レジェンド・ハンター ハリウッドの秘宝のレビュー・感想・評価
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お宝は金でなくフリンでしたか
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昔のハリウッドのアクションスター、エロール・フリンの自伝的回想録をもとに創られたという冒険映画。名前は知っていたが古すぎて出演作を観ていないので邦題のような大げさな扱いはピンと来ません。
エロール・フリンは子供の頃からの問題児、退学、転校を繰り返し10代より仕事を転々とし、事務員、金鉱発掘夫、船員、漁師など様々な職に就く、18 歳のときにパプア ニューギニアに行き、タバコの栽培とモロベ金鉱での金の採掘などを行っている。ニューギニアの金の話はその頃のエピソードなのだろう。21歳の頃フリンが関与したヨットの難破船に関する記事がオーストラリアの映画製作者チャールズ・ショーベルの目に留まり映画界に入った。その後英国に移り短期間舞台俳優を経験したのちハリウッドに渡っている。伝記と言っても映画だから都合よく脚色しているのが伺えます。
私生活は酒と喧嘩にドラッグに猥褻事件、挙句に死後にはバイセクシャルやナチスのスパイ説など表れてまさに醜聞の帝王、そのせいか映画の中でもやたら殴り合いが繰り返されていましたね。お宝探しが目的の筈が道中の中国マフィア騒動や悪徳市長の陰謀に巻き込まれてのドタバタ劇、ヨットシロッコ号の船長のメロドラマなどがグダグダと続き一向にお宝は出てきません。
お宝がフリンだったような結末で邦題の意味は分かったものの騙された感が否めません。
オーストラリア・カナダ合作映画、エロール・フリンが地元オーストラリア出身の大スターということでの映画化なのでしょう。
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