「意外と楽しめる裁判劇」シカゴ7裁判 roadyさんの映画レビュー(感想・評価)
意外と楽しめる裁判劇
簡単なあらすじを聞くと小難しい映画のように思うが、全然違う。
編集がよいのでテンポよく飽きさせないし、時折サシャ・バロン・コーエンが繰り出す小ネタに声を上げて笑ってしまう。
実話を元にしつつも、脚色も結構あるようで批判の的になっているようだが、現在のBLM運動を思わせる題材でもあるし、楽しみつつ考えさせられる作品となっている。
元々、パラマウントが配給する予定だったが、コロナ禍で断念しネットフリックスに権利を譲った作品が、劇場で観られるとは不思議なものだ。ジョセフ・ゴードン=レヴィットを除いて日本で有名な役者は出ていないし、この機会を逃せば片田舎では観ることはできなかっただろうなぁ。
日頃、観たい作品が地方のシネコンでは観られないことに文句を言っているが、今回も観客は10人以下なので、劇場としても、だって客が来ないじゃんと言いたいところだろう。
しかし、これは観た方がいいよ。傑作だ。
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