても可愛らしい映画
前評判の割には、、
ラストの盛り上りがすごく良かったのだけど・・・
これだから映画が大好き
映画を作る映画。ということで見てみよっかなーくらいの軽い気持ちで鑑賞。公開からしばらく時間が経っての鑑賞ですし、まぁ期待はそこまでしていないです。タイトル的にも微妙そうだし笑
え、え、え、え、めっちゃ面白い。
これを求めていた。自分はこれを求めて映画を見ていた。もうたまらない。最高すぎる。言葉にできない...
時代劇が大好きな映画部のハダシ(伊藤万理華)。文化祭に上映する映画に自分の考えたものが選ばれず、キラキラ恋愛映画を撮る羽目になった彼女は不貞腐れながら、渋々撮影を手伝っていた。
ハダシというキャラクターが凄い。
かつてこんなにも愛おしくて魅力的な高校生のヒロインがいただろうか。負けず嫌いで、でも仲間思いで、少し自分勝手だけど誰よりも映画愛に溢れている。今年見た映画の中でもしかしたら1位では?と思えるほど、大好きな主人公だった。こんな主人公が見たかった!!!
そんなハダシを演じた伊藤万理華も凄い。
繊細かつ大胆な演技で、困ったり喜んだり感情変化が分かりやすくて一気に引き込まれる。めちゃくちゃ可愛いのにめちゃくちゃカッコイイ不思議な女優。元アイドルとは思えない演技力で、これからも彼女の作品をずっと見たいなと感じた。
他のキャラクターも個性豊かで非常に楽しい。
高校生とは思えない顔つきで渋い声のダディボーイ
自転車にライトを付けまくるヤンキー?の小栗
ピッチングでどの選手かが当てれる騎田&増山
ただただハダシのそばに居たいビート版
本当は恋愛ものが大好きなブルーハワイ
全員愛おしく、どこかズレてて面白い。
見事な青春映画。
「子供はわかってあげない」でも感じた青春の無限大の可能性と素晴らしさ。今作もまたそれを感じさせてくれて、四季の中で1番嫌いだったはずの夏が映画の世界では1番好きな時期となった。弾けて爆発しそうなくらいテンションが上がる怒涛の96分間。
シンプルそうで全くシンプルじゃないこの映画。
ドキュメンタリーのようなリアリティもありつつ、かなりぶっ飛んだSF要素もあって、映画の愛と人への愛も描かれて、時代劇のカッコよさも盛り込まれている。何だこの映画は〜と半ば呆れの状態で映画を見ていたら、一気に虜に。
ラストは驚きの展開で爽快。
何が何だか訳の分からないまま、自然と涙が出てきてものすごい鳥肌に襲われる。恋愛×青春×映画愛×時代劇×SFの全要素をひとつにまとめ、予想もつかない最後を迎え最高の余韻をもたらす。満足度が半端ない。こんな、まさかを求めて映画を見ているんだ。主人公の映画愛と自分自身の映画愛が確認できる、これ以上ないラストだった。主題歌も超良いし!!!
見終わった直後よりも、しばらく時間が経った今の方が最高。面白さが時間が経つ程気づき始めて、興奮がとまらない。DVD出たら買って、家で何度も何度も見たいそんな映画。映画が好きじゃダメですか??映画を愛しちゃダメですか?? 時代劇、見てみよっかな。
本当に最高でした。
カッコイイ主人公と魅力的な登場人物。無駄のない脚本にぶっ飛んだストーリー。非の打ち所がない締め方と浸れるエンドロール。★5.0の満足度!!!
ありがとう。本当にありがとう。こんな素晴らしい映画を作ってくれてたスタッフ全員に感謝!!!!
結局、大好きってしかいえねーじゃん!
アマチュア映画も今ではスマホで撮影するのかと感心しつつも、概ね面白く観ることができた。
最も賛否が分かれるラストの展開については、いくら時代劇オタクであろうが、何だかんだ言ってもイマドキの女子高校生なので、何よりも好きになったこの気持ちを真正面から相手にぶつけたい、という大オチに対しどう表現するかということかと思うが、あそこまで強引にドラマティック仕立てにする必要があったのかは疑問が残るところだ。
個人的には悩んだ末にやっと書けた脚本なのでまずは最後まで上映した方が効果としてはあったのではないかと思っている。
金子大地は鬱屈し内に籠るような繊細な役を演じさせれば一級だが、本作の凛太郎のように簡単に自分の重大な秘密を明かし、未来では映画が無くなっているなどとあっけらかんと口走るような鈍感で明るい役柄も案外上手だということがわかった。
両脇を固めたビート板とブルーハワイ役の子達はそれぞれ凛太郎と恋愛ドラマが好きであるという事を表に出せず、葛藤しつつも自分たちなりに対処していく様を誠実に演じ、ザ・女子高生という雰囲気をしっかりと出していた。
さて主演の伊藤万理華だが、演技がそれほど上手ではなく、いくら時代劇オタクとは言え高校生らしい溌剌とした感じも受けられなかったことが大変残念に思った。
他の鑑賞者同様私自身も昔高校生だった訳だが、この映画を見て今の自分と照らし合わせ、若く元気で無知で無鉄砲だったあの頃を懐かしむと言った青春映画の醍醐味をこの主人公ではどうしても味わうことができなかった。
猫背で若いのか年寄りなのかわからないビジュアルがどうしてもこの大事な感情を持つ事に対し邪魔をしてしまった。
先に鑑賞した「子供はわかってあげない」で同じ高校生役を演じた上白石萌歌さんのみずみずしいく等身大の演技を観た後であったこともそんな評価に影響したのかもしれない。
主役以外もとても高校生には見えにくい役者さんを多く当てている事も面白みを半減させた要因だと思う。
特に板橋駿谷(良い役者さんなのはわかってます)に至っては調べたら37才であった。
どうせ無名の役者さんを多く起用するならもう少しやり方があったのではなかろうかと思った。
最高の組み合わせ
あらら
最後の殺陣は体がよく動いていたし、殺陣はラブシーンという理論も賛成でそこは良かったけど。
でも最後の最後で上映を止めるのはダメだよ。
ものを作る人間として絶対にやっちゃダメ。
上映中「え?」「あれ?」と不自然なところが続いていたけど、応援する気持ちが完全に離れちゃった。
プロットは良かったんだけど、ノイズが多過ぎる感じ。!)
映画部が出てくる映画なら、吉田大八監督の「桐島、部活やめるってよ」を熱く推します。
伊藤万理華ちゃんに適任だった。
映画部のパッとしない子が友達やクラスメイトなんかを巻き込んで時代劇を作る物語。
コメディ、青春映画としてとても良い映画。
それにしても、伊藤万理華ちゃんは物事に没頭している高校生役がまあ似合う。
いまテレビ東京でやっているドラマもチェーン店のご飯を愛してやまない役だけど、本当にそういう役が似合う。
また、物語の主人公の立ち位置が乃木坂46の『あの日僕は咄嗟に嘘をついた』のMV を思い出させる。
みんなの輪の中心になっている子を陰から見ている感じは、乃木坂時代のMVの役柄に似ていて、MVの設定も演劇部だったので何となく親和性を感じた。
ただ、これはアイドル映画ではなくて、伊藤万理華ちゃんはもちろん、脇役の俳優さんもそれぞれ良い味を出している。
乃木坂時代の伊藤万理華ちゃんが好きだった人はもちろん、俳優としての彼女が好きな人、映画好きな人に是非見てほしい映画。
最高の青春
色々とすごい思い出に残った作品。
キービジュがずっと気になっていて、公開直後にチケットとったんです。
そしたらその夜に息子さんが発熱。こりゃ明日預けるのは無理ってなって、翌日は病院へ奔走する(お盆と重なってほとんどやっていない)事に。
もちろんチケットは無駄に(システム上キャンセルができない)してしまいまして。こんな事は初めてでした。
まぁでもこんな時期だし、シアターに還元できてるんなら良いのかなって自分を慰めてたりとか思ってました。
でも、今度は看病してた息子さんの風邪をもらってしまったんですよ。
発熱こそ無かったものの喉にきてて、時々思い出したように咳き込んでしまうんですね。
時期が時期だし、これはちょっと無理だよなぁってまた見送る事に。
そんなこんなでこんな時まで鑑賞がずれ込んでしまいました。
そんな本作、とにかく最高でした。
時代劇というか映画愛に溢れ、開始直後からとにかくドキドキが止まらない。7人なのも絶対そうですよね?
これだけ綺麗に青春を切り取った作品は中々ないと思います。
割とどうでも良い内容なんですが兎に角その熱量が凄まじく、ラストの立ち会いは涙が止まらない程でした。
もう脚本だのカメラだの細かい事は置いといて、最高の青春を見せてもらいました。
もう一度言います、本当最高でした。
のめり込み過ぎで頑固な青春
若い時って自分の好み以外を嫌う癖がある。
やっかいな事によく知りもしないのにだ。
でもそんな根拠のない熱い思いが原動力になる場合もある。
大衆受けが全然面白くない、ちっとも興味湧かなくて、モヤモヤ、メラメラするハダシのパワーは物凄かった。
映画など興味ない同級生を滑らかな口調でスタッフとして調達、バイトして資金集め。たたみかける様にスタートしてしまうこの感じが良い。
未来の映画の設定も納得出来るものだった。
2時間も椅子に座ってられないなんて珍しい話じゃない現代人から想像するに、全然かけ離れていないのだから。
ここら辺はSFってよりリアルな感じがした。
グイグイ引っ張っていくハダシ監督が別な顔を最後に見せる。夏が終わるのが寂しくなっちゃうあの感じを一緒に味わった。
シネマは時を越えて
シネマがなくなる!
すっかりストーリーに同期して浸っていたために、「未来の社会ではシネマは死滅する」と聞いて、本気で錯覚しました。シネマやシアターが消えたら、どうやって生きていけばよいのだろう。
恋とタイムスリップもある
未来から来た青年は初めは時代劇のヨダレもののポスターでも釣られなかったのに、やがて時代劇に憑かれた女子高生と一体になり、シネマ制作にのめっていく。その熱量に、この作品の恋もタイムスリップも呑み込まれたと言う感じです。
もちろん、ほろ苦い海辺の恋も、とぼけたタイムスリップも良かったです。
仲間とライバルも思い一つ
頑張るヒロインに少しずつ引きずられていく仲間たちも、更にライバルチームの熱意も自然。挫折を露わにしたのはヒロインで、他のメンバーに明らかな挫折や対抗意識がなかったのは、作品的に成功したと思います。シネマに対する愛だけが強調された。
海ほどに深いシネマ愛
凛太郎は、敬愛する女流監督の高校生時代に恋する訳ですね。ここのSFらしい切なさも良かった。
そして未来のシネマを、絶対に絶やさないことを決意する。深くて執念深くて計画的なシネマ愛。
どちらが勝った?
座頭市はどこかで使われると予想していましたが、最後の最後、ハダシと凛太郎が斬り結ぶシーンでとは思い及ばなかった。このカットでエンディングして、後日のシーンが一切なかったのは、少し寂しかったけれど強烈でした。
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