「Netflix x アーロンソーキン = 抜群の安定感」シカゴ7裁判 donmai_honamataさんの映画レビュー(感想・評価)
Netflix x アーロンソーキン = 抜群の安定感
どうもNetflixオリジナルには抵抗がある
それは、いろんなジャンルを見ながらも、どこか視聴者の求める最大公約数でスクリプトを引いたような、そんな良く言えば安パイを地で行く、悪く言えば作家性を感じさせないどこかトゲを抜かれた作品が多いような気がしていたから。
で、今回の作品のような既にストーリーにメッセージ性があって、そして意表をつかれるよりは安心してクライマックスに期待できる下地、そしてアーロンさんという鉄板なドラマを撮れる監督の組み合わせは、すこぶる安定感が良いことに気づけた。
さすがにお金もあるから、俳優陣も良い。
たまたま、最近ペンタゴンペーパーズを見てて、自分の中で下地ができてたのもあり、あっという間の2時間強。
やっぱり、12人の怒れる男にはじまるこうした法廷ものは、分かってはいても最後のカタルシスにやられるのです。
それにしてもこのアーロンさんという監督、どこかくたびれた方程式で作品を作りがちだけど、その安心感が何よりも心地いいのです。
一周回ってやっぱりいいやつ。
しかし、家でもいいのに、あえて映画館で見て良かったと思わせてくれるレベルの作品をポンポンつくっちゃうNetflix、すげえわ。
今後もお世話になります笑
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